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太陽はどこ?

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こんにちは。

夏が過ぎて朝と夜が肌寒い季節になってきました。体調管理の難しい季節です。

この季節に感じるのは、日照時間の変化です。だんだんと日が昇っている時間が短くなってきているなぁと感じます。日本には四季があり、夏の太陽が昇っている時間と冬に太陽が昇っている時間、また春と秋に太陽が昇っている時間には違いがあります。

日中、太陽が昇っている時間を日照時間と言います。日照時間は、日々地球が回っていて太陽の通る位置が変化するため、夏、冬、春・秋で日照時間が変化します。

 

ここでは、季節によって変わる太陽の位置と家のつくりとの関係を見ていければと思います。

太陽の位置は、夏至、春分・秋分、冬至などを基準に計算によって打ち出すことが出来ます。

例えば、夏至の太陽南中高度は、90度 −(小牧市の緯度35.28)+23.4の計算式で、78.12度の位置に太陽が登ります・・・・と言われてもなんだかピンときません。

今はとても便利な時代です。スマートフォン、iPhoneのアプリには太陽位置を示してくれるアプリケーションがいくつもあります。

 

 

カメラと連動していて、夏至、春分・秋分、冬至の太陽高度を示してくれるため、お住まいになりたい土地に対して1対1の太陽位置を算出してくれます。

例えば、冬の時期に日射を取り入れるために大きな窓を設ける計画になった時に、窓と太陽の間に隣の家や電柱が立っていて結局日射を取り込めない・・・なんてことを一目で防げてしまいます。お住まいの土地がどの季節に、何時頃の日当たりが良いか把握しておくことは大切です。

※アプリをお試しの方は、太陽を直視する瞬間が訪れるので注意してくださいね!

 

太陽の位置を把握したら、後は庇で日射をコントロールします。

 

家のつくりによって太陽は敵にも味方にもなります。

理想は、夏の暑い時期は太陽からの日射を家の中に取り込みたくありません。

家の中の温度が日射により温まってしまうことを防ぎます。冬の寒い時期は太陽からの日射を家の中に取り込みたいです。

家の中の温度を日射により温めたいからです。

また、日射が家の中に入ってこないようにすることを、入らない状態のことを「日射遮蔽」といい、日射が家の中に取り込もうとする、十分に入ってくる状態を「日射取得」と言ったりします。

日射遮蔽

 

日射取得

 

庇の出し方によって、太陽からの日射は敵にも味方にもなります。

こういった自然からの温度をコントロールすることによって、人工的な温度調節の負担が軽減します。人工的な温度調節がなんのことかと言うと「月々の電気代」、「エアコン代」のことです。

庇を付ける付けないかは家づくりの最初に決まってしまうデザインの部分に見えてしまいますが、家に住んでからのコストに大きく関わってしまいます。

ここでは、「太陽の位置と土地の日当たり、窓の位置と庇の選択は、家を計画する段階で、しっかりと確認しなければならない」といったお話でした。

 

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