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コンクリートブロックの塀が壊れたら。。。

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コンクリートブロックは、お隣さんとの境界線をハッキリさせる為や、視線を遮るのにコンクリートブロックを積むのは割とお値打ちに出来ますので、施工する場所や施工の仕方でコンクリートブロックは万能?ですが一歩間違うと。。。痛ましい事故につながりますのでその様な事が無いように今日は少しだけコンクリーとブロックについて書いてみます。DIYをお考えの方も参考にしてみてください!

あまり高く積みすぎると地震の時には危ない。

コンクリートブロックの 塀

 

まずは、高さに制限があるの!?っていう質問について

 

建物の境界線や、隣地との目隠しなどで使用されるコンクリートブロックですが、簡易的なものに見えて、実は様々な決まりがあります。その中の決まりの一つに高さ制限があります。

 

決まりの高さを超えてしまうと、地震の際に転倒・倒壊してしまうだけでなく、地震などの外力が加わらなくとも、倒壊等の大事故につながってしまう可能性もあります。

コンクリートブロックで塀を作るより、フェンスの柱などを固定するための基礎としての用途の方が良いのではないか?と思います。

 

コンクリートブロックの規格

 

(有)佐々木ブロックさんのHPより

 

一般的なコンクリートブロックは、『空洞コンクリートブロック』と呼ばれ、よく目にする“グレーのコンクリートブロック”です。

 

基本的には、高さ:190mmタテ:390mm高さと、タテは統一ですが、幅が異なってきます。

 

幅は、100mm・120mm。150mm。190mmとなっています。

 

そしてこれら幅によって、建てられる高さが異なってきます。

 

コンクリートブロックの種類別高さ制限とは

 

コンクリートブロックの高さは、建築基準法で決まっています。したがって、新築工事を建設する際に、所定のコンクリートブロックの高さ以上ができ上っていた場合、最終検査が通りません。

 

最悪は、その家には住めないということになります。

そして、その高さ制限にはコンクリートブロックの厚みも関わってきます。

 

コンクリートブロックの高さ制限は2.2mです。

しかし、コンクリートブロック厚みが150mm以上の場合であり、厚み15cm未満の場合は、2m以下にする事が望ましいとされています。

 

つまり、厚みが100mmや120mmのコンクリートブロックを使用する場合は2m未満の高さにした方よい、ということです。

 

違法にならない!?

 

建築基準法で定まっていても、法定の高さ以上のコンクリートブロックを街中で目にすることがあります。

5mやそれ以上のコンクリートブロックを積み上げている壁をみたことはありませんか?

新築工事や大規模修繕工事以外の小規模の工事や個人で行う工事では届出が必要でないことが多い為、勝手にできてしまう事もあります。

 

しかし地震時等に倒壊する恐れや、経年劣化による倒壊等、危険がかなりある為、既定の高さより高くすることはしないことをお勧めします。万一ご自身で危険高さまでコンクリートブロックを積んで、それが倒壊し通行人に怪我でもさせてしまったら工作物責任で賠償責任が発生してしまいますし、最悪の場合その地域に住めなくなる事も考えられます。

 

コンクリートブロックの寸法

 

コンクリートブロックの役割としては、外部から内側を見えない様にする、侵入できないようにする等のために使用されたりしますが、意外と便利なのが広さを測る場合です。(業者の感覚ですかね。。。)一つのブロックのタテが≒400mmですのでそれが何個並んでいるかで大体の土地の広さを把握できます。例えばコンクリートブロックが15個あるとすると、その土地の長さ6mあるという事です。

 

コンクリートブロック基礎・中身・構造

 

大震災時に、倒れた場合に倒れないよう、高さだけでなく、基礎や内部の構造も決まっています。簡単な作りに見えるコンクリートブロックも、中身はかなり強固に作ってあります。単に積上げているだけでないコンクリートブロックの構造を紹介します。

 

倒れない!?コンクリートブロックの控え壁

 

コンクリートブロックを建てる時は、地面からコンクリートブロックを積み上げているだけでなく、建物同様に基礎と、鉄筋があり、さらに、“補強”が規則的に設けられており、倒壊しないような設計となっています。

 

広島第一ブロック協同組合さんHPより

 

長さが3.4m以内ごとに、さらには端部から0.8m以内に補強することを義務付けています。これにより、倒壊を防ぎます。

 

このように、コンクリートブロックも建物同様、安全に建てられています。そのはずです。。。

 

基礎がある!基礎のイメージはこれ

 

(有)佐々木ブロックさんのHPより

 

基礎はこのように、様々な種類があります。

どの基礎を作るか?は、コンクリートブロックの高さ等によって決まっております。また、この基礎の鉄筋の決まりである『配筋要領』についても細かく決まっております。

検査を要する工事の場合、この基礎についても入念に確認され、不合格となった場合は作り直し等厳しい措置が下される可能性もあります。

 

コンクリートブロックの中の鉄筋!配筋

(有)佐々木ブロックさんのHPより

 

コンクリートブロックの中にも建物同様に鉄筋が入っています。

コンクリートブロックは弱くもろいです。鉄筋が入っていなければ、倒壊や、破壊はすぐに発生してしまうでしょう。

 

このような配筋要領をしっかりと行い、丈夫なコンクリートブロックを作くります。

この配筋要領も一例となっており、高さに応じて決まりが存在します。

 

コンクリートブロックの中身は厳しく決められた配筋要領でできており、災害の際でも、コンクリートブロックの付近にいた人に影響がない様に作られています。

 

手抜き工事は簡単に見抜ける!

 

コンクリートブロックに配筋をごまかすことや、手を抜いていることがごくたまに発生します。

特に、工事の届けが不要な、後付けでのコンクリートブロック工事の場合は手抜きをする悪徳業者もいます。

その被害にあわない為に、工事を良く観察することや、定期的に工事している写真を撮影しておくと効果的です。

 

 

工事の観察と、写真撮影の有効性とは

工事を見られていたりすると、不正を行うことを抑制することができます。また、写真撮影をしていることにより、更に抑制することができます。

 

これはコンクリートブロックの建設工事だけでなく、住宅の新築・改修工事にも有効ですのでお勧めします。

 

その前に、、、不信感を抱いたまま工事を依頼する事を辞めた方が賢明です!

写真撮影は最終手段ですかね。。。

 

手抜き工事は簡単に見抜ける!手抜き工事の衝撃的な結果とは・・・

 

手抜き工事を行うと、倒壊等の恐れがかなり高くなります。最終的にはその手抜き工事によってできたコンクリートブロックの塀は、地震時に倒壊しています。

 

2018年6月18日に発生した大阪府北部地震では鉄筋が入っていなかったコンクリートブロックが倒壊し、女の子が下敷きとなり死亡しました。

 

決まりを守っていないだけでこのような悲惨な事故に発展してしまうのです。

 

コンクリートブロックもおしゃれに!

 

個人的にはグレーのコンクリートブロックを室内に使ったりと、あの武骨な感じが好きですが、そうでない方が大半かと思います。コンクリートブロックはグレーのブロックだけでなく、オシャレな“化粧コンクリートブロック”も存在します。

 

化粧コンクリートブロックにも様々な種類があり、主に住宅等で使用されていることがあります。

 

オシャレなコンクリートブロックとは?

 

一例ですが、このような色のついたコンクリートブロックや、模様の付いた物も多く存在します。グレーの重たい雰囲気のコンクリートブロックよりも見栄えが良いですよね?

 

化粧コンクリートブロックと、開口部のガラスなどの組み合わせを行い、このようにキレイに作ることも可能です。化粧コンクリートブロックを使うことによって、住宅のイメージはかなり変わってきます。

化粧ブロックと検索してみると かなりの量の画像が出てきます!ご参考に

 

コンクリートブロックまとめ

 

コンクリートブロックは簡単そうに見えていますが、細かく決まりがあります。ですので、ホームセンターで材料を買ってきて、高い壁をDIYで作ることは難しいです。もしも倒壊すると大事故に発展する恐れもあります。

 

見た目も構造も多くの種類があるコンクリートブロックですが、ご自宅を建設・改修工事等するときは、ご参考になさってください。

 

 

 


 

ここまでお読みいただきまして有難うございます。

家づくりにお役に立てていただければと思います。

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