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ガルバリウムの家でメンテナンスフリー!?

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最近は住宅の屋根材としてよく使用されているガルバリウム鋼板ですが、ガルバリウム鋼板は、屋根だけでなく外壁や水切り、パラペットの笠木にも使用されていたりします。

 

水切りとは、庇の先端や窓の下枠部分、基礎などに取り付ける部材のことで、雨水によって外壁が汚れたり壁内部へ雨水が侵入するのを防ぎます。

 

笠木は、バルコニーなどの腰壁やパラペットの立ち上がり上部に取り付けられる部材で、これも雨水による外壁の汚れや壁内部への雨水の侵入を防ぐ役割があります。

 

このように、ガルバリウム鋼板は主に雨水から住宅を守るために使用されています。建築物のいろんなところで大活躍のガルバリウム鋼板ですが、今回は、屋根材としてのガルバリウム鋼板についてご紹介します。

 

ガルバリウムの欠点?

屋根材には、ガルバリウム鋼板の他にも、伝統的な瓦やスレート等があります。様々な屋根材の中で、ガルバリウム鋼板を選択するメリットはどのようなものがあるのでしょうか。また、デメリットも知っておく事で、後悔のない選択をしていきましょう。そんなお手伝いが出来ればと思います。

 

ガルバリウムの屋根勾配(コウバイ?)

 

まずは、屋根勾配とは屋根の傾き具合のことです。降った雨水を流せるよう、屋根には勾配(角度)がつけられています。フラットルーフとも呼ばれる陸屋根(リクヤネ・ロクヤネ)やバルコニーにも、水勾配がつけられていて、排水口から雨水がきちんと排出されるようになっています。屋根に水が溜まってしまうと雨漏れなどの原因になってしまい、断熱材の劣化だけでなく構造材の腐食などの大きな問題につながってしまうかもしれないので、きちんとした排水計画が必要です。

 

屋根材には、その製品ごとに対応可能な屋根勾配が決められており、一般的には瓦は4寸勾配・スレート2.5寸勾配・金属屋根0.5寸勾配となってますが、瓦でも2寸勾配可能なものもありますので、詳しくはハウスメーカーさんや工務店さんに確認することをお勧めします。または、材料各メーカーさんのHPに対応可能な屋根勾配が記載されていますのでそちらも事前に確認をした上で、計画している建物の屋根勾配にあった屋根材を選びましょう。

 

と言われても、、、と言う方は いろんなSNSで気になる外観写真を担当者に見せるのも良いかもしれません。すると担当者は○○屋根の△△勾配ですね!ってなると思います。

 

ガルバリウム鋼板には、屋根に使用できるものには沢山の種類があります。同じガルバリウム鋼板でも、製品によって対応可能な屋根勾配が決められています。

 

ガルバリウム鋼板の屋根勾配は、張り方によっても対応できる勾配が異なります。張り方には、屋根に対して横に張る横葺きと、縦に張る縦葺きがあります。

 

横葺きは、すでに成型されたものを屋根に施工することがほとんどです。中には断熱材が一体化されているものもあり、様々なデザインがあります。複雑な屋根形状にも使用可能です。

 

(横暖ルーフαプレミアム  ニチハ)

 

縦葺きは、成型された製品が少ないため、板金工事業者が屋根に合わせて現場で施工します。一般的には、横葺きより価格が安く、工期が短いです。シンプルな屋根形状に適しており、屋根勾配については、横葺きよりも縦葺きの方が緩勾配に対応可能なものが多く、中には5/100といった非常に緩勾配の屋根でも施工可能なものもあります。緩勾配の屋根の方が、屋根面積が小さくなるため、屋根の施工費を抑えられます。

また、縦葺きは横葺きに比べると雨漏れの可能性が低くなります。横葺きは、雨水などの流れる方向に直交するように横に継ぎ目があるためです。

 

 

(たてひらスタンビー  稲垣商事)

ガルバリウム  屋根メリット

 

屋根にガルバリウム鋼板を採用するメリットには、どのようなものが挙げられるでしょうか?詳しくみていきましょう。

まず1つ目のメリットは

耐久性に優れていることです。ガルバリウム鋼板とは、アルミニウム、亜鉛、シリコンから作られるアルミ亜鉛合金メッキ鋼板で、含まれる成分の良いところを持ち合わせた鋼板になります。アルミニウムの耐食性、加工性、熱反射性と亜鉛の犠牲防食機能により、耐久性に優れています。

 

(日鉄住金鋼板株式会社)

他の鋼板に比べて錆に強く、10年から20年という長期の耐久性があります。

耐久性については、沿岸部など潮風が当たる場所では、少々異なる部分もあるので注意が必要です。

 

2つ目のメリットは

軽量であることです。

軽量であるということは、建物の耐震性にも繋がります。建物の1番上に乗る屋根が軽量化できるということは、柱や梁などの構造部材に伝わる負荷が減るためです。これを人の体に置き換えて考えてみましょう。屋根が頭、柱や梁などの構造部材が頭より下とします。頭が重ければ重いほど、体がフラついてしまうことが想像できます。さらに、頭を支えようとして体に負荷をかけてしまいます。これと同じように、屋根を軽量化すれば、建物への負荷を必要以上にかけることなく、安定させることができるのです。

 

3つ目のメリットは

デザイン性です。他の屋根材と比較すると、薄い屋根材のため、スッキリとしていてシャープな見た目になります。軽やかなデザインを求める方にはお勧めです。

 

ガルバリウム 屋根デメリット

次に、ガルバリウム鋼板のデメリットをみていきましょう。

 

まず1つ目のデメリットは、

傷のつきやすさです。ガルバリウム鋼板は、薄くて軽量であるため、傷がつきやすく、メッキが剥がれてしまった場合、そこから雨水などが侵入して錆の原因となることもあります。

 

2つ目のデメリットは、

ガルバリウム鋼板自体には高い断熱性能を求められないことです。横葺きのガルバリウム鋼板には、断熱材付のものもありますが、別途小屋裏には断熱材を充填し、断熱性能を確保しましょう。断熱材を充填することで、雨音などの遮音対策にもなります。

 

ガルバリウム鋼板は、耐久性に優れた素材ですが、施工不良によって傷がついてしまうと劣化が進んでしまいます。錆びて劣化してしまったところから雨水が侵入してしまうと、ガルバリウム鋼板だけでなく、断熱材や垂木、母屋などの構造材も劣化してしまい、大規模な補修工事をすることになりかねません。

長期的なメンテナンス性を考慮して、施工費の安さだけで施工店を選ぶことなく、技術的な面も見極めて決めましょう。

 

3つ目のデメリットは、

錆びる!ガルバリウムはメンテナンスフリーと言っているハウスメーカーさんや工務店さんもいるようですが、大きな間違いです。沿岸部では潮風による塩害・白錆びや、ガルバリウム自体が傷つきそこからの赤さびやもらい錆び等が考えられます。メンテナンス方法として、水をかけてあげるか屋根形状を考えるのも一つです。

 

 

ガルバリウム鋼板の色選び

ガルバリウム鋼板には、様々な色があり、住宅のデザインに合わせて選ぶことができます。どの色を選んだとしても、耐候性に明らかな優劣はありません。

 

ただし、ガルバリウム鋼板の色を選ぶ上で注意が必要なのは、シルバーなどの明るい色を選ぶ場合です。日光が反射して、周辺の住民から眩しいなどのクレームがあるかもしれません。立地条件などを考慮した上で、色を選択しましょう。色による日射反射率も気にした方がいいかもしれません。

(ニクスカラー 日鉄住金鋼板株式会社)

 

ガルバリウム 屋根 音

 

ガルバリウム鋼板は、薄くて軽量な上に、耐久性にも優れた建材です。これはメリットであると同時に、その薄さ故に音が伝わりやすいことがデメリットでもあります。

 

ガルバリウム鋼板の下(もしくは下層部)には吸音のために断熱材を充填したり、遮音のため天井の石膏ボードを2重貼りにするなど、防音対策をすれば、雨音に悩まされることもありません。

 

ガルバリウム屋根で雨音がうるさい家は、断熱材なども薄く、きっと夏暑くて過ごせない位のレベルではないかと思います。

 

ガルバリウム 屋根 断熱

 

ガルバリウム鋼板自体には、断熱効果は期待できないと思った方がいいでしょう。ガルバリウム鋼板の中には、断熱材付きのガルバリウム鋼板もありますが、別途で必ず断熱材を充填することをお勧めします。ガルバリウム鋼板は、夏場は太陽の熱で非常に高温になります。

 

逆に、冬場はとても冷えてしまいます。せっかく室内の気温が適温でも、屋根部分が外気温に左右されてしまうようでは、エアコンなどはより多くのエネルギーを消費しなければなりません。

 

屋根部分、または、天井部分で必ず断熱層を設けましょう。(屋根及び天井部での断熱は当たり前ですが、その厚みと施工方法に注意です)

 

(超高耐久 横暖ルーフα S  ニチハ)

 

 

まとめ

 

スッキリとした屋根デザインを実現できるガルバリウム鋼板。個人的には好きですが、メリットばかりでは当然ありません。屋根だけでなく、外壁にガルバリウムを施工する際にもデメリットをきちんと理解してメンテナンスすることで、快適な住宅を維持していきましょう!

 


 

 

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