「新築すると、ご近所トラブルが怖い」「工事中にクレームが来たらどうしよう」と、家づくりを前にして不安になっている方も多いのではないでしょうか。
自宅を新築するというのは、きっとどなたにとっても心踊るイベントです。ですが、ある事がきっかけで新築工事が進んでいくのが苦痛になる事があります。【図面と違う】【こんな色じゃなかった】といった施工会社とのトラブルだけではなく、建築工事関係者以外の要因、、、そう、近所トラブル(近隣トラブル)も含まれます。
残念なことに、新築工事の工事期間から引っ越し前後にかけてのタイミングでのトラブルは少なくありません(トラブルばかり、ということではありませんが)。これから何十年も住む場所ですから、「ご近所と揉めたらどうしよう」と怖いと感じるのは自然なことだと思います。
ただ、どんなトラブルが起こりやすいのかを知っておく事で、トラブルを回避することは可能です。逆に知らずにいれば思いがけないほど大きなトラブルになってしまい、訴訟なんていうことになるケースもあるのです。
この記事では、新築でよくある近所トラブル7つと、防ぐための挨拶回りのマナー、巻き込まれたときの対処法を前半で、施工会社との施工トラブル(不具合・追加費用・裁判)での賢い立ち回りを後半で、工務店の目線でまとめていきます。ぜひ最後までご覧ください。
※この記事は2026年9月に内容を加筆・更新しました。
⇒新築の近所トラブルが怖い、工事中にクレームが来ないか不安な方
⇒施工トラブルが起きたときの立ち回りを知っておきたい方
◆この記事を読むとわかること
⇒新築でよくある近隣トラブル7つと、防ぐための挨拶回りのマナー
⇒近所トラブル・施工トラブルに巻き込まれたときの対処法
新築の近所トラブルが怖い方へ|よくある近隣トラブル7つ
新築で夢のマイホーム、とウキウキしていた気持ちが一気にどん底に。トラブルの元が工事関係者ではなくて近隣住民さんだったら、、、これもあり得る話です。近所トラブルが解消しない場合には裁判になるケースもありますが、これから長く住む家ですから不要な争いは起こしたくない、ときっとみなさん思われるでしょう。
近所トラブルにならないためには、やっぱり先人たちから学ぶことが不可欠です。まずは、工事中に起こりやすい近所トラブルからリストアップしました。
- 建築中の騒音・振動・ほこりでクレーム(ご近所さんが敏感すぎる場合もあります)
- 建築中の職人さんの休憩中の態度(路上に座り込んでタバコを吸うなど)
- 建築中の駐車マナー・工事車両の通行(邪魔になる場所で駐車してしまっているなど)
- 建築中のゴミの処理がなっていない
これらは建築にかかわる職人さん由来のものです。きちんとした工務店・ハウスメーカーでは職人さんへもしっかり伝達され、このようなマナー違反は少ないでしょう。
そのほか、引っ越し前後や住み始めてから起こりがちな近隣トラブルはこちらです。
- お隣さんの私物(自転車・おもちゃ・プランターなど)や植栽が敷地に越境している
- 窓の位置や日当たりをめぐる「見える」「暗くなった」という声
- 引っ越し作業の騒音や駐車に対するクレーム(敏感なお隣さんということも、、、)
- ゴミ出しのルールや町内会など、その地域の慣習の違い
それでは、この2つのリストをもとに、新築でよくある近所トラブルを7つに分けて見ていきます。
①工事中の騒音・振動・ほこり
新築の近所トラブルで最も多いと感じるのが、工事中の音やほこりに関するものです。基礎工事の重機の音、木材を切る音、外壁を張るときの打ち込み音など、工事にはどうしても音が出る工程があります。
多くのご近所さんは「お互いさま」と受け止めてくださいますが、在宅ワークの方や小さなお子さま、夜勤明けの方がいるお宅では、日中の音がつらいこともあります。また、解体や基礎工事のほこり、乾燥した日の砂ぼこりが洗濯物や車に付く、という声も少なくありません。
これらは施主さんが直接どうにかできるものではないため、着工前の挨拶で「音やほこりが出る時期」をあらかじめ伝えておくことが、いちばんの予防になります。施工会社側も、作業時間の配慮や養生シート・散水などで対策するのが一般的です。
②職人さんの駐車・路上での休憩マナー
意外と多いのが、職人さんの休憩中の態度に対する近隣トラブルです。路上に座り込んでタバコを吸う、大きな声で話す、車のエンジンをかけたまま休憩する、、、施主さんには見えないところで、ご近所さんの印象を悪くしてしまうことがあります。
駐車も同じで、狭い道に工事関係者の車が並んでしまうと、ご近所さんの車の出入りや通行の妨げになってしまいます。「あの家の工事の人たちは、、、」と、住み始める前から施主さんの評判にまで影響してしまうのが、近所トラブルの怖いところです。
きちんとした施工会社であれば、職人さんへの現場ルール(喫煙場所・駐車場所・休憩の仕方)が徹底されています。着工前に「駐車はどこにするのか」「休憩はどこで取るのか」を施工会社に確認しておくと安心です。
③工事車両の通行・道路の汚れ・ゴミ
基礎工事のコンクリートを運ぶミキサー車、木材を運ぶトラック、クレーン車など、新築工事では大型車両の出入りが避けられません。狭い道では通行に時間がかかったり、道路の一部を一時的にふさいだりすることもあります。
また、雨上がりに車両のタイヤが道路を泥で汚してしまう、現場のゴミが風で飛んでお隣の敷地に入ってしまう、といったことも近所トラブルの火種になります。小さなことに見えますが、毎日その道を使うご近所さんにとっては、積み重なるとストレスになるものです。
大型車両が入る日(基礎のコンクリート打設や上棟の日など)は、事前に施工会社からご近所さんへお知らせするのが一般的です。現場の清掃・道路の洗浄・ゴミの管理がきちんとされているかは、施工会社の姿勢が表れる部分でもあります。
④境界・越境(お隣の私物や植栽が敷地に入っている)
問題になりがちなのが、お隣さんからの越境です。自転車・おもちゃ・プランターといった私物や、植栽の枝が敷地内に入ってきている、というケースは意外と多いものです。
これに関しては、建築が始まる時点ですでに越境しているのであれば、施工業者さんが建築開始時に周辺へご挨拶をしてくれるケースもあるので、その際に話をしてもらうことも可能です。
私の知り合いでも、新築時にすでに越境されていたため、「この土地に新しく新築されることになりましたので、移動をお願いできますか?」ということで円満にお話ししてもらい、解決した例があります。そのほかにも、自宅敷地内に大幅に植栽が越境していて落葉も気になるということで、お話をした結果すっきり伐採してもらい、住み始めることができたというケースもありました。
引っ越ししてからいきなり自分で越境についてお話をするのはハードルが高いですよね。越境は「建築前」に施工会社を通して解決できる可能性がある、ということを覚えておくとスムーズです。
なお、建物と境界線の距離については、民法で「境界から50cm」という目安が定められています。お隣との距離をめぐる近隣トラブルにも関わる話ですので、こちらの記事も参考にしてください。
⑤窓の位置・視線と日当たり
建てた後に言われて困るのが、「そちらの窓からこちらの部屋が丸見えになった」「新しい家が建って日当たりが悪くなった」という声です。法律上問題のない建物であっても、ご近所さんの感情としては引っかかってしまうことがあります。
特に、お隣のリビングや浴室の窓と自宅の窓が向かい合う配置になっていると、お互いに視線が気になり、カーテンを開けられない暮らしになりかねません。これは住み始めてから何年も続く近所トラブルになりやすい、怖いパターンです。
対策としては、設計の段階でお隣の窓の位置を確認し、こちらの窓の位置や高さをずらしておくことが一番です。すでに建ってしまってからでも、目隠しフェンスや植栽、窓フィルムなどで視線をやわらげる方法があります。
⑥引っ越し時の騒音・駐車
工事が無事に終わって、いよいよ引っ越し。ここでも近所トラブルの種はあります。引っ越しのトラックが道をふさぐ、荷物の搬入で朝から夕方まで音がする、作業員さんの声が響く、といったことで、敏感なお隣さんからクレームが来ることもあります。
引っ越し前後や建築が始まる段階では騒音や大型車の駐車などが避けられないため、迷惑をおかけしてしまう旨を伝えつつ挨拶に行くことで、このような近隣トラブルを回避できることもあります。
引っ越しの日程が決まったら、前もって「○日に引っ越しでトラックが入ります」とひと声かけておくだけでも、受け取られ方はずいぶん違うものです。
⑦ゴミ出し・町内会などの慣習の違い
住み始めてから「あれ?」となりやすいのが、ゴミ出しのルールや町内会(自治会)の慣習です。ゴミ集積所の場所や当番、分別のルールは地域ごとに違いますし、町内会への加入や行事への参加についても、その土地なりの暗黙のルールがあることが多いです。
知らずにゴミを出す日を間違えたり、集積所の掃除当番を飛ばしてしまったりすると、悪気がなくても「新しく来た人は、、、」と近所トラブルにつながってしまうことがあります。
これは新築に限った話ではないので詳しくは割愛しますが、入居時の挨拶で、ゴミ出しや町内会のことを先に聞いておくと、後々の近隣トラブルを防ぎやすくなります。
近所トラブルを防ぐ挨拶回りのマナー【いつ・誰が・どこまで】
ここまで見てきた近所トラブルの多くは、着工前と入居時の「挨拶」でかなり防げるものです。とはいえ、「いつ行けばいいの?」「誰が行くの?」「どこまで行けばいいの?」と迷う方も多いのではないでしょうか。地域によって慣習は異なりますが、一般的な目安をまとめます。
着工前の挨拶は施工会社と一緒に(地鎮祭の前後が目安)
工事が始まる前の挨拶回りは、施工会社が行うのが一般的です。工事期間・作業時間・大型車両が入る日・現場の連絡先などをお伝えし、「ご迷惑をおかけします」とお願いに回ります。
このとき、施主さんも一緒に同行できると、ご近所さんの安心感がまったく違います。「どんな人が引っ越してくるのか」が事前に分かるだけで、工事中に多少の音が出ても受け止め方が変わるものです。
タイミングは、地鎮祭(工事の安全を祈願する儀式)の前後が一つの目安です。地鎮祭で現地に行くついでに、施工会社の担当者と一緒に回ると効率的です。地鎮祭の流れや近所への挨拶については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
挨拶の範囲は「向こう三軒両隣」+工事車両が通る家
挨拶に行く範囲は、昔から言われる「向こう三軒両隣」(道路を挟んだ向かいの3軒と、左右の隣家)が一般的な目安です。加えて、裏手のお宅と、工事車両が通る道沿いのお宅にも声をかけておくと安心です。
音やほこりの影響は、正面よりも裏手や斜め向かいの方が大きいこともあります。「工事の影響を受けそうなお宅」という視点で範囲を決めると、漏れが少なくなります。
もちろん、地域によって、また家の密集度によっても範囲は変わってきます。迷ったら施工会社に「どこまで回りますか?」と相談してみてください。
入居時の挨拶は施主さん自身で
工事が終わって引っ越すときの挨拶は、施主さん自身が行くものです。「工事中はご迷惑をおかけしました。これからよろしくお願いします」と、家族そろって顔を見せておくと、その後のご近所付き合いがスムーズになります。
手土産は高価なものである必要はなく、日持ちのする菓子折りやタオル、洗剤などが一般的です。大切なのは品物よりも、「工事中のお礼」と「これからのお願い」を自分の口で伝えることだと思います。
不在のお宅には、日を改めて訪ねるか、簡単なメッセージを添えて品物をポストに入れておく方法もあります。何度も訪ねるのは負担ですが、顔を合わせておくことが、近所トラブルの一番の予防策になるかもしれません。
近所トラブルに巻き込まれたときの対処法
どれだけ気をつけていても、近所トラブルに巻き込まれてしまうことはあります。「最悪だ、、、」と感じたときこそ、対応を間違えないことが大切です。ここでは、工事中と住み始めてからの両方に共通する、対処の順番をまとめます。
工事中のことは、まず施工会社に伝える
工事中に「音がうるさい」「車が邪魔」といったクレームがご近所さんから直接来たら、まずは施工会社に伝えてください。工事中の現場の管理責任は施工会社にありますし、施主さんが直接矢面に立って謝り続ける必要はありません。
もちろん、「ご迷惑をおかけしてすみません、すぐに会社に伝えます」と一言添えるだけで、ご近所さんの気持ちはずいぶん落ち着きます。そのうえで、施工会社から改めて説明・対策をしてもらう、という流れが基本です。
逆に、施主さんが自分だけで何とかしようとして、その場で「ではこうします」と約束してしまうと、施工会社の都合と食い違って話がこじれることがあります。窓口を一つにしておくことが、近所トラブルを大きくしないコツです。
日時・内容を記録しておく
クレームや困りごとがあったら、「いつ・誰から・どんな内容で・どう対応したか」をメモに残しておきましょう。写真や動画で残せるものであれば、それも残しておきます。
記録があると、施工会社に伝えるときも正確に伝わりますし、万一話がこじれて第三者に相談することになった場合にも、感情ではなく事実で話ができるようになります。近隣トラブルは「言った・言わない」になりやすいからこそ、記録が自分を守ってくれます。
感情的に反論せず、第三者に相談する
ご近所さんから強い口調で言われると、つい言い返したくなるものです。ですが、近所トラブルで感情的に反論しても、良い結果になることはほとんどありません。相手はこれから何十年もお隣に住み続ける方ですから、「その場で勝つ」よりも「長く付き合える関係を残す」ことを優先した方が良いと思います。
自分たちだけで話が進まない場合は、第三者に入ってもらうのが有効です。工事に関することなら施工会社、境界や越境の問題なら土地家屋調査士などの専門家、近所付き合いの問題なら自治体の相談窓口や町内会の役員さん、といった具合です。
嫌がらせや威圧的な言動があって身の危険を感じる場合は、警察相談専用電話(#9110)など公的な窓口に早めに相談してください。「大げさかな」と我慢して抱え込むより、早い段階で相談しておく方が、結果的に小さく収まることが多いものです。
長期化したら弁護士に相談する
話し合いをしても解決せず、長期化してしまった場合は、弁護士に相談することも選択肢になります。越境や日照、騒音などは法律の話が絡みますので、専門家の意見を聞いた方が早く整理できることもあります。
とはいえ、近所トラブルは施工トラブルと違って「引っ越せば終わり」とはいきません。だからこそ、「最悪」と感じても、早めに・小さいうちに収めることが一番だと思います。裁判で勝っても、お隣との関係は残るのですから。
新築時の施工トラブルはどんなものがある?
ここからは、施工会社との間で起こる「施工トラブル」の話です。近所トラブルと並んで、新築時に知っておいてほしい内容です。まずは興味深いデータから見てください。
公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターによせられた紛争処理事件1,351件(2019年3月末時点の公表データ)のうち、約65%は新築戸建注文住宅に関するものだそうです。最新の数字は、同センターの公表資料で確認してみてください。
いわゆる注文住宅建築時のトラブルということになりますが、トラブル発生までの期間は1年以内で約36%、1年から2年の間に起こったものが約26%と、2年以内で半数以上を占めているというデータがありました。3件に1件ほどは1年以内に起こっている計算です、、、正直な話、私たちの場合も図面に記載のあるものを見落としたり、見積もり忘れだったり、、、あります。
無いようにとは思っているのですが、パーフェクトではない部分もあります。ただここで、すぐに動き対処する事でトラブルに発展していない(お施主様が優しい)のだと思います。お施主様に感謝です<(_ _)>
さて、本題に戻りますが、新築時のトラブルでよく耳にするのが、「見積もりよりも高い金額を請求されている」・「依頼した仕様と異なる施工になっている」といったトラブルだけでなく、建具や設備の不具合によるトラブルも多いのです。
どのような不具合があるのかみていくと、一番多いのが「内装外装の不具合」に関するものだそうです。
これから新築しようとされていらっしゃる皆さんが一番気になるところなのではないかと思いますので、ご自身が引き渡しを受け住み始めるにあたり見ておくべきポイントがどこかを把握するためにもチェックしてください。
というわけで「内装外装のどんな不具合がトラブルになっているのか」、紛争処理支援センターに寄せられた内容から、発生率の高い順に紹介しますね。
1 基礎や外壁のひび割れ
2 床や内壁・開口部・建具の変形
3 床・内壁・外装の汚れ
4 雨漏り
5 内壁・外壁・床などのはがれ
6 床の傾斜
なお、工事の流れ(基礎→上棟→内装、など)をざっくり知っておくと、現場を見に行ったときに「今どの段階なのか」が分かり、気づきも早くなります。上棟の流れはこちらの記事にまとめています。
内装外装の不具合6種と対処
それでは、先ほどの6種類の不具合について、現場の目線で一つずつ見ていきます。
基礎や外壁のひび割れ
基礎の仕上げ方によりますが、一般的には最後にモルタルを薄塗りして仕上げるケースが多いと思います。その場合、施工日の天気や気温・日のあたり方でモルタルの表面の水分の乾燥が早すぎると、後々ヒビの原因になります。この表面のヒビ割れだけでしたら構造上問題はありませんが、見た目が良くありませんよね?あとはそのヒビの太さ。ヘアクラック(髪の毛ほどの太さ)はそこまで気にしなくて良いと思いますが、遠目から見てもわかる程度のクラック(ヒビ)があるのであれば、補修してもらってもいいのかもしれません。
外壁のヒビ?というのがいまいち良くわかりませんが、サイディング(窯業系壁材)の場合(特に釘打ち施工)は、金具留めでも施工中に足場にぶつけた事に気づかずそのまま施工してしまったとか、施工時は問題なかったけど後施工の他の業者さんが何かをぶつけてしまった等が考えられます。少しの傷?表面の色落ち程度でしたらタッチアップ材で修復できますが、明らかなひび割れは当該箇所を変えてもらった方が防水の観点からも良いと思います。
床や内壁・開口部・建具の変形
床や内壁:例えば素材を間違えた。これはすぐに間違えに気づいた時点で張替えを申し出てみましょう。そこからは双方の話し合い?【まあ仕方ないか、、、なにか他の事で穴埋めしてね】となるか、【ここはこだわって選んだので申し訳ないけど替えて下さい】となるか、いずれにしても話し合いの場をもって冷静に解決の糸口を見つけましょう。
開口部:これは図面の取り違え?が怖いですね、、、耐震的に大丈夫なの?と言う所まで問題が発展してしまいます。耐震に問題の無い壁での出来事ならまだ何とかですが、万一耐震的に重要な耐力壁だった場合は、、、考えるだけで怖いです。
建具の変形:歪み?建付け?表面の凹み?等々いろんなことが考えられます。調整や取り換え?若しくはメーカー品の建具でしたら初期不良も考えられるので、担当者さんに一度見てもらった方が良いと思います。
床・内壁・外装の汚れ
床・内壁・外装の汚れ:汚れの種類によりますが、汚れの元が水性であれば中性洗剤を薄めたもので軽くこする、油性のモノであれば除光液などでも消える場合があります。ただしその場合は換気をしながらの方が部屋中が除光液臭くならないので、是非換気をしてくださいね。
雨漏り
雨漏り:原因は多岐にわたりますので、、、その当該箇所をまずは調べ上げることが先決です。雨漏りしている箇所、例えばサッシの下枠から出ていた場合、その個所に蓋をするようにコーキングなどで埋めてしまうと、その部分からは水は出なくなるかもしれませんが、他の違う個所に水が廻っていくだけです。原因はサッシかもしれませんし屋根かもしれませんし、近くのフードや電気の引き込み部分かもしれません。まずは徹底調査が必要です。
内壁・外壁・床などのはがれ
内壁・外壁・床などのはがれ:塗り壁の場合はほとんどめくれなどはないですが、クロスなど貼るモノは接着や固定の仕方が原因のことが多いように思います。意外と接着材・ノリ・釘・ビスで直る場合が多いです。床の剥がれは、表面のシートだった場合は厄介です。その点、無垢のフロアはその心配がありません。
床の傾斜
床の傾斜:これがかなりひどい場合、ドアが開きにくいとか、予兆として出てくる場合があります。そのような予兆が無い場合でも、土台や、ひょっとしたら基礎の不陸(ふりく=水平になっていないこと)が原因かもしれません。ただ、基礎打設後に天場のレベルチェックをしているはずなので、土台の木が経年でひょっとしたら痩せてきたり、束が緩んでしまっただけかもしれません。これも雨漏り同様に、原因の徹底調査が必要です。
追加費用・入居遅れなどのトラブル
そのほか、補修工事ではないけれどトラブルになりやすい事例としては、このようなものがあります。
1 思いがけない追加費用の請求
2 予定通りに工事が進まず入居できない
これって結構困ります、、、追加費用に関しては納得できない場合、弁護士さんをいれたり、次で詳しく紹介する「消費者センター」に相談してアドバイスを仰ぐこともできます。入居が遅れてしまうというケースも結構あるようですが、場合によっては遅れた期間分の仮住まいの費用を補償してもらえるケースもあります。
思いがけない追加費用の請求って、、、どんな時に?そもそも工事期間中にお施主様から【ここを変更したい】【これを追加したい】というお話が出た場合。「その場でだいたい○○円位かかりますよ?やりますか?」とか、業者とお施主さんで会話は無いのかな?と思います。勝手に業者が付けたいもの付けて「ハイお金これだけです」ってやりゃ、それは揉めます。
新築時のトラブルで困ったら消費者センターに相談してみよう
地方公共団体が運営している消費者のための行政機関で、「消費者センター」のほか、消費生活相談室・生活科学センター・消費者生活センターなど、自治体によって名称が異なることもあります。
新築時のトラブルだけでなく、悪徳商法や商品事故など消費生活に関する相談に、専門の相談員が応じてくれます。利用する場合には在住している当該自治体に属する消費者センターとなりますので、調べてみましょう。センターによっては消費生活専門相談員(有資格者)や弁護士、各分野の専門アドバイザーが在籍していることもあります。
新築時のトラブルで裁判になるケースもあります
これには「施主側がどうしても納得できず訴訟を起こす」場合もあれば、「施工業者が(自分に有利に働かせるため・もしくは正当性がある場合でも)訴訟を起こす」場合があります。
下記事例があるそうなので紹介しますね。
『引き渡し希望日まで8か月あった段階で“どうしても先に契約を”とせかされ、結局希望日2か月前の引き渡し日が記載された契約書で契約してしまった。そのうえ、実際引き渡し日に設計図をみながら確認していたところ、未施工の状態になっているところがあったり、口頭で話していた内容が反映されていない。さらには200万円ほど高い金額を請求されている。』
ということで営業さんと社長さんに話をしにいった施主さんご家族ですが、その際、施工業者は「未施工の部分に関しては設計ミスで取り付け不可能だったから付けていない」や「設計図にはあっても見積もりに入っていないので施工していないのは当たり前」、と言われてしまったそうです。。。
口頭で話していた内容についても、このような業者さんですから当然のように「そんなこと言った覚えがない」「聞いた覚えはない」と。。。
もちろん施主さん側は「誠意ある対応をしてほしい」という目的をもって、未施工箇所の補填もしくは減額してほしいと交渉しましたが、話し合いは拮抗状態になってしまったそうです。
さらには施工業者のほうから「お互い言い分が合わないし契約を白紙に戻すことも拒否するのだから、弁護士さんを入れて話をしよう」ということになったのだそうです。
このような事例ばかりではないものの、ありえない話ではありません。しかし、これはかなり悪質?建築会社側の誠意も何もあったものではありません。そもそも設計図は誰が書いたのか?そして建築途中に施工不可能だと思った段階・発見した段階で一言相談をかけるべきだと思いますが、、、
もしそのような基本的な対応をしてくれない業者さんだった場合に、こういう時どうしたらよいか知っておくことで、新築時のトラブルでの賢い立ち回りができるのでぜひ覚えておいてください。
このような場合では、施主さん側でも弁護士さんを入れて話を進めていくことが重要です。どうしたら良いか迷ってしまったら、先ほど紹介した「消費者センター」に頼るのも一手です。
実際相談した結果「弁護士さんだけでは建築に必要な金額や不備を確実には洗い出せない」ということで、“弁護士さん+建築士さん”にも助太刀してもらう形で解決できたという事例もあります。
新築の近所トラブルに関するよくある質問
最後に、新築の近所トラブルについてよくいただく質問にお答えします。
Q.工事中に近所からクレームが来たら、誰が対応するのですか?
A.工事中の現場の管理は施工会社の責任ですので、基本的には施工会社が対応します。施主さんに直接クレームが来た場合は、ひと言お詫びしたうえで、すぐに施工会社へ状況を共有してください。窓口を施工会社に一本化しておくことが、近所トラブルをこじらせないコツです。
Q.挨拶回りはどこまで行けばいいですか?
A.「向こう三軒両隣」に加えて、裏手のお宅と工事車両が通る道沿いのお宅まで、が一般的な目安です。ただし、地域の慣習や家の密集度によって変わりますので、迷ったら施工会社に「どこまで回りますか?」と相談してみてください。着工前は施工会社と一緒に、入居時は施主さん自身で行くのが基本です。
Q.隣の家の窓が気になる、こちらの窓が近すぎると言われたらどうすればいいですか?
A.一番の対策は、設計の段階でお隣の窓の位置を確認し、こちらの窓の位置や高さをずらしておくことです。すでに建ってしまった後なら、目隠しフェンス・植栽・窓フィルムなどで視線をやわらげる方法があります。建物と境界線の距離についての法律上の目安は、本文④で紹介した記事を参考にしてください。
Q.近所トラブルが理由で引っ越す人もいるのですか?
A.ゼロではないと思いますが、多くの近所トラブルは、早めの対話と第三者の介在で収まっています。「最悪」と感じたときこそ、感情的に反論せず、記録を残し、施工会社や公的な相談窓口など第三者に早めに相談することが大切です。小さいうちに収めることが、長く安心して住み続けるための近道だと思います。
まとめ
さて、ここまで新築の近所トラブル7つと挨拶回りのマナー・対処法、そして施工トラブルの事例と賢い立ち回りをお伝えしてきました。
近所トラブルは“怖い”と感じるものですが、その怖さの多くは「知らないこと」から来ています。着工前の挨拶(できれば施工会社と一緒に)と、工事中のことは施工会社を窓口にするという連携で、かなりの部分は先回りできます。もし巻き込まれてしまっても、記録を残し、感情的にならず、早めに第三者に相談すれば、小さく収められることがほとんどです。
ここまでご覧いただいた内容から、新築するにあたってどんなポイントに気をつけておくべきか知っておいていただくことで、トラブルを回避することもできます。
またこのようなトラブルを回避する最良の方法としては、、、誠意ある工務店・ハウスメーカーなどの施工業者に依頼するということが大きなポイントになります。近所への挨拶や現場のマナー、不具合が出たときの対応の速さは、施工会社の姿勢そのものだからです。
施工会社の姿勢は、モデルハウスで担当者と話してみると意外と伝わってくるものです。愛知県小牧市のモデルハウスで、家づくりの不安をぜひ直接ぶつけてみてください。
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