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軒ゼロの家 

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◆今回はこんな方の為に書いています。

⇒軒のない家を考えている方へ

⇒軒のない家のことをもっと知りたい方へ

◆今回の記事を読むとこんな事がわかります。

⇒軒のない家のメリット

⇒軒のない家を建てる時のアドバイス

 

軒のない家と言われる、四角い?キューブ型?箱型?の住宅を最近多く見かけるようになったな~と思いませんか?(家を下から見て屋根が見えない住宅のことです。)軒がないからスッキリしていてシンプルかつオシャレに見える!住宅の外観だけで考えてみるといいものかもしれませんが、軒のない家は今の流行りでいつまで建てられていくか、、、いつの間にか「ちょっと前に流行ったよね~」なんて会話になったりするのかも?でもやっぱり軒のない家はスッキリ、シンプルでスタイリッシュ!だからこんな住宅に住みたい!って方、今回は「軒のない家」について紹介していきましょう。

軒とは?

 

そもそも「軒」って何?どこ?、、、今更聞けない、、、って思っている方!

軒とは住宅の外壁、玄関、窓といったものよりも外側に出ている屋根の出っ張りの部分の事を示します。「軒」は雨や雪、太陽の日差しを遮る住宅の傘の働きをしています。「軒」をつくることによって、外壁を保護してくれるので住宅の寿命も長くなると言えます。軒のない家はオシャレに見える!でも、軒のある家は外壁を保護してくれるんです。(でもやっぱり、そんなこと言われても、、、軒のない家に暮らしたい!!)まあ、、、何がカッコいいかはそれぞれの価値観ですので、極論自分が好きになれる方で良いんじゃないかと思います。

軒のない家 メリット

 

軒のある家の方が住宅の寿命が長く、住みやすいのになぜ最近は軒のない家が多く建築されているのでしょうか?人気の理由って何だろう?って考えたとき、この4つのポイントが上がるのかな~と思いました。

 

・シンプルなデザイン性

・小さい土地でも住居スペースを確保しやすい?

・室内が明るくなる

・台風などの風の影響を受けない

シンプルなデザイン性

 

やっぱり外観の見た目から言うと、シンプルでスタイリッシュ。代表的なのが四角いBOX型の住宅。軒のない家と言ったら皆さんこの型を想像するのではないでしょうか?どんな屋根のかけ方をしても軒のない家は建てることができます。住宅を建てるときにデザイン重視って方は軒のない家を好む印象があります。

小さい土地でも住居スペース確保

 

土地が小さいとどうしても住居スペースって小さくなっていきがち、、、小さい土地は市街地によく見られます。市街地は住宅が密集しており隣地との距離も少ししかありません。土地が限られている、でも住居スペースはしっかり確保したい、、、というときに軒のない家はおススメです!最大の大きさまで住居スペースを確保できるので軒のある家を考えていた時よりも広々した空間が出来上がります。軒のない家は土地が小さい密集した市街地にとてもむいている建て方なんではないかと。

 

ここで注意!!

住宅を建てる時、隣地境界線は注意して確認しておきましょう!

仙人

↑当たり前ですが。

住居スペースになる部分は民法上隣地境界線から50㎝以上離れてないといけませんので、土地ギリギリの隣地境界線めいいっぱいまで住居スペースを確保できるということではないので注意しましょう!

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室内が明るくなる

 

軒がない分、太陽の光がたっぷり入ってくるので部屋全体が明るく、暖かくなります。住宅が密集して立っている住宅街では昼間とでも明るいのに電気をつけないと生活ができない、、、という住宅が多くあるのが現状です。軒のない家は軒のある家より、太陽の光をたっぷりと室内に取り入れるとこができます。窓の位置や大きさなども考えていくと窓から多くの光を入れることができるので明るい部屋になりやすいです。が、一歩間違うと暑い部屋になりかねないので注意は必要です。

台風などの風の影響を受けない

 

軒があると下から吹く風の影響を受け軒が大きければ大きいだけ強い風を受けやすいです。

台風なんかの強い風のことを考えると屋根が飛ばされないようにしっかりと固定する必要があります。それに比べて軒のない家は下から吹く風の影響を受ける面積が小さいです。軒が大きい昔ながらの住宅のような家が良い!って方はしっかりと飛ばされないように止めることが大切です。軒のない家でもしっかりと屋根は止めましょうね!

軒なしの家にして後悔しない対策法!

 

軒がないと住居スペースが大きくとれる。シンプルでスタイリッシュな外観ができる!室内が明るくなるというメリットがある一方で、軒がないから後悔した、、、ってことも多くあるようです。建ててから後悔なんてしたくないですよね?ここでは軒のない家にして後悔した、、、という声を集めて、どうしたら後悔しなかったのか、暮らし始めてからでもできる対策法を紹介していきたいと思います。

 

軒なしの家にして後悔したことには、

・外壁の劣化

・雨漏りの原因になりやすい

・雨が窓から降りこむ

・部屋の中が暑い

などの後悔のポイントがあるようです。対策法を考えながら見ていきましょう!

 

外壁の劣化

軒の役割は分かりやすく言うと「傘」の役割をしてくれます。そう!皆さんが雨の日に使う「傘」!日差しが強い時に使う「日傘」!そう思っていただいたらいいと思います。この役割をしてくれている軒があると、外壁に直射日光が当たりにくくなり、外壁の劣化のスピードがゆっくり進んでいくようになります。(どうしても日は当たってしまうので劣化はしていってしまいます。)今回取り上げている軒のない家は、傘の働きをしてくれるものが無いので直射日光を受ける時間が軒のある家に比べて長くなるので外壁の劣化は早く進んでいってしまいます。特に、外壁のコーキング部分は紫外線に弱く縮んで劣化していき、劣化が進んでいくと雨漏りの原因になってしまうなんてこともあります。と言うか、原因になります!

 

雨漏りの原因になりやすい

外壁の劣化でも書いたように雨漏りの原因になるかもしれません。外壁が直接雨水に打たれるので、経年劣化や台風などによる(傷、ヒビ)から外壁の内部に雨水が入り込みやすくなります。軒のある家でも雨漏りするときもあるかもしれませんが、軒のない家は雨漏りのリスクが高いと言われています。(雨漏りは避けたいですよね、、、

 

雨が窓から降りこむ

 

何度も書いているように軒は傘の役目!雨の時は雨除けの役割をしてくれます。軒がないことによって少しの雨でも開いている窓から降りこんできたり、窓にあたる音が気になったり、、、雨が降ってきたら即占める!これを徹底しないと家の中がびちゃびちゃの大変なことに、、、

 

でも、雨か急に降ってきた!窓閉めないと!ってなったとき、庇がある時、庇がない時では雨の降りこみ方も外に出たときの濡れ具合も違います。窓の上にちょっと庇があるだけで軒と同じように「傘」の働きをしてくれます。室内に降りこまないのはもちろんですが、窓にあたる雨音なんかも納まるポイントになります。

部屋の中が暑い

特に夏場!太陽が高く昇る季節は直射日光が直接部屋の中に入ってきます。軒があれば多少は防ぐことができますが、軒がないと外壁や窓にあたった熱や窓から室内に入ってきた日光で部屋の温度は上がっていきます。そして、窓際に置いてある家具や本、床などにも日光がガンガンに当たってしまうので劣化の原因にもつながってしまいます。

 

この対策法もをつけることをおススメします。真夏の暑い日は太陽が高い位置にあるので庇が日よけの役割をしてくれます。直射日光が室内に入ってこないので室内の中が暑くなることを軽減してくれます。(帽子のツバと同じですね!)じゃあ冬はどうなの?ってなったときに冬は太陽の位置が低いので、庇に遮られることなく直射日光が部屋の中に入ってくるので室内を温かく保ってくれます。

まとめ

 

今回は軒のない家について書いてきました。軒のない家は増えてきている印象があります。密集した住宅街なんかでは許される範囲で境界線ギリギリまで建てれるので、もってこいの建て方かもしれませんが、外観の見た目がすっきりしていてかっこよくもなるし、可愛くもなるし、、、軒の出し方ひとつで住宅の印象は全然違ってきます。軒のない家に暮らしたい!と思っている方は、よく耳にするデメリットを解決しながらより良い家づくりを進めていって下さい。

軒のない家がダメと言うものではありません。それなりにリスクはありますので、それに対する対策は必ず講じてくださいね。

 

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