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蜜蝋ワックスを自分で作って自分で塗る?

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beeswaxとも言われる蜜蝋ワックス。

無垢のフロアなどに塗られたりする人気のワックス!それは蜜蝋ワックス。それ実はハチの巣を精製してできた蜜蝋を使ったワックス。

蜜蝋ワックスは木工製品の仕上げ・革製品の手入れ・床の保護剤に使うものなど用途によって様々あります。

天然素材ゆえに小さなお子様がいるご家庭でも安心できるうえ、木材に艶を出し、汚れの防止にも役立つ優れもの。

ここでは大切な家や建材の保護に役立つ木素材の仕上げや床材の保護に使うことを中心に、蜜蝋ワックスの作り方・デメリット・使い方や失敗しないコツなど解説していきます。少しの間ですがお付き合いください。

 

蜜蝋ワックスを買うと結構お値段がしますので、

自分で作っちゃおうかな?なんて思う方もいるはず!そんな方必見です↓

 蜜蝋ワックスは作れるのか?

 

結論からいってしまうと「蜜蝋ワックスは手作りできます」ということになります。

 

ただ、ハチミツではなく蜜蝋、を使うのが蜜蝋ワックスの特徴なので材料を手に入れるという点において大変な面もあるかもしれません。

 

身近なお店で手に入らない場合はネット通販などで探すと比較的簡単に手に入るのでおすすめです。

 

市販の蜜蝋ワックスはハチミツを採った後のハチの巣(蜜蝋)とアマニ油や荏胡麻油で作られたものが多いです。もともとハンドクリームとして使われることもある蜜蝋ワックス、手作りも可能で作り方も簡単。天然成分なので手作りの際も安心して作業できるのでご紹介します。

蜜蝋ワックスの作り方

♬♬ いきなりですが、実際作ってみましょう♬♬  まずは、

 

<材料>

・蜜蝋

・乾性油(亜麻仁油・荏胡麻油)

※割合は使いやすい割合を自分で試してみるのがおすすめですが、目安として蜜蝋:乾性油を2:8で作ると使いやすいという方も多いようです。

<作り方>
作り方は簡単で溶かして混ぜるだけのワンステップです。そう溶かして混ぜるだけ♬

2つの材料の割合は木材保護の目的の場合、冷えた時には少し硬めになりますが「蜜蝋が多め」としておくのがおすすめ。

溶かす時には直火にあてず、成分が変わってしまうので沸騰させないように気を付けましょう。65度前後で蜜蝋が解けるので、湯煎するようにして溶かすと失敗しなくてすみます。

溶けた蜜蝋に乾性油を混ぜて冷やせば、蜜蝋ワックスの出来上がりです♪

<失敗せずに蜜蝋ワックスを作るためのポイント>

・沸騰させない

・直火にかけない

・湯煎して溶かす

上記の3つのポイントを守っておけば、失敗せずに完璧な蜜蝋ワックスができます。

蜜蝋ワックスを使う事のデメリットとは?

 

蜜蝋ワックスには必ず蜜蝋が入っています。

天然成分なので口に入っても大丈夫、というのが蜜蝋ワックスの良い点ではありますが注意が必要なのは1歳未満のお子様がいる場合。

厚生労働省よりのアナウンスもありご存知の方も多いとは思いますが、「ハチミツに含まれるボツリヌス菌」による影響が考えられるため、1歳未満のお子様はハチミツの摂取は避けるように勧められています。

蜜蝋にボツリヌス菌が含まれている、という可能性は0とは言えませんので、1歳未満のお子様がいるご家庭では注意が必要です。

またデメリットとは違いますが、この後ご紹介する「無垢材の床の保護」にも使える蜜蝋ワックスですが、塗装済みの床材や建材へのワックスとしては適しません。

塗装とは違い、木材にしみこませて使う蜜蝋ワックスですから、塗装済みの床材などへ使う場合には一度やすりなどで塗装を落としてから使う必要があります。これが意外と重労働ですので、もう既に何か?が塗ってある場合は専門家に見ても貰う事をお勧めします。

蜜蝋ワックスの使い方

 

蜜蝋ワックスは少量でもよく伸び、木材に塗装(表面に膜を張る)をしないで仕上げるときの仕上げ材としても使える蜜蝋ワックス。

蜜蝋ワックスは天然成分100%で小さなお子様が触れても安心、ということもあって無垢材の床の仕上げに選ばれるケースも多くあります。

天然成分で安心して使える、ということで他にもいろいろな使い方ができるのでご紹介してみようと思います。

メンテナンスのサイクルは半年から1年を目途に、床など人が頻繁に触れる部分についてはもう少し短いスパンで行うと良いでしょう。

無垢材のフロアの仕上げ材・ワックスとして使う

無垢材を保護するためのワックスとして使う事ができます。蜜蝋ワックスを塗布することで薄く膜を作り、汚れから保護し、自然なツヤが出ます。

 

もちろん、床だけでなく壁や天井などの木材にも使用可能で、臭いもないので部屋の中でも安心して使えます。広い面積に塗るので、手にビニール手袋をした上から軍手を付け、軍手に直接蜜蝋ワックスを付けて塗り広げていくと楽です。

作り付けの家具や柱などの木材の仕上げやお手入れに使う

床に使う場合と同じで木に蜜蝋ワックスを塗布することで、ツヤを出し汚れから保護することができます。

特にキッチンや洗面所など水回りに無垢材などの木製のカウンターを使っている場合、撥水効果もでるので蜜蝋ワックスはおすすめです。

革製品の保護材として使う

革製品のお手入れにも専用ワックスではなく、蜜蝋ワックスを使えます。

カバンや財布だけでなくレザーソファにも高い効果があり、伸びも良く手入れもしやすいのでおすすめです。

蜜蝋ワックスを失敗しないで使いこなす3つのコツ

 

初心者の方でも蜜蝋ワックスを失敗せず、上手に仕上げる為の簡単なコツをご紹介します。

蜜蝋ワックスはいわゆる一般的なワックスのように「塗った後乾燥させる」のではなく、「塗ってしみ込ませるもの」であることも念頭にいれてチェックしてください。

「少しずつ薄くつける」

パッケージを開けると固形で、その状態のワックスを直接木材に大量につけるとべたべたして仕上がりがわるくなります。

少しずつ薄くのばすようにしながら、全体に伸ばしていくようなイメージで使いましょう。

「塗った部分は仕上げに乾いた布で拭き上げる」

余分なワックスを取り除けばベタツキもなくきれいな仕上がりに。

ベタツキがなくさらっとするまで拭き上げておかないと埃が付着したり、後々も汚くなってしまいます。

「塗った後はしっかり乾かす」

塗った部分は触らずに半日から1日ほどたっぷりと時間をかけて乾燥させましょう。

まとめ

 

お子さんが手に触れても安心できるメンテナンスグッズとしておすすめの蜜蝋ワックス、どんなものなのか、このブログを読む前よりは少しは身近に感じられたのではないでしょうか?

蜜蝋ワックスなどの自然塗料は合成樹脂塗料とは違い塗った後の質感が柔らかく、目が疲れない等の作用もあるように思います。

また、塗装屋さんに依頼すればかなりの出費になってしまうこともある蜜蝋ワックスも、自分で作って塗布すれば安く済ませられます。但し、自分ですべてをやらなければならないので時間と根気が必要です!だけど、、、家族でやればそれ相応の思い出にもなりますし、再塗布の場合も2回目なのでもっと上手にできるはずです。

半年から1年ごとに繰り返し使っていくことで、木に自然なツヤを出し風合いを深めてくれる蜜蝋ワックスは、日頃の生活で付きやすい汚れから守ってもくれます。

床や梁・柱等の無垢の木材のメンテナンスのみならず、皮製品にも使える優れもの。

 

最後にまとめとしてポイントを振り返っておきましょう。

・自分で作る時には蜜蝋は沸騰させずに湯煎で溶かすこと

・蜜蝋ワックスを塗るときは少しずつ薄く塗り広げること

・蜜蝋ワックスを塗った後はさらっとするまで乾拭きすること

・塗装済みの木材に使う場合には一度塗装をやすりで落とす必要がある

・1歳未満のお子さんがいる場合には使用は避けておくこと

木材が持つ美しい木目を生かし、自然なツヤを出し魅力的な色味を引き出してくれる蜜蝋ワックス。

使い方のコツ、そして作る場合には少しのポイントを押さえておけば失敗せずに使いこなすことができます。

デメリットらしいデメリットもない、天然素材100%だからこその安心感で様々な使い方ができる蜜蝋ワックスは皆さんの大事なお家を美しく快適な場所に保ってくれます。

コツを覚えて使いこなしてみてくださいね。

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