名古屋の工務店として注文住宅の相談は体感型モデルハウスがある丸協。名古屋のスノーピーク代理店として心地よさとスノーピークの遊び心を併せ持つ提案をしています。 

玄関の広さで失敗しないために【理想的な広さ・平均・決め方】

WRITER
 
この記事を書いている人 - WRITER -

家を建てる際に、「玄関はどのくらいの広さが良いか」と悩む施主さんご家族にお会いすることは多いです。

 

来客時には玄関で対応することも多いですし、家に入って最初に目につく場所、ということで気になる方も多いでしょう。狭すぎれば使い勝手が悪いことは想像に易いですが、広ければよい?という単純なものでもありません

 

ここでは、玄関の広さを決める際のポイント平均的な広さはどれくらいか、広めの玄関のメリットデメリットと併せ、玄関の広さに関する失敗談も紹介します。

 

これから家を建てよう、リフォームしようとされる方が、玄関の広さで後悔されないための情報なので、是非チェックしてください。

◆こんな方におすすめの記事
⇒玄関の広さはどれくらい必要かわからない
⇒玄関の広さで後悔したくない
◆この記事を読むと分かること
⇒家族にあった玄関の広さ
⇒玄関の広さを決めるポイント

玄関の広さを決める際のポイント


玄関の広さを決める際には、「どのような使い方になるか」と「現在の玄関の広さをどう捉えるか」・「ご家族の人数」から、考えるとスムーズです。

 

どのような使い方になるか」に関しては以下のような要望がないか、ご家族にリサーチすることから初めてみましょう。

  • アウターも保管できる収納が欲しい
  • 自転車などを保管したい
  • アウトドア用品を収納したい
  • ベビーカーや車椅子で乗ったまま入りたい
  • 大人数の来客が多い
  • スッキリ使い勝手の良い玄関にするため収納を大きくしたい

次に「現在の玄関の広さに関しての意見」を検討してください。

 

「広すぎて持て余している」
「夫婦だけの現状では十分だけど、子どもが増えたらどうか」
「狭くて使い勝手が悪い」
「収納が足りず靴の着脱に不便」

といったように、意見が出てくるのではないでしょうか。

 

次に、「ご家族の人数」で考えてみましょう。

一般的な家族の人数に対する玄関の広さの目安は以下(収納を含む広さ)です。

  • 2~4人家族:2畳
  • 4~5人家族:3畳
  • 5人以上(来客多い):4畳

個人的な意見としては、収納するものが多いご家庭で2畳としてしまうと、使い勝手が悪くなってしまう懸念があります。またご家族のニーズとして、「大き目の収納が必要」なのであれば、2畳でなく3畳、場合によっては4畳ほどにしておくと、玄関に物が散乱することもなくなります

 

玄関にどの程度物を保管しておきたいのか、どのような玄関(スッキリしている、生活感があってもよいetc)を目指すのか、と併せ、人数ごとの目安の広さを最低ラインとして考えていただくことをおすすめします。

人数ごとの広さはあくまで目安、どんな玄関をどんな風に使いたいかで検討するのがおすすめです

オガタ

平均的な玄関の広さは3畳前後

玄関の広さの平均値は、「奥行き1.2m以上 横幅1.35m以上」で、3畳が平均とされています。

 

横幅よりも奥行きをとってしまうと、「狭く感じてしまう」・「使い勝手が悪い」感じられてしまうでしょう。

 

あくまでこの広さは平均で、収納の大きさは各ご家庭で異なりますが、奥行きをこれ以上狭めてしまうと、靴の着脱もかなり厳しい玄関になるのでおすすめしません。

広めの玄関のメリット・デメリット

狭いよりは広い方が良いと考える方は多いでしょう。
狭い玄関のデメリットはいわずもがな、といったところもありますから、ここでは広めの玄関のメリット・デメリットをご紹介します。

メリット デメリット
開放感がある 施工費用が高くなる
大きな荷物があっても着脱しやすい 他の居室のスペースが減る
車椅子やベビーカーも楽に入れる
手すりを設置しても邪魔にならない
外に持ち出す品々の保管ができる
来客時も窮屈にならない
十分な収納が確保できスッキリ保てる

玄関を広くすればその他のスペースが減ってしまうのは致し方ない部分ではありますが、工夫次第で他のスペースが窮屈にならず、使い勝手も遜色ないものにすることはできます

 

施工費用に関しては、玄関を1畳広くしたからと50万円・60万円も変わるというほどのものではありませんが、その分コストがかかるのは事実です。その分どうやって予算内に納めるかも、一緒に検討しましょう!

玄関の広さに関する失敗談


玄関の広さを決定する際のポイントと併せ、知っておいていただきたい失敗談もご紹介します。

  • 狭くて使い勝手が悪い
  • 広くしすぎてしまい持て余している
  • 縦長にしたら実際より狭く感じてしまう
  • 玄関収納を大きくしたら来客時に靴があふれてしまう
  • 採光できず薄暗く狭く感じる

失敗談をみておけば同じ轍をふまずにすむね

パパ

そうね!しっかり見ておかなくちゃ!

ママ

狭くて使い勝手が悪い

他のスペースを広くするため、玄関を狭くしてしまったがため、着脱や買い物帰りに窮屈感があるのが嫌だ、という声は多くあります。

 

とくに買い物帰りやおでかけからの帰宅時は、荷物も多く玄関を複数人で利用するシーンも多くなりがちですよね。

広くしすぎてしまい持て余している

「玄関が広すぎた」という失敗談も実は多いのはご存知でしょうか。

 

広くしすぎて持て余してしまう、これは玄関をどのように使いたいかご家族との意見のすり合わせが不十分だと起こりがちな問題でもあります。家の顔、とはいえ無駄に広すぎる玄関で、その他のスペースが縮小してしまうのもいただけないですよね。

縦長にしたら実際より狭く感じてしまう

縦長の設計にしてしまったことにより、窮屈感があるという声もあります。

 

実際、複数人で玄関で着脱するシーンを想像すると、縦長は利便性にも欠けるのはいうまでもありません。

来客時に靴があふれてしまう

玄関の広さが狭すぎたり、玄関収納を大きくとりすぎ着脱スペースが狭くなってしまった失敗談としてありがちなケースでもあります。

 

来客時は特に、通常時以上に玄関を大人数で使うことになります。複数人が着脱できる幅を確保しておくと、自然と靴があふれて脱げない!という事態は避けられます。

採光できず薄暗く狭く感じる

採光できていないと、玄関が薄暗く狭く感じてしまうもの。

 

また換気も十分にできないことで、嫌な匂いがこもったり、空気のよどみが気になる方もいらっしゃいます。できれば換気もできると理想的ですが、最低限として採光できる作りにしておくと明るくなるので、玄関が実際以上に広く感じられますよ。

玄関を狭く感じさせないためのポイント


広さのある玄関でも作り方によっては狭く感じることもあります。

 

「そこまでスペースが取れないので狭く感じない玄関にしたい」というご希望もあるでしょう。

 

ここでは、玄関を狭く感じさせないためのポイントをお伝えします。

  • 間口を広くとる
  • 暗くならないよう採光窓を設置する
  • 階段下を玄関収納にするなどデッドスペースを活用する
  • 季節外れのものは別収納へ移動する
  • 鏡を設置する

暗いと狭く感じてしまうので採光できるような作りにするのをおすすめします。

 

また、玄関先で嫌な匂いがしてしまう、空気が淀むといったことの対策としても、採光窓の設置はメリットになります!

 

上でも伝えしたように、縦長よりも横長のほうが利便性の向上だけでなく、視覚的にも広く感じられるため、横に広げる作りにするのもポイントです。

玄関収納をしっかりとりたい、となるとスペースの問題も出てきますね。

 

そのような場合には、階段を玄関の横や目の前(真ん中正面でなく横に)に配置し、その下を収納とすることでも十分なスペースが取れます。デッドスペースをあえて作り出し、有効活用すると垢ぬけた印象の玄関にすることもできますよ。

理想的かつ使い勝手の良い玄関にするために

玄関の広さは広ければ良い、というものではありませんが、狭くしすぎても使勝手が損なわれてしまいます。

 

毎日出入りする場所ですから、ストレスを感じてしまう場所にするのはおすすめできません

 

「どのくらいの広さが良いか…」と悩んだ時には、ご家族で玄関をどのように使いたいか、今の玄関の広さをどう感じているかをヒントに、最低ラインとしてご家族の人数にあった目安の広さから検討してみてください。

 

また、実際以上に狭く感じてしまったり、暗い・嫌な匂いがこもってしまう、というリスクを避けるためには採光・採光窓の設置もおすすめです。

 

どのような作りにするかなど悩まれた際には、建築に携わるものとしてのアイディアや工夫もお伝えしながら、納得のお家創りのサポートをしますのでご相談ください。

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください