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耐震性能の先にある安心感

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毎日の暮らしが穏やかであるために。


どんな時も「家が守ってくれる」と思える安心を。見た目ではわからないけれど、確かに家族を支え続ける“見えない力”があります。


それが、耐震性能。今日は耐震性能について、これから家をつくるために知っておきたい大切なことをお伝えします。

安心・安全の家を支える構造と性能

家づくりにおいて最も大切にしたいのは、「家族を守れる構造と性能」が備わっているかどうかです。

 

外観や内装のデザインも重要ですが、それ以上に、長く安心して暮らせる住まいには見えない部分の品質が問われます。災害大国・日本においては、耐震性や断熱性といった構造的な性能の高さが、家族の命と暮らしを守る鍵となります。

 

まず注目したいのが耐震性能です。日本では地震が頻発するため、耐震等級3(最高ランク)を取得した住宅は大きな安心材料となります。単に地震に「耐える」だけでなく、地震の揺れを吸収・軽減する制震技術や免震構造も、より安全性を高める手段として注目されています。

 

次に、断熱性・気密性の高さも住まいの快適性と安全性に直結します。断熱性能が低い家は、冬は寒く夏は暑く、光熱費もかさみがちです。HEAT20やZEH(ゼロエネルギーハウス)といった基準を満たす住宅は、省エネで快適、そして健康的な暮らしを実現してくれます。

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また、劣化対策やメンテナンス性も見逃せません。長期優良住宅の認定を受けた住まいは、耐久性や維持管理のしやすさに優れており、将来的な修繕費も抑えられます建てた後も長く安心できる家であるかを判断するには、こうした基準や性能を確認することが欠かせません。

 

さらに、防火性能・防犯性能にも配慮することで、日常のささいな不安から家族を守る住まいになります。準防火地域や防火地域では、建材の選定も重要ですし、窓や玄関の施錠性能・防犯ガラスなども安心につながります。

 

このように、「安心・安全な家」は見た目では判断できません。設計段階から構造や性能にこだわることが、何十年にもわたって家族の命と財産を守る住まいづくりにつながります。住宅会社選びでは、デザインや価格だけでなく、構造計算や性能値までしっかり説明してくれるかも重要なチェックポイントです。

地震への備え「耐震等級」

日本は世界でも有数の地震大国。だからこそ、家づくりにおいて最も重要な性能のひとつが「耐震性」です。建物が地震で倒壊しないよう、構造計算に基づいて安全性を確保することが、家族の命を守る第一歩となります。

 

耐震性は、「耐震等級1~3」という基準で示され、等級3は最も高いレベルで、大地震でも倒壊しにくい強さが求められます。これは消防署や警察署など、防災拠点と同等の耐震性能です。家族の命を守るシェルターのような存在と考えてもよいでしょう。

 

耐震等級は、住宅性能表示制度により、第三者機関が認定する仕組みになっています。設計段階から正確な構造計算を行い、建築基準法を超える性能を持つことが条件です。設計士や工務店に、耐震等級を取得するかどうかを事前に確認することが大切です。

 

また、耐震性だけでなく、制震・免震といった技術も併用することで、より安心な家づくりが可能です。制震ダンパーなどの導入により、繰り返し地震によるダメージを軽減し、建物の劣化を抑える効果もあります。地域の地盤特性に応じた構造選びも重要です。

 

「耐震等級3を取得した家」は、それだけで大きな価値を持つ資産になります。万が一売却する際にも、高い評価を受けやすく、地震保険料の割引が受けられるメリットもあります。安心・安全・資産価値の三拍子が揃う耐震等級3の取得は、将来を見据えた選択といえるでしょう。

快適な暮らしを支える「断熱・気密性能」

家の中が冬は寒く、夏は暑い…そんな悩みを解消してくれるのが断熱性と気密性の高さです。外気の影響を受けにくく、室内の温度を一定に保てる家は、身体にも家計にも優しい暮らしをもたらします。

 

断熱性能は、住宅の省エネ性を示す重要な指標であり、UA値(外皮平均熱貫流率)などの数値で評価されます。数値が低いほど断熱性が高く、冷暖房の効率も向上します。近年は、ZEH(ゼロエネルギーハウス)基準の住宅が注目されており、光熱費削減と環境配慮の両立が可能です。

 

一方で、気密性能はC値(相当隙間面積)で示され、気密性が高いほどすき間風や熱損失が少なくなります。このC値をしっかり測定している会社かどうかも、施工精度や性能へのこだわりのバロメーターといえるでしょう。

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断熱・気密性能が高い家は、健康面へのメリットも見逃せません。室内の温度差が少ないことでヒートショックのリスクが軽減され、特に小さなお子様や高齢の方がいる家庭には安心です。さらに、結露の発生も抑えられるため、カビやダニの繁殖を防ぎ、空気環境も良好になります。

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快適性・健康・光熱費削減を実現する断熱・気密性能は、これからの家づくりに欠かせない視点です。デザインや価格だけでなく、性能値を確認し、数値に裏付けされた住まいを選ぶことが、後悔しない家づくりにつながります。

長く住み続けるための「耐久性・メンテナンス性」

どんなに素敵な家でも、長く快適に暮らし続けるためには「耐久性」と「メンテナンス性」が重要です。住まいは建てた瞬間から経年劣化が始まるため、劣化しにくい素材や構造を選ぶことが、将来の負担を減らす鍵になります。

 

耐久性の高い構造としては、劣化対策等級(性能表示)で最高等級を取得している住宅がひとつの基準になります。通気工法・防腐防蟻処理・耐候性のある外壁材などを採用することで、構造体の寿命を大きく伸ばすことが可能です。

 

また、メンテナンスのしやすさも見逃せません。例えば、外壁や屋根の塗装周期が長い素材を使うことで、将来的な修繕費用を抑えることができます。配管や電気配線の交換がしやすい設計も、ライフステージの変化に対応しやすくなります。

 

「長期優良住宅」の認定を取得している家は、国が定めた基準に基づく長持ちする家として、税制優遇や補助金の対象になるメリットもあります。性能だけでなく、資産価値の維持にもつながる選択です。

 

将来を見据えた家づくりには、初期コストだけでなく、維持・修繕コストを含めた「ライフサイクルコスト」での判断が求められます。メンテナンス性に優れた家は、暮らしの質も維持しやすく、結果的に住まいの満足度が長く続くのです。

災害リスクに備える「防災・防犯性能」

地震や台風、水害など、自然災害が多い日本においては、「防災性能」の高さが家族の命を守る鍵になります。立地・構造・設備のすべてにおいて、災害リスクを事前に想定しておくことが、後悔しない家づくりにつながります。

 

たとえば、ハザードマップの確認は家づくりの基本です。洪水や土砂災害のリスクがある地域を避けることはもちろん、浸水想定に合わせた基礎の高さ設定や防水設計も重要なポイントです。災害に強い立地と計画は、設計段階から意識する必要があります。

 

また、防災と並んで重要なのが防犯性能です。空き巣や侵入被害は都市部だけでなく、郊外の住宅地でも発生しています。防犯ガラス、2ロックの玄関ドア、人感センサー付き照明など、犯罪を未然に防ぐ仕組みを住宅に組み込むことが大切です。

 

最近では、スマートホーム技術を取り入れて、外出先から窓や玄関の施錠を確認できる仕組みも広がっています。スマホ連動型の防犯カメラや通知機能は、共働き家庭や子育て世帯にとって心強い見守りの手段となります。

 

防災・防犯性能は、万一のときにこそ家族を守る力です。安心して住み続けられる家を目指すなら、日常の安全にも目を向けて設計・設備の選定段階から備えを万全にしておくことが、真の安心につながります。

資産価値を高める「性能表示制度の活用」

家を購入するとき、多くの人が「一生住み続けるつもり」で考えますが、将来売却や賃貸に出す可能性も視野に入れることが大切です。そんな時に大きく影響するのが、住宅の「性能」であり、それを証明するのが性能表示制度です。

 

性能表示制度とは、耐震性・断熱性・劣化対策・維持管理のしやすさなどを等級で示す制度で、国が定めた客観的な基準に基づいて評価されます。この制度を活用することで、住宅の品質を「見える化」し、将来の資産価値を高めることができます。

 

長期優良住宅やBELS(建築物省エネルギー性能表示制度)などの認定制度も活用すれば、税制優遇や補助金の対象になると同時に、信頼性の高い住宅として市場での評価が上がるというメリットも得られます。

 

中古住宅市場では、性能が数値で証明された家ほど「買いたい」と思ってもらいやすい傾向があります。築年数だけでなく、住宅の性能を証明できる書類や表示があるかが、査定価格や売却スピードに大きく関わってきます。

 

住宅の性能を数値で証明し、将来の資産としても価値を残すためには、新築時から制度を活用し、必要な書類をしっかり保管しておくことがポイントです。住まいの品質=家族の安心と資産価値と考え、長い視点で備える家づくりを目指しましょう。

まとめ

家づくりで本当に大切なのは、完成してからでは見えなくなる「構造と性能」です。

耐震性・断熱性・耐久性・防災性・性能表示──どれも家族の命と暮らしを支える根幹となる要素です。耐震等級3の強さが命を守り、断熱・気密性能が健康と快適さを守り、劣化対策や防災設計長く続く安心を支えます。

これらの性能を「数値」や「認定」でしっかり確認しながら、将来まで安心できる家を選ぶことが、結果的に“本当のコストパフォーマンス”の高い家づくりにつながります。見た目の美しさや間取りの工夫ももちろん大切ですが、家族を守る力は、目に見えない部分にこそ宿ります。構造や性能にこだわることは、将来の安心と暮らしの質を守る投資です。

 

そして、何十年先も「この家でよかった」と思えるために──見えないところまで誠実につくる。それこそが、私たちが考える“本当に安心・安全な住まいづくり”です。

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