平屋は家族にも家計にも優しく住みやすいってご存知ですか?
平屋は家族にも家計にも優しく住みやすいってご存知ですか?
家を新築したい!とご来場いただくお客様の中には、最初から「2階建て」を前提にされている方が多いです。これ本当に。
オガタとしては…実はこんな素敵なプランもできるんだけどな~と平屋についてお話してみようとすることもあるんですが…
お客様が「2階建てを!」といっているのに「平屋のプラン作りましたよ!」なんて事がなかなか出来るわけもなく。とはいえ条件が揃っていれば、たまに提案したりします。
ということで、ここでは平屋の良さも分かっていただくために平屋について気になるポイントをまとめてみました!!目を通していただいて、今後みなさんの新築プランに平屋というプランも一案としてある、という印象を残せたなら嬉しいです!
平屋のメリットデメリット
平屋にしようと思うと色々気になるポイントがありますよね? そりゃそうですよね~。だって今までは2階建てで建てると思っている訳ですから。「2階がないんじゃ生活に不自由なことも多いのでは…」という懸念が少なからずあるのではないでしょうか。
というわけで、まずは平屋のメリットとデメリットについて解説してみますね。
平屋のメリット
まずはメリットから行ってみましょう!!
- 上下移動がない
- 高齢になっても転落事故の可能性が低く生活できる
- 掃除が楽!?
- 災害によるダメージを受けにくい!
- 大屋根で太陽光発電もばっちり!
- 修繕費用を抑えられる
①上下移動がない
=階段が必要なくなるため、無駄になりがちな階段下のスペースにも悩むことなく面積を無駄なく生活空間として活用できる利点もありますね。
②高齢になっても転落事故の可能性が低く生活できる
=階段からの転落事故は確実になくなります。
③掃除が楽
=規模によりますが、、、
④災害によるダメージを受けにくい
=もちろん上にあるのは屋根のみなので上階の荷重が少ない。
⑤大屋根で太陽光発電もばっちり
=二階建てで同じ面積延べ床面積にしようとすると単純に倍の面積が屋根として確保できる
⑥修繕費用を抑えられる
=足場代かな?しかし壁面積は2階建てとおなじ延床の場合はさほど変わらないかな?細かく言えばそうだけど、、、
災害にも強く、太陽光発電も思う存分でき、修繕費用が抑えられ、ワンフロアなので上下階の登り下りがないから安全…そう、平屋は家計と体にやさしい家づくりを実現できるという強みがあるんです!
そして…ワンフロアにすべての生活空間があることで、自然と家族の顔が見えやすい家になるので、コミュニケーションが豊富になるというのもメリット!
平屋のデメリット
メリットの後はデメリット!
気になる平屋のデメリットについてもしっかり検証していきましょう!
- 周りの環境次第で日当たりが悪くなることがある
- 欲しい広さを実現するには2階建てより大きな土地が必要になる
- プライバシーをとにかく重視する人には向かない
- 生活時間帯が異なる家族間では不都合な場合もある
デメリットは無理やりひねり出してみてもこのくらいでしょうか…?
①周りの環境次第で日当たりが悪くなることがある
=これは避けたい事ですね。しかし今は太陽高度の確認ができるアプリがありますし、プランニングする前には必ず現地に行きますので、当然その土地の日陰日当たりの状況を把握してからプランニングしますから、後から、、、すみません<(_ _)>って事はないと思います。しかし平屋の特徴としてはあり得ます。気を付けましょう。
②欲しい広さを実現するには2階建てより大きな土地が必要になる
=同じ30坪の家を建てようとすると、二階建ての1階部分の面積は単純計算で15坪でよい。平屋建ての場合は30坪の面積が必要になるので単純に平屋の方が大きな敷地が必要になるという事です。その分も加味して平屋の方が2階建てに比べ高くなる要因の一つかもしれません。
③プライバシーをとにかく重視する人には向かない
=とは書いたものの、プランニング次第ではプライバシーの確保も可能です!
④生活時間帯が異なる家族間では不都合な場合もある
=なくはない話です。例えば夜勤のあるご家庭だと【あ~疲れた、、、ゆっくり寝よう】と思ったときに同じフロアで子供さんが朝の身支度とか、お友達が遊びに来てたりとか、、、 2階建てなら2階にある寝室に逃げ込めますが、、、平屋はなかなかそうはいかないかも?
土地を購入すると、その立地によって建蔽率や容積率が定められているので、2階建てなら100平米ほどの建物が立てられる土地でも、平屋にするとその半分ほどになってしまうケースも多くあります。
お子さんが小さいうちは就寝時間が早いこともあり寝室は2階に・・というご家庭があったり、テレワークの普及で書斎を2階にすることで快適な仕事環境をという方も多いですよね~。
平屋だとこれは…ちょっと難しいですよね。
でも!!これも間取りによって十分対策可能です。どちらの問題もかなり大きな敷地面積があることが前提にはなりますが…不可能な問題ではないのでデメリットとして一言で表すのはもったいないかもしれません。
おすすめの平屋間取り
家族構成や住まい方によってまちまちですが、段差なく住めるのはメリットがあるようです。特に高齢になってからの段差は危険と感じる事もあるそうです。
解放感を存分に楽しめる明るいリビングが特徴の家
日当たりや眺望の良い面に向けてリビングを作るというのは一般的なケース。
ここにもう1つ、「リビングとウッドデッキをつなげて広がりのある空間にする」というワンポイントを追加してみてはいかがでしょうか。
平屋となると敷地も大きく庭も大きくとれるのもメリットですが、リビングとウッドデッキの高さをあわせ、大きなガラスで仕切るようにするとリビングに広がりを持たせることができます。
ガラスを開け放してウッドデッキまでがひとつながりに大きなリビングとして活用することもできます。
プライバシーを確保しながら中庭を設けて周回できる間取り
回りが住居や道路で人通りが多い・人の目線が気になるのが嫌だという方におすすめの間取りです。
中庭を設け口の字のように住居スペースを作っていくこのパターンはどの部屋にいてもつながりを感じることもできながら、ブラインドなどを使ってプライバシーも確保でき、外からの視線も気にならずに室内でくつろぐことができます。
天井を高くし解放感とロフトで秘密基地気分を楽しむ家
平屋だからこそできる天井の高い解放感ある作りを存分に楽しむのがこの間取りです。
一般的な2階建て住居ではロフトも小さくなりがちで、結局使い道に困って物置状態になってしまうことも多いもの。ですが平屋はワンフロアの面積も大きく天井も高いので、広々としたロフトスペースを設けることもできます!
お子さんにとっては秘密基地的な存在でウキウキわくわくするロフト、お子さんが成長した後は第2のリビングとして活用するなど楽しみ方も様々です。あ、そうそうロフトなどを作る場合は屋根断熱の強化をお忘れなく。万一屋根断熱が弱いと夏場のロフトは暑くてとてもとても過ごす事はできません。
天井が低くなる部分は寝室・お風呂・ウォークインクローゼットに活用
平屋にする場合には、できる限り無駄なく空間を活用したい!とみなさん頭を悩ませる配置問題。特に屋根の下がった天井の低い空間をどうするかは悩みどころ。
そこでおすすめなのが、安眠できる寝室は天井が低い部屋、ということで寝室を天井の低い部分に配置してみましょう。『手術室は天井を低く作られている』というお話はご存知でしょうか?
実は天井が低いということは「目の前のものに集中しやすい環境になる」ということからそのような作りになっているのだそう。ですからお子さんの勉強部屋や書斎などにもおすすめです。
高い部分に収納していると取り出しにくく結局使わないままデッドスペースになることもありますよね~。ということでこの部分はウォークインクローゼットとして作ってみるというのもおすすめです。
逆にリビングなどではくつろぎ、楽しい思い付きやアイディアが湧き出る環境のほうが好ましいかな?と思いますので天井の高くなっている部分に配置するのがおすすめです。
平屋外観~屋根の形で印象が大きく変わる!~
平屋というと屋根の印象が与える印象が大きいですよね!屋根の形状を変えることで建物の印象は大きく変わるので簡単にまとめてみます。
モダンな印象になる片流れのシンプルな屋根
今っぽい!と言ってしまえば簡単ですが、最近は「シンプルでモダンな家」というと片流れのすっきりとした屋根を希望される方が多いです。
凸凹していない、すっとした印象に仕上がるのでシンプルなものが好き!という方におすすめです。
切妻屋根
一般的な「家」のイメージで思い浮かべられることの多い切妻屋根は、いわゆる日本らしい三角屋根は2枚の大きな四角で山形の屋根を形成しているもの。
個性的ではないようなイメージもあるかもしれませんが、よく見てみるときれいな三角屋根の家って実は少なくなっているのです。落ち着いた作りにしたい、という方にはおすすめですね!
雨や雪が心配な地域では切妻屋根や、4枚の三角形を頂点でつなげて屋根にした方形屋根を採用しているお宅も多いです。
陸屋根
まったく傾斜のない、水平な屋根を載せるのが陸屋根。屋上庭園を造りたい、屋上でも遊べるようにしたい!!という場合に採用するのはありますが、この形は鉄筋コンクリート造や鉄骨造の建物で多く使われています。
シンプルで個性も感じられ、屋上も含めてデザインを表現することもできますね。周りが住宅街で人の目線が気にならない空間がほしい!という場合にもおすすめです。このエリアには少ないかな?
平屋外観~色で印象が変わる!~
建物のイメージには屋根だけでなく外壁のカラーも大切!!ですよね!!
外観の色が与えるイメージについても簡単にまとめてみます。
グレー
グレーは落ち着いた印象を与えます。ただあまりくらいグレーだと古めかしい印象にもなってしまいますし、のっぺりした印象になりかねません。
青みがかった明るめのグレーを選ぶとシンプルで現代的なイメージにまとまります。白にしてしまうと汚れも気になりますが、グレーだとそこまで気にならないのもポイントです。
ベージュ
ベージュといっても色々な色味がありますが、温かい印象を与えてくれるオレンジ系のベージュをチョイスすると一家団欒のほっとするイメージの外観になります。オレンジ色を濃くするほど、個性的で元気な南欧風のイメージにも仕上がりますね~。
ブラウン
家ではほっと落ち着きたい。日常の喧騒を忘れてリフレッシュしたい…そんなあなたにおすすめなのはブラウン系です。
温かみも感じられますが大人の落ち着き感もあるので、古民家風の作りや日本らしい家屋が好きだという方にも好まれます。
ブラック
かっこいい、シンプルな家にしたい!という方に選ばれることの多いブラック。焼杉なんてのも良いですね!
シンプルでありながら白系の家屋が多い日本の住宅地では、ひそかに個性を感じさせることもできる色ですね。緑が多い地域では外壁の汚れが気になることも多いですが、汚れが目立ちにくいのもブラックの強みです。
平屋は使い勝手が良くて家族円満にも効果的で無駄なコストもかからない
平屋というとどうしても部屋数が少なくなったり、プライバシーが心配になったり…と敬遠されてしまうこともありますが、いろいろなメリットもあり実はおすすめ!ということが伝わったでしょうか?
もちろん家はみなさんが住まうところですから、「メリットがあるからぜひ!」なんて言えるものではないのですが、平屋に対するネガティブなイメージを払拭っして、フラットな目線で新築時の検討リストにも追加していただけたら…と思った次第なんです。
2階建てじゃなきゃ住みにくい!ということはないんです。
みなさんが家でどのようにご家族で過ごしたいのか、それに合わせて2階建てにするか平屋にするか検討していただければ!!
ネガティブイメージしかなかったからそもそも検討してなかった…なんていうのはちょっと残念だなと思ったんですよね。もちろん、広い平屋を新築するには土地も大きなものが必要になってしまうので、建てられる土地が抑えられるかどうかというのもポイントなのです。
とはいえ!!
家族の時間を自然につなげ、長く無駄なコストもかけずに生活できる平屋という選択肢もあるぞ!ということを覚えておいていただければ幸いです。