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屋根裏収納で後悔しない!よくある後悔5つと対策・後付けの注意点を工務店が解説

「収納スペースは確保したいけど、居室部分は削りたくない、、、」

 

といった時に屋根裏収納を作ることを検討される方は多いですよね。
でも、屋根裏収納について調べていくと、「暑い・結局使っていない・後悔している」といった声があるのも目に入ります。「せっかく作って後悔したらどうしよう」と気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

便利なスペースではあるものの、プランニングでミスをしてしまうと「使えない、、、使いにくい、、、」といった後悔につながるのも、屋根裏収納。

 

この記事では、「屋根裏収納とは」という基礎知識から、実際によくある後悔5つとその対策、そして後付けできるのか・危険と言われる理由までをまとめてお伝えします。読み終わるころには、後悔しない屋根裏収納をプランニングするための判断材料がそろうはずです。ぜひ最後までご覧ください。
※この記事は2026年9月に内容を加筆・更新しました。

 

◆こんな方におすすめの記事
⇒収納スペースを増やしたいけれど、屋根裏収納で後悔しないか不安
⇒家の中に遊び心のある空間もあったらいいなと思っている
◆この記事を読むと分かること
⇒屋根裏収納のよくある後悔5つと対策
⇒後付けできるのか・危険と言われる理由

 

屋根裏収納とは?認められる条件と法規の基礎知識

屋根裏収納のイメージ

屋根裏収納は、建築基準法では「階とみなさない物置=小屋裏収納」の1つとして扱われるスペースです。

 

階とみなさない=居室ではないものとして扱われるため、建物の面積に含まれず固定資産税もかからず、収納スペースを確保できるとして、希望されることが多い設備の1つでもあります。

 

ただし、屋根裏収納と認められるためにはいくつか条件が定められていて、基準を外れてしまえば屋根裏収納とは認められなくなります。実はここが、後悔の芽が生まれやすい最初のポイントでもあります。

 

屋根裏収納として認められる条件

屋根裏収納として認められるための代表的な条件は、天井高が1.4m以下であること・広さが直下階(すぐ下の階)の床面積の1/2未満であることの2つです。このほか、内装やエアコンの有無、固定階段の可否などにも条件があり、細かな取り扱いは自治体によって異なります。
※上記は2026年9月時点の一般的な基準です。細部の取り扱いは自治体ごとに違いがあるため、計画の際は必ず建築予定地の自治体や依頼先の会社に最新の基準をご確認ください。

 

基準を外れると「居室」と判断されるため、床面積・建蔽率にも含まれ、固定資産税も発生することに。

 

また固定階段は自治体によりOKな場合もありますが、基本的にはNG。細かな条件は別記事:屋根裏収納でのぶっちゃけ後悔事例集と施工基準|プランニング成功のコツでわかりやすくまとめていますので、参考にしてください。

 

屋根裏収納は床面積・建蔽率・容積率に含まれない

屋根裏収納は床面積(延べ床面積)に算入されないスペースです。とはいえ、先ほどの条件にあったように「直下階の床面積の1/2未満であること」が前提です。

 

また、屋根裏収納はあくまで小屋裏収納の一部として扱われます。他の小屋裏収納のスペースとの合計が基準を外れてしまえば、屋根裏収納とは認められなくなる点は十分な注意が必要です。もしも気づかずそのような施工になってしまえば、違法建築として罰則を受けることにもなりかねません。

 

さらに、屋根裏収納は建蔽率・容積率にも含まれません。

 

「収納は欲しいけど、居室スペースはこれ以上削れない!」
「3階建ては建てられないけど、屋根裏でもいいから収納を作りたい!」

 

というときに、設計上のデッドスペースになりがちな空間を有効活用できるわけです。

 

屋根裏収納と小屋裏収納・ロフトの違い

屋根裏収納と小屋裏収納の違いは、「どこまでのスペースを指したものか」にあります。建築基準法上では、「小屋裏・天井裏・床下」にできた余剰空間を物置として活用する場合を総括して、「小屋裏収納」としています。参考情報:階とみなさない小屋裏物置等の取扱い(住宅系用途のみ)

 

簡単にまとめると小屋裏収納は、余剰空間すべてを物置として活用することを指していて、そのうち「屋根裏」を物置とした場合のみを「屋根裏収納」と表現して間違いないでしょう。

 

一方、屋根裏収納とロフトの違いは、「階下のスペースとのつながりの有無」です。屋根裏収納は階下とは壁・床で分断されたスペース、対してロフトは壁で完全にさえぎらないよう区切られたスペースですから、階下との空間的なつながりがあります。どちらも容積率・床面積に含まれない、固定資産税がかからないスペースであることは同じです。

 

屋根裏収納のメリット・デメリット

プランニングの前に、屋根裏収納のメリットとデメリットを整理しておきましょう。デメリットを先に知っておくことが、後悔を防ぐ一番の近道です。

 

屋根裏収納のメリット

余剰空間を有効活用できること、建蔽率や容積率に含まないスペースを拡張できるのが、屋根裏収納を作る大きなメリットです。施工費用も、内装などを簡単に仕上げることができるので、クローゼットを作るより安くすみます。

 

条件の範囲内であれば固定資産税もかからないため、限られた敷地でも「税金のかからない収納スペース」で収納力を底上げできるのは、うれしいポイントと言えるでしょう。

 

屋根裏収納のデメリット

半面、デメリットは、夏場の暑さが厳しいことと、それなりの広さがある分、適当にしまうと「どこに何があるのかわからない!」となりがちなことでしょう。

 

また、はしごでの出入りが基本になるため、荷物の出し入れにはどうしても手間がかかります。この「暑さ」「探し物」「出し入れの手間」の3つは、次の章でお伝えするよくある後悔にも直結するデメリットです。

 

デメリット対策の基本は、他の居室の断熱効果を損なわないためにも、他の部屋同様に断熱しておくこと。それでも屋根に近い分暑さが厳しくなりがちであることを踏まえ、計画的に使いやすいスペースとなるよう、棚などを活用するのも効果的です。

 

屋根裏収納のよくある後悔と対策5つ

ここからが本題です。屋根裏収納を実際に作った方から聞こえてくる、よくある後悔を5つに整理しました。どれも対策とセットでお伝えしますので、「自分たちの場合はどうかな?」と当てはめながら読んでみてください。

 

後悔と聞くと不安になってしまうかもしれませんが、どの後悔も、プランニングの段階で知ってさえいれば防げるものばかりです。

 

後悔①夏は暑くて長居できない

屋根裏収納の後悔で最も多いのが、夏の暑さです。屋根のすぐ下にあるスペースですから、「思っていた以上にダイレクトに暑くなる」という声は少なくありません。真夏の日中に荷物整理をするのはかなり過酷で、「夏場は近寄らなくなった」という後悔につながりがちです。

 

対策は、断熱を居室と同様にしっかり施したうえで、換気扇や窓を設置して熱がこもらないようにすること。あわせて、夏場の荷物の出し入れは朝や夕方の涼しい時間帯にする、といった使い方の工夫も効果的です。

 

なお、窓や通気口を付けずに湿気がこもり、カビが生えてしまったという後悔事例もあります。換気の計画は、暑さ対策と湿気対策の両方の意味で重要です。

 

後悔②はしごの上り下りが大変で使わなくなった

屋根裏収納は固定階段が認められないことが多く、はしごでの出入りが基本になります。すると「両手で抱えないと持てないサイズの荷物は、はしごの上り下りが怖い」となり、重いもの・大きいものの収納にはだんだん使わなくなってしまった、という後悔につながります。

 

対策は、出入口の位置とはしごの種類を、プランニングの段階でしっかり検討しておくこと。出入口が使いにくい位置にあると、それだけで出入りのハードルが上がってしまいます。なお固定階段にできるかどうかは自治体により扱いが異なりますが、基本的には認められないことが多い、と考えておくのが現実的です。

 

また、収納する荷物の側を「片手で持てる手提げ袋や小さめのボックスにまとめる」だけでも、はしごの上り下りはずいぶん楽になりますよ。

 

後悔③荷物の出し入れが面倒で「開かずの間」に

「はしごを掛けて、上って、かがんで奥まで取りに行く」という一連の動作が面倒になり、気づけば何年も出入りしていない「開かずの間」になっていた、、、という後悔もよく耳にします。

 

対策は、屋根裏収納には使用頻度の低いものだけを入れる、と最初から割り切ってしまうこと。クリスマスツリーや扇風機、アウトドア用品など「年に数回しか出し入れしないもの」の定位置と決めておけば、出し入れの手間はそもそも年に数回で済みます。

 

毎日・毎週使うものの収納として当てにしてしまうと、出し入れの手間が一気に負担になります。屋根裏収納は「使用頻度の低いものの倉庫」と考えておくのが、後悔しないコツです。

 

後悔④どこに何があるか分からなくなった

屋根裏収納はそれなりの広さが確保できる分、適当に荷物を置いていくと「どこに何があるのか分からない!」という状態になりがちです。探し物のたびに、暑い屋根裏を腰をかがめて歩き回るのは想像以上に大変です。

 

対策は、棚やボックスでゾーン分けをして、ラベリングしておくこと。「季節家電はこの棚」「思い出の品はこの一角」と場所を決め、ボックスに中身を書いて貼っておくだけで、探し物のストレスは大きく減ります。

 

あわせて、使用頻度の低いものから奥にしまうのが基本です。手前によく使うもの、奥にほとんど使わないもの、という順番を守るだけでも使い勝手は変わってきます。

 

後悔⑤想定と違い固定資産税・法規の壁があった

「広めに作りたかったのに、面積の上限があると後から知った」「内装やエアコンにも制限があるとは思わなかった」など、法規まわりの想定違いも後悔ポイントの1つです。基準を外れれば、想定していなかった固定資産税がかかることにもなりかねません。

 

対策はシンプルで、この記事の前半でお伝えした「認められる条件」を、プランニングの前に確認しておくこと。天井高1.4m以下・直下階の床面積の1/2未満という一般的な基準に加えて、細部の取り扱いは自治体ごとに異なるため、依頼先の会社に建築予定地の基準を確認してもらうのが確実です。

 

逆に言えば、条件さえ守れば「床面積に入らず固定資産税もかからない収納」という屋根裏収納の最大のメリットを、安心して受け取れるということでもあります。

 

もっと具体的な失敗談を知りたい方へ。実際の後悔事例をぶっちゃけ形式で集めた記事はこちら

 

屋根裏収納を作る場合の注意点7つ

チェック

屋根裏収納を作るうえで、プランニング時に注意しておきたいポイントをまとめました。あわせて屋根裏収納を快適に活用するためのポイントも、お伝えします。

  1. 自治体が定める条件を確認しておく
  2. 換気扇もしくは窓を設置する
  3. 出入口は邪魔にならないよう可能なら端に作る
  4. 断熱は居室同様にしておく
  5. コンセントをつけておく
  6. 乱雑にならないよう棚を使うなどする
  7. 使用頻度の低いものから奥にしまう

上記①~⑤は、屋根裏収納のプランニングをする際に注意していただきたいポイントです。⑥⑦は屋根裏収納を快適に活用するため、知っていただきたい注意点になります。

 

①に関しては固定資産税がかかってもよい、と考えるのであれば特に意識する必要はありません。

 

見比べていただくと分かるとおり、この7つは前の章でお伝えしたよくある後悔の、ちょうど裏返しでもあります。この7つを押さえてプランニングしておけば、後悔の大部分は未然に防げるはずです。

 

屋根裏収納は後付けできる?危険と言われる理由

結論から言うと、屋根裏収納は後付けできます。屋根裏に余剰空間があれば、リフォームで収納スペースとして活用すること自体は可能で、「後付けだから危険」ということもありません。

 

ただし、後付けには新築時にはない制約があることは知っておいてください。すでに骨組み(構造)が出来上がっているため手を入れられる範囲に限りがあること、断熱や換気を後から整えるのは新築時より手間がかかること、はしごや材料の搬入経路が限られることなどです。

 

また「屋根裏収納の後付けは危険」と言われる背景として、後付けリフォームを依頼した業者とのトラブルや、施工時のトラブルなどがあることは事実です。業者のスキル不足により屋根裏の床を踏み抜いてしまった、施工が適当で躯体(建物の骨組み)にダメージを負ってしまう、といった可能性もあるのが屋根裏です。

 

つまり、後付け自体が危険なのではなく、どこに頼むか=信頼できる業者選びこそが、後付けで後悔しないための最重要ポイントということです。

 

後付けにかかるお金の話や、悪質業者を避けて業者選びをしていただくためのポイントは、別記事でわかりやすくまとめています。後付けをご検討中の方はこちら

 

快適な空間にするなら屋根裏収納DIYもおすすめ

屋根裏空間のDIYイメージ

屋根裏収納を有効活用するなら、DIYはおすすめです。もちろん、収納としてだけでなく素敵な空間として活用したい、という希望もDIYでかなえることができますよ。

 

便利な空間として活用するための収納棚のDIYはもちろん、ちょっとしたデスクワークや趣味空間とするためのDIY、お子様の遊び場として活用するためのDIYなど、可能性は無限大(天井高は有限!)です。

 

ただし、屋根裏収納そのものをゼロから後付けDIYするのは、床の踏み抜きなどの危険を伴う上級者向けの作業です。DIYで楽しむのは「すでにある屋根裏収納の中を快適にする」範囲にとどめておくのが安心です。

 

棚などのDIYアイデアは、別記事を参考にしていただくと浮かびやすくなります。関連記事はこちら

 

屋根裏収納に関するよくある質問

最後に、屋根裏収納についてよくいただく質問を4つまとめました。

 

Q.屋根裏収納を作って後悔する人は多いですか?

「夏の暑さ」と「出し入れの手間」の2つは、後悔の声として特に多いポイントです。ただし、断熱・換気の計画と、使用頻度の低いものに絞る使い方で、どちらも十分防げる後悔です。詳しくは本文の「よくある後悔と対策5つ」をご覧ください。

 

Q.屋根裏収納に固定資産税はかかりますか?

条件の範囲内で作られた屋根裏収納は床面積に算入されないため、固定資産税はかかりません。ただし、天井高1.4m以下・直下階の床面積の1/2未満などの基準を外れると居室扱いとなり、課税の対象になります。細部の取り扱いは自治体によって異なるため、事前の確認が大切です。

 

Q.屋根裏収納は後から作れますか?

後付けは可能です。ただし、すでにある構造・断熱の制約を受けるため、新築時に作るより工夫が必要になります。後付けで後悔しないためには、屋根裏の施工に慣れた、信頼できる業者選びが何より重要です。

 

Q.屋根裏収納には何を収納するのがおすすめですか?

クリスマスツリーや扇風機、アウトドア用品といった、使用頻度の低い季節物がおすすめです。一方で、夏場は高温になりやすいスペースのため、精密機器や人形、思い出の写真など、暑さや湿気に弱いものは避けるのが無難です。

 

後悔なく快適に活用できる屋根裏収納を実現するために

屋根裏収納の活用イメージ

屋根裏収納は、税金をかけずに収納として使える(場合によってはお子様の遊び場・趣味スペースなど)便利でうれしいスペースです。

 

一方で、「暑い」「はしごが大変」「開かずの間になった」といったよくある後悔があるのも事実。とはいえ、こちらでお伝えしたプランニング時に気を付けておきたいポイントを踏まえ、後悔事例を参考にどのような屋根裏収納を作ればよいか模索していただければ、どの後悔も十分防ぐことができます。

 

またもし、新築時ではなくリフォームで屋根裏収納を後付けする、という場合には躯体にダメージを負うようなトラブルにならないためにも、別記事も参考にしていただきながら安心して任せられる業者を見つけていただきたいと切に願います。

 

もちろん名古屋市近辺でしたら当社にご相談いただければ、お客様とご家族にとって最適な形を一緒に探すところから始めていきたいと考えています。まずはお気軽にご相談ください。愛知県小牧市のモデルハウスでは、屋根裏収納を含めた収納計画のご相談も、実物を見ながらしていただけます。

 

せっかく屋根裏収納を作るのであれば!!もっと家を好きになっていただけるための1つの要素となるような、素敵な屋根裏収納を実現していただきたいなと思う今日この頃です。

 

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