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ベタ基礎の真実|費用・湿気・耐震性

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【布基礎との違いと信頼できる業者の選び方】

「ベタ基礎なので大丈夫ですよ♪」という業者さんも多い!!です。

『家を買うぞ!』『家を建てるぞ!』『さあ展示場?』という段階できちんと基礎について調べて検討する方も少ないようです。

そりゃそうだろ!基礎はノーマークだわ!

とーさん

そんなマニアックな入り方の人おるか?

かーさん

言われてみたらそうかも。。。

オガタ

実はそれって結構「損している」かもしれないってご存知ですか~?

 

しかも…「ただ損してるだけじゃないかもしれない」っていうこともあるんです。基礎は家の土台!地震大国日本で土台がきちんとしてない家がどれだけ危険か、考えてみてください!

◆今回はこんな方の為に書いています。

⇒基礎の事を知りたい方へ

⇒ベタ基礎?布基礎???って方へ

◆今回の記事を読むとこんな事がわかります。

⇒基礎の重要性

⇒家づくりの基礎は基礎選定から

この記事では、

・ベタ基礎って何?

・ベタ基礎と布基礎の違いは何?どのくらいコストに差があるの?

・どっちの基礎にするかの判断基準はなんなのか?

・べた基礎って本当に安心なの?湿気とかシロアリとか地震とか!

・基礎からちゃんと考えてくれる良心的な業者の見分け方は?!

      という感じでまとめていきたいと思いますので、目を通してみてくださいね。

     

    ベタ基礎で建築するケースが増えているのはなぜ??

    簡単にいうと、、、流行りです。ではなくて、冒頭でもお伝えしたように、最近は注文でも建売でも「ベタ基礎です」という物件が本当に増えています。

     

    これはどうしてか?

     

    施工業者さんいわく…「基礎全体がコンクリートなので耐震性も高くて安心でしょ?」「とりあえず布基礎より丈夫なんだからベタ基礎にしとけば間違いないじゃん?」なんて言う方もいたり…中には 「だって今はほんとがベタ基礎選んでて…要は流行ってるじゃん♪」

     

    という感覚で ”とりあえずベタ基礎” という業者さんが多いのは事実です。

     

    確かにきちんと施工したべた基礎は、もう一方の布基礎と比べると鉄筋量が違いますし、コンクリートできっちり固める分安全な基礎になります。ですが、…詳しくはおいおい解説させていただきますが…コストは布基礎よりかかるし、きっちりやれば工期も人手もかかるんです。施主さん的には負担も増えるということ。

     

    でも!!先に言っちゃいますが、ベタ基礎が悪いということではないんです。むしろべた基礎は良い!!

    耐震性にも優れているし、湿気対策、シロアリにも(布基礎より)有効な策。

    ただ、とりあえずべた基礎、というその判断基準が流行りとか、曖昧なのは、、、という話なんです。

     

    その理由を順を追って解説させていただきます!!

    ベタ基礎とは(断面図あり)?

    布基礎とべた基礎の使い分けと違いについて

    まずベタ基礎とは何か、というところから。

     

    ベタ基礎とは基礎となる部分全体に砕石を敷き詰めて固めた上に鉄筋をしっかりと敷きコンクリートを流し込んで作るもので面と立ち上がりで構成されています。立ち上がりの部分にも鉄筋が入り耐震性も強いです。

     

    ”面”で家の重さを支えることで”設置圧を下げる”効果があります!

    ここで接地圧とはについて。

    接地圧とは接地面積に作用する単位面積当たりの加重

    実生活でイメージすると、砂地をハイヒールで歩くののと、スニーカーを履いて歩くのでは?どちらが砂地にめり込み易そうですか?

    1. 設置圧が低い(べた基礎)=スニーカーを履いているとき
    2. 設置圧が高い(布基礎)=ハイヒールを履いているとき

    もうお分かりですよね?!ハイヒールが埋まってしまって歩けたもんじゃないですが、スニーカーなら歩けます(ちょっと歩きにくいけど)。

     

    ちょっと歩きにくくなってしまう分、たとえがうまくなかったなと思ったんですが…要は地面に沈むか沈まないか、というところに注目してほしいんです。

     

    では次に、布基礎の断面図も紹介しておきます。ベタ基礎と比較してみると違いも分かりやすいですね。

     

    ちなみに布基礎の底にひいてあるコンクリートは、鉄筋を含まない防湿コンクリートになっています。

    布基礎についても簡単に解説すると、これはこれで地盤が固かったり、地盤改良で十分な固さがあるところでは十分有効な基礎です。

    ベタ基礎と布基礎の使い分けは地盤の固さと建物の大きさから考えるべき

     

    さて次にべた基礎、布基礎をどうやって使い分けするのか見てみましょう。まず前提として先ほどもお伝えしたように、地盤に基礎がのっている面積が狭くなればなるほど設置圧が上がり、地面に沈みやすくなります。ですが地盤がしっかりしていれば布基礎でも十分安定した家が立てられます。

     

    それとあわせて建物が重ければ重いほど地面に沈みやすくなるということを考えると…

    • 建物が重くて地盤は改良するほどではないがそこそこの固さ ⇒ べた基礎
    • 建物は重いけど地盤は固くこのままでも耐えうる ⇒ 布基礎でもOK
    • 建物が重いけど地盤改良してしっかり固さがある ⇒ 布基礎でOK
    • 建物は軽くて地盤はしっかり固さがある ⇒ 布基礎でOK

    まとめてみると…べた基礎じゃないといけない場合ってごく一部なんです。

     

    ただ!!防湿効果が高いのもべた基礎の良いところなので、
    「絶対にカビの心配はしたくない!」 とか
    「浸水しやすい地域だ」とかの場合には…
    防湿のためにべた基礎にするというのは十分ありなんですよ。

     

    ようは何が言いたいのか、というと「絶対べた基礎じゃないといけないケースは少なくて、コストも気になるならきちんと判断して必要に応じて施工してくれる業者を探すべき」ということなんです。コストが無駄にかかるのを承知でべた基礎絶対!なんていう業者は非良心的です。それに…きちんと施工してこそべた基礎の良さが生きるのに、中には適当に鉄筋打ってるだけの「べた基礎もどき」を堂々と施工する業者もいるんですから。

     

    ベタ基礎は安いし安全ですよ!」
    なんていう業者がいたら…それは完全にアウト!!と覚えておいてくださいね。いや、アウトは言いすぎました!m(__)m

    ベタ基礎と湿気と耐震・シロアリの話

     

    シロアリ、湿気、地震…そういうのをきちんと対策しよう!と思うと自然と基礎に目が行きますよね??『じゃぁベタ基礎はどうなの?』という質問にお答えしていきましょう。

    ベタ基礎と湿気

    布基礎でも底面に防湿コンクリートを引いているので、簡単に考えると「どっちでも湿気対策になるんじゃないの?」と思ってしまいますよね。でも…布基礎の防湿コンクリートはせいぜい5,6センチと薄い。ベタ基礎はきっちり分厚く鉄筋も入れたコンクリートで全面を覆うことになるので、地盤からの湿気が伝わりにくくなるというのは確かです。

     

    一点注意が必要なのはコンクリートには水分も含まれているため、新築から2年は床下にコンクリートからの湿気が出てしまうことは覚えておくと良いでしょう。

    ベタ基礎とシロアリ

    シロアリに関しては、べた基礎なら100%侵入しない!とは言い切れません。「ベタ基礎はぐるっとコンクリートで囲っているんだから大丈夫でしょ?」といいたくなってしまうかもしれませんが…ベタ基礎は立ち上がり部分と底の間にコンクリートが乾燥したときにできるこまかい隙間ができることはあるんです。

     

    その隙間からシロアリが入ってこない、とは言えないので布基礎よりは安心だけど100%平気と断言することはできない、ということになります。なので業者さんによってはベタ基礎で木造建築する際に、木材部分に防蟻対策として薬剤(人体には無害)を塗布することもあります。

    ベタ基礎と地震(耐震)

    ベタ基礎が地震に強い…それは『真実』です!!きっちりコンクリートで覆い支える、それだけでなくコンクリートはいわゆる鉄筋コンクリート。建築基準法をクリアするためには120mm以上の基礎が必要。一番安心な耐震等級3と承認されるためには、150mm以上の基礎が必要になります。ベタ基礎じゃないとだめ、ということではありませんが耐震等級3をクリアするためにはべた基礎を用いられるケースが多いということも覚えておいてください。

    ベタ基礎でも床下に湿気が?!その原因は意外なアレ

    これね…最近は日本各地で異常気象といわれる水害が頻発しているので気になる方も多いと思います。ベタ基礎で建てても床下に湿気が発生してしまう原因もあるんです。ベタ基礎で建てる家、家自体の気密性も高めた住居が増えてきていることも原因の一端を担ってしまっているんです。外から入ってきた水蒸気や水、建材に含まれている水分の蒸発を気密性が高い故に”排出しきれない”状態になってしまうことも。

     

    最近ニュースになることも多い大雨が影響していることもあって、雨水が侵入してしまったものが乾燥するのに時間がかかっているということもあるんです。これには対策があって、床下に調湿材を敷き込んだり、床下と居室をつなぐ通気口をふさがず、空気の通りを良くするのも有効!それだけでは足りないくらい、周囲の環境などの影響で湿度が高い場合には、床下に換気扇を設置するというのもあります。

    ベタ基礎・布基礎の費用の違い

    先ほど簡単に解説しましたが、コストも材料も必要になるのでべた基礎が高くなることは避けて通れない事実。

    一般的な住宅平均サイズと言われている35坪(2階建て)でかかる基礎工事費用の目安は以下!

    • べタ基礎 ⇒ 平均150万円
    • 布基礎 ⇒ 平均120万円

    約30万円ほど差が出てくる、ということになりますね。

    この差額を「とりあえずベタ基礎がいいですよ!」と安易に決めちゃっていいのかなーと。30万円あれば別のところに希望するプランを詰めたり、家具や家電を新調することだってできるんですから!

    ベタ基礎は安い”という業者は信用してはいけない?

    さっきも言いましたが…大事なことなのでもう一度繰り返します!

     

    ベタ基礎は安いからおすすめなんですよ~♪」そんなことをいう業者さんなら悪いことは言わない!!別の業者を探してください!もちろん「とりあえずベタ基礎にしておけば安心だしいいと思いますよ♪」なんて言う業者も個人的によくないと思います。

     

    だってそんな適当に、最近ベタ基礎が多いとかべた基礎なら安心だから、とか言ってのけるくらいの業者、本当に構造計算とかしてるのかな?とか思っちゃいますもんね。(手抜きでコストを抑えたベタ基礎じゃないか疑って、ってことなんですが…)

     

    本来、設計した建物の重さなんかも考えて、地盤調査をした結果と見比べてから初めて「じゃぁ今回はべた基礎にしましょうか」とかなるはずなんです。(施主さんがどうしてもべた基礎を希望している、という場合は除いて。)だから…しっかり任せられる良心的な業者なのか、そこをきっちり見極めてほしいんです。

    【これが大事!】基礎をどうやって決定するかで信頼できる業者か見極める

    さて本題です!『基礎だけじゃなく設計・施工に関して全面的に任せられる業者を探したい!』そう考える施主さんがほとんどじゃないでしょうかね…?でも素人目線でみて本当に信頼できる業者か、何を見て判断すればよいのかなんてわからない。

     

    そんな時はさきほどの解説をヒントに見極めてください!まず見るべきは…   『どの段階で基礎を決定したのか』  です。この基準がわからない建売だとか、建築中の建物を購入したい、聞いてもいまいちはぐらかす…そんな時には工事中の基礎現場をのぞいてみましょう!あるとは限らないのでタイミングと運も必要。場合によっては基礎工事中の写真を何棟分か見るというのもありです。

     

    そこで見るべきポイントは 『鉄筋がどのくらい基礎に埋め込んであるか』を見て欲しいんです。『え??こんなにたくさん鉄筋ぎっしり敷くものなの??』 と思えるくらいならOK。『そこまでぎっしりじゃないけどこんなもんなのね』 と感じる程度ならそれはべた基礎として本当の価値があるのかちょっと疑問です。しっかり計算して鉄筋を入れているのか確認するのもよいでしょう。

    必要と希望に応じてべた基礎を選ぶべき!湿気・地震対策にはとても有効!

    ベタ基礎って何?というところからベタ基礎について熱く語らせていただきましたが…いいたいことは伝わったでしょうか?これから家を建てたい方、今購入を検討している建売があるという方。基礎の考え方も、良い施工業者選びの条件に追加して、本当の意味でみなさんのために良い家を作ってくれる施工業者さんを探してください!!もう一度言います!!

     

    ベタ基礎はとりあえずやっておけ」というほど安いものではありません!ただ高いなりに地震に強かったり、湿気対策にもなったりするものなので、そう言ったことの対策としては十分に検討の余地ありというもの。

     

    一生に一度の買い物。みなさんが満足のいく家に住んでいただきたいと思います。

    まとめ

    どれだけ高価な建物・気に入った建物を建ててもその足元【基礎】の選定が間違えてしまってはどうしようもありません。。。最悪の場合、地震で倒壊する以前に自重で不同沈下なんてことになりかねないので基礎の選定は慎重に!

     

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