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庇って意味あるの?

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「庇」って何?「庇って本当に必要なの?」

パパ

この間行った工務店さんは必要ないって言ってたわよ?。

ママ

「庇」って何?「庇って本当に必要なの?」というお客様からのご質問がありましたので、その必要性についてブログにしてみたいと思います。

 

では早速

庇はローコスト系の住宅にはほとんど付いていないんじゃないか?と思います。建築費を抑える為に、ローコストにする為には、庇1つでもコストになりますので省く傾向にあるのではないか?と推測します。

 

でも、庇って結構重要なんです。希望通りの家を建てられた!と思ったのに実際に生活を始めてみて「庇のことで」後悔するというケースもあるんですよ。。。

 

意外と軽視してしまいがちな「庇」について解説してみます。

 

まずは庇の読み方から

 

まずは、「庇」は”ひさし”と読みます。

 

庇って何?という方のために簡単に解説しますね。庇とは窓や玄関、扉の上にある小さな突き出しのことです。人間で言うならキャップのツバの部分を思い浮かべるとわかりやすいかと思います。

 

ちなみに軒と庇の違いは「軒(のき)」は屋根の末端部分が壁からはみ出している部分。「庇」は、窓などの開口部の上に取り付けられる小型の屋根のことです。

 

庇って意味あるの?

 

「庇は存在意義が十分にあります!」というのが私の中の結論です。

 

どうしてなのか?それは次の「庇役割」の部分に目を通していただくとお分かりいただけるはず!庇がなければどうなるのか?庇があるとどんなメリットがあるのか?つけずに後悔しないためにもこのまま読んでみてください。

 

庇の役割

はい、お待たせしました!庇の役割について。シンプルな形の家に住みたい、という方にとって「庇は余計なでっぱりだ」と考えているケースもあります。まあそれはそれとして、、、

 

そんな方にも一応、庇の機能について簡単に紹介してみます!。。。

 

想像してみてください。「ざぁざぁぶりの雨が続く日に、換気をしたい!」と思った時を。

そんな事誰も思わんやろ~!

小悪魔

ですね。。。それは言い過ぎたとして、、、

 

例えば雨の日に家の外にあるゴミ箱にごみを捨てる時などに窓を開けなければならない時はあると思います。そんな時少しの出幅でいいので【庇】があれば 窓を開けてごみを捨てる事が出来ます。もちろん自分も濡れないし家の床や壁も濡れる事はありません。

 

庇がない場合、窓を開けたらどうなるでしょう?

 

他にも、庭に出る大開口の窓、真夏の日よけが無いので、直射日光が降り注ぎ室内の温度はかなり高くなってしまいます。快適な温度を保つためにも庇は役立つ設備なんです。玄関ドアの上に庇がなければ、雨が降っている日は玄関を出入りするたびにビショ濡れになってしまいますよね。

 

ある程度大きめの庇を設けておくと、玄関前で鍵を開けて傘を閉じるという動作を落ち着いて行えるメリットにもなる。

 

家を建てよう、と思ったときに庇のことをあまり考えないケースは少なくないのですが、実際住んでみて庇が無くて後悔するケースは少なくないのです。

 

庇があったらよかったな。。。と後悔する時はこんな時

夏の強い灼熱の直射日光を思い浮かべてください。

夏は太陽高度が高いので「軒」や「庇」が日よけの役割をしてくれます。直射日光が部屋の中に入らないので(軒や庇が日陰を作ってくれるので)部屋のなかが熱くなることを抑えてくれます。庇のない建物の夏場は(特に2階)は地獄のような暑さになります。

じゃあ冬は?というと冬は太陽高度が低いので、軒や庇に遮られることなく直射日光が部屋の中を温めてくれます。(直射日光が自然の暖房設備と化してくれます)

 

「軒」や「庇」がないと、他にはどんな事が考えられるでしょうか?

 

窓の上に軒や庇が無いと、サッシの周りにあるシーリング材が早く劣化しシーリングが切れたりします。そのシーリング材の切れ目から雨などが侵入するリスクが発生します。

 

老朽化した建物を見ると、外壁の汚れやひび割れ、窓回りのシーリング材の硬化や汚れなども、「軒」と「庇」の有無による差は、歴然です。大雨の後、屋根や窓から外壁に流れる雨の跡がかなり目立つこともあります。またサッシからの雨漏りは「庇」のない住宅に多いそうです。

庇デザイン

庇のデザインも、最近は色々なものが既製品として販売されるようになっています。もちろん既製品以外でも取付できるのですが参考のため、既製品からいくつか紹介してみます。

アルミ庇

デザインにこだわる方にはうってつけのシンプルさ。

 

造作庇

 

取付箇所に応じて、生活シーンを思い浮かべながら最適なものを必要な部分に取り付けするのがおすすめです。

 

 

 まとめ

コスト重視で建物を建てるのも考え方としては有るのかもしれませんが、それなりのリスクもあると言う事は知っておいた方が良いと思います。

雨の日に換気しづらい。夏場熱くなりやすい。雨漏りの原因が発生しやすい。壁の汚れが目立ちやすい。

それでも良いよ~♪デザイン重視でいきます!という方は庇や軒が無くても良いのかもしれませんが、そんなにもリスクがあるなら多少お金かかっても庇付けときます~と感じた方は、設計士さんや工務店の担当者に庇を必要箇所につけたいですと一言お伝えください。

 

万一、【庇や軒なんて必要ありませんよ、高くなるだけですよ?】と言われたら。。。そこはやめときましょう。。。

仙人

 

 

庇、結構重要だな。

 

と思っていただけたら一安心です。

 

また「どーーーしてもシンプルな家にしたいから庇が無くても平気な窓を付けよう!」そう思っていただいてもこの記事を書いた意義があるというもの!

 

毎日の生活を快適に過ごすため、余計な不満を抱えないためにも、庇の働きについて理解したうえで建築プランを練ってみてくださいね。

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