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高気密高断熱にリフォームにかかる費用や暮らしにもたらす変化とは

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家が古くなってきたから、そろそろリフォームのタイミングかな?と考えている方も多いでしょう。中でも機能性が高いと噂の高気密高断熱住宅には憧れるけど「リフォームできるのかな…」「費用はどれくらいかかる?」と気になりますよね。

 

当記事では、一般的なリフォームと高気密高断熱にリフォームする際の違いや費用を解説します。合わせて、建て替えする方がいいのかなと迷った時の判断ポイントや活用できる補助金制度についても解説しているので最後までご覧ください。

◆こんな方におすすめの記事
⇒リフォームで高気密高断熱にできる?
⇒補助金を知りたい
◆この記事を読むと分かること
⇒高気密高断熱リフォームの重要性
⇒補助金活用できるか?住み替えかの方がお得かどうか

【結論】高断熱リフォームは可能だが高気密にするのは難しい

リフォーム

結論から述べると家の断熱性能を高める「高断熱」のリフォームは可能です。

 

天井(屋根)・壁・床と断熱材を入れる場所によって断熱リフォームの難易度が変わりますが、基本的には家全体の断熱性能を高められます。

 

一方、建物の隙間を極力排除する「高気密」リフォームは難しいです。理由は家全体に少しずつ隙間があり、僅かな隙間が重なって大きな隙間を形成しているからです。

 

既存の住宅から隙間をふさぐことは難しいため、壁や床、天井などを全て剥がし柱・梁といった構造部分から「フルリフォーム」するのがおすすめです。

高断熱リフォームの種類3つ

断熱材入れている

断熱リフォームには大きく分けて窓や玄関ドアなどの「開口部のみの断熱」、部屋ごとの「ゾーン断熱」、家全体を断熱する「全断熱」の3種類あります。

 

ご自宅には、どのタイプのリフォームが向いているのか参考にしてみてください。

窓や玄関ドアなどの開口部分

既存住宅を断熱する場合、熱の逃げ道となる窓や玄関ドアを断熱性の高い製品に交換するリフォームが最も簡単です。

 

既設の窓はそのままにして、室内側に断熱性の高い内窓や内部に空気層を設け熱の出入りを防ぐスクリーンなどを取り付けるといった選択肢もあります。

ふだん生活するリビングまわりの断熱性能を高める

ふだん生活をするLDKや1階のみといった部分的に断熱層で囲い込みゾーンごとに断熱する方法もあります。

 

1〜2人世帯の場合は生活するリビングまわりに寝室や浴室をまとめて、その部分だけ断熱化すれば快適にくらせるというケースが多いです。

 

家全体(1階・2階丸ごと)を断熱化するよりコストを抑えられるメリットがあります。

家全体の断熱性能を高める

屋根・壁・床など建物全体を断熱・気密施工を施す「全断熱」といった手法があります。建築費はかかりますが熱の逃げる隙間が生じにくく、もっとも断熱性能を高めることにつながるのです。

 

家の中に温度差が生じにくく、どの部屋にいても快適なので「窓・玄関ドア断熱」「部屋ごとのゾーン断熱」「家全体断熱」の3種類のリフォームの中でお客様の満足度はいちばん高いです。

 

ゾーン断熱を選んだお客様からも引き渡し後に「こんなに快適になるなら、家全体でやっておけばよかった」という声もありますのでリフォームの時にはぜひ参考にしてください。

高気密高断熱リフォームでかかる費用や工期

リフォームの様子

断熱リフォームの費用相場は施工する部位や現在の傷み具合によって差がありますが、壁の内側に断熱材を入れ直す場合は、一度全ての壁を剥がさなくてはなりません。加えて壁の解体。補修・下地張り・仕上げ材の施工まで行なうため、リフォーム費用は数百万円からスタートと言う感覚です。

 

工法や施工面積によって変動しますが壁全体を断熱化した場合、総額数百万円〜1000万円以上になるケース(それ以上)もあり、工期も2週間〜2ヶ月とかなり幅があります。

 

気密性を上げる窓・サッシのリフォームは結露対策や防音対策にも効果的です。窓1ヶ所につき8〜15万円前後で、人が出入りできるサイズの掃き出し窓なら10〜30万円前後が施工費用の目安位です。

 

窓工事の工期は1、2日と短期間なので、すぐに防寒・結露・防音対策をしたい方にも向いています。

高気密高断熱リフォームで暮らしにもたらす5つの効果とは

リビングで過ごす親子

高気密高断熱にリフォームすると家の機能性を高められるだけではなく、暮らしにもいい効果をもたらします。以下では、生活にどのような効果をもたらすのか5つご紹介しますので参考にしてみてくださいね。

一年中快適な温度で過ごせる

高気密高断熱は夏に涼しく冬は暖かい空間で過ごせるのが大きなメリットです。

 

日によって暑かったり、急に寒くなったりすることが多い春や秋は、気温の変化から体調を崩しやすいですが、高気密高断熱住宅は外部の気温に左右されにくいので冷暖房をつけなくても快適に過ごすことができます。

エアコンの効きが良くなり電気代が安くなる

高気密高断熱のリフォームをした場合、エアコンの冷暖房効率が上がり電気代が安くなります。

 

夏場に「もったいない」とエアコンをつけずに過ごすことがあるかもしれませんが、リフォーム後は室内の冷気を外へ出さず、外からの熱が室内に入りにくい構造になっているため、一度エアコンをつけ室内が適温になると快適な温度を保ちやすいです。

 

さらに、エアコンをつけて温度を自動設定しておくほうが、エアコンの効率も上がり快適に過ごせて光熱費の節約もできます

ヒートショック予防につながる

高気密高断熱にリフォームをするとヒートショックの予防につながります。ヒートショックは寒い脱衣所と熱い浴室などの温度差による急激な血圧変動で引き起こされる症状です。

 

厚生労働科学指定型研究「入浴関連事故研究班調査」総務省統計学によると、入浴時死亡者数は交通事故の4.4倍との発表もあり、高齢の方がいらっしゃる家庭では予防対策として高気密高断熱のリフォームがおすすめです。

壁や窓に結露・カビが発生しにくくなる

結露は家の外と内の温度差で空気中の湿気が冷やされ壁や窓に発生しますが、カビも生じてしまいます。カビの胞子はアレルギーの原因にもなるので注意が必要です。

 

高気密高断熱にすることによって室内の温度が保たれ、外の湿度や温度に影響されにくいため結露やカビの発生が抑えられます

 

暑さ寒さから解放され、結露の悩みが解消されると、様々なアレルギーが原因で発症する今までの身体の不調も改善に導けるのです。

防音効果が高まる

高気密高断熱の高性能住宅では、その言葉から快適性などに注目が行きがちですが、外から入る騒音はもちろん室内から出ていく騒音も防ぎます。

 

音の正体は「空気の振動」で隙間の多い住宅では換気口、壁より薄い窓など様々な隙間を縫って住宅内に侵入しますが、高気密高断熱では隙間を無くし空気の振動も抑えられるので断熱と防音の両方のメリットが得られるのです。

高気密高断熱リフォームで活用できる補助金制度を知ろう!

家計簿

断熱リフォームの際に活用できる補助金制度についてご紹介します。

補助金の多くは、夏から秋にかけて受付を終了する傾向があるため、計画的に申請スケジュールを組むことをおすすめします。

 

  • 「先進的窓リノベ事業」

既存住宅における窓の高断熱化を促進するため、改修に係る費用の一部を補助する制度です。申請受付終了期間は遅くとも2023年12月31日までなのでリフォームを検討している方は早めに考えていきましょう。

 

  • 「こどもエコすまい支援事業」

リフォームする住宅を所有している方で、リフォーム工事が補助対象であれば全世帯の方が受けられる制度です。申請受付終了期間は遅くとも2023年12月31日までです。

 

  • 「長期優良住宅化リフォーム推進事業」

性能向上リフォーム工事などに要する費用、子育て世帯向け改修工事に要する費用インスペクション、履歴作成、維持保全計画作成などに要する費用、国が費用の一部を助成するものです。省エネルギー対策、劣化対策、耐震性、維持管理容易性などの項目の要件を満たすことが求められます。

 

  • 「ZEH」

建物の断熱性を高めて、家庭で使われる1年間のエネルギーより、搭載した太陽光発電システムなどによって創るエネルギーの方が多くなる、またはエネルギーの差がゼロになる住宅のことをいいます。家をZEHにリフォームする場合、環境省が行う「ZEH支援事業」の補助金と、経済産業省が行う「ZEH+実証事業」などの補助金が利用できます。

我が家はリフォーム必要?迷った際の判断ポイント

チェックリスト

高気密高断熱を施した住宅にするためには、建て替えにした方が良いのか?リフォームにした方が良いのか?どちらにすれば良いのか迷う方も多いでしょう。その際には以下のチェックリストを参考にして判断してみてください。

 

【建て替えかリフォームかの判断チェックリスト】

□光熱費(電気・ガス代)が最も高い月で3万円を超える
□日当たりが悪く、日中でも電気をつけている
□夏場、太陽の日差しが室内に入ると暑い
□夏場、エアコンをフル稼働させても暑い
□冬場の朝、室温が5℃以下になっている
□冬場、お風呂の設定温度を42℃以上にしないとすぐ寒くなる
□冬場、室内でも上着を着ないと寒い
□居住人数が多い
□年配の方も同居している又は同居予定である
□将来的にも長く住む予定か?

 

上記の項目で5つ以上当てはまった場合は、建て替えの検討をおすすめします。

なぜなら開口部や部屋ごとの一部のリフォームだと機能性で満足できない可能性が高いからです。

 

さらに、家全体を断熱リフォームする場合は、現状の建物の傷み具合によっては新築を立て替えた方がいいケースもあります。

リフォームより高気密高断熱住宅を建てるとより快適に過ごせる

ここまでリフォームについて紹介してきましたが、やはり新築で高気密高断熱住宅を立てた方が気密性も断熱性も高く、場合によっては補助金の対象にもなります。

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高気密高断熱リフォームで暖かな住まいを実現しよう

高気密高断熱の住宅は、「光熱費が下がった」「外で雨が降っていることも分からなかった」という声をいただくほど室内は快適な空間を保てます。

 

性能を向上させることで快適な暮らしを実現できるうえ、家の寿命も延ばすことにもつながり家族の思い出もさらに増えていくことでしょう。

 

家の状態や家族構成によっては建て替えの方がコストを抑えられるケースもあるので、ぜひ当記事で紹介したリフォームの必要性チェックリストや費用、補助金といった内容を参考にしながら快適な住まいをぜひ手に入れて下さいね!

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