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ヴァレーマ(外付けブラインド)の実力は?価格・評判・台風で壊れた実体験まで採用工務店が本音で解説

「ヴァレーマって実際どうなの?」「外付けブラインドは気になるけど、日本の家でも役に立つの?」と検索された方も多いのではないでしょうか。

 

ヴァレーマは、太陽の光をコントロールするドイツ生まれの外付けブラインドです。ただ、日本の住宅ではまだ採用例が多くないため、実際に長く使った人の本音はなかなか見つからないかもしれません。

 

実は、私共の事務所ではこのヴァレーマを採用して10年以上になります。毎年夏に使い続けている実体験がありますので、良いところだけでなく、台風で壊れて自分で直した話まで、包み隠さずお伝えできます。

 

この記事では、ヴァレーマとは何かという基本から、実際に使って感じるメリット・デメリット、価格の実感、そして台風で壊れたときの実録修理レポまで、採用している工務店の目線で本音で解説します。ぜひ最後までご覧ください。
※この記事は2019年に公開した内容を、2026年9月に加筆・更新しました。

 

ヴァレーマとは?ドイツ生まれの外付けブラインド

 

まず、ヴァレーマって何かというところから。

 

一言で言うと【太陽の光をコントロールするドイツ生まれの外付けブラインド】です。販売元のオスモ&エーデル社は、公式サイトでこう説明していました。

 

環境先進国ドイツでは、室内ではなく室外にブラインドを取り付けるのがスタンダード。太陽の熱を窓の外でさえぎることで、部屋の温度上昇を防ぎます。ヴァレーマは、そんなドイツの知恵が生み出した外付けブラインド。スタイリッシュでスッキリとしたデザインも魅力です。

引用: オスモ&エーデル社公式サイト(2019年当時の記載。現在の公式サイトにも同じ趣旨の説明があります)

 

ポイントは「室内ではなく室外に」という部分です。普通のカーテンやブラインドは窓の内側に付けますが、それだと太陽の熱はすでにガラスを通り抜けて、部屋の中まで入ってきてしまっています。

 

一方、外付けブラインドは窓の外側で太陽の熱を遮るため、熱がそもそも部屋に入ってこないのです。

 

日本でも昔から、すだれやよしずを窓の外に掛けて夏の日差しをしのいできました。考え方はあれと同じで、「日差しは外で遮る」のが、夏を涼しく過ごすための基本なんですね。ヴァレーマは、その昔ながらの知恵を現代の住宅に合うデザインと機能で実現した外付けブラインド、と言えるのではないでしょうか。

 

実際に使って感じるヴァレーマのメリット

 

私共の事務所にもヴァレーマを採用させてもらっていて、使い始めてから10年以上になります。長く使っているからこそ言える、実感ベースのメリットをご紹介します。

 

夏の日差しのコントロールが素晴らしい

 

まずは何と言ってもこれです。確かに夏の日差しのコントロールは素晴らしいです。

 

真夏の直射日光をスラット(ブラインドの羽根の部分)が窓の外で受け止めてくれるので、窓際のジリジリした暑さがやわらぎます。日差しのキツい時間帯はヴァレーマを下ろす、というのが私共の事務所の毎年夏の習慣になっています。10年以上使い続けているという事実が、そのまま満足度の証明かもしれません。

 

角度調整・風量調整・リモコン操作ができる

 

すだれやよしずと違って、ヴァレーマはスラットの角度を変えられます。光の入り方と風の通り方を、その時々の状況に合わせて自由に調整できるのは、外付けブラインドならではの使い勝手です。

 

日差しは遮りたいけど風は通したい、手元は明るくしたい、外からの視線だけカットしたい。そんなわがままな要望に、スラットの角度ひとつで応えてくれます。しかもリモコンで操作できるので、窓を開けて手を伸ばす必要もありません。

 

カラーリングが豊富でデザインもスッキリ

 

似たようなものはサッシメーカーからも通風シャッターなどで出ていたりしますが、カラーリングの多さはヴァレーマに軍配が上がると思います。

 

外付けブラインドは窓の外に付くものなので、外観の印象を大きく左右します。建物の色に合わせて選べる選択肢が多いのは、デザインにこだわりたい方にとってうれしいポイントではないでしょうか。

 

ヴァレーマのデメリットと注意点(台風で壊れた実体験あり)

 

良いことばかり書いてきましたが、10年以上使っているからこそ分かるデメリットと注意点もあります。ここを理解した上で検討するのが、後悔しない選び方だと思います。

 

価格は決して安くない

 

正直に言うと、ヴァレーマは決して安い買い物ではありません。

 

私共が採用した当時(2013年頃)は、採用寸法が特注を含め合計で10m程度だったと思いますが、その価格は取付込みでオプション無しのプリウス位だったような気がします(定かではありませんが)。

 

ただし、これはあくまで10年以上前の、しかも「〜位だったような」というあいまいな実感です。あれから時が経ち、仕様やラインナップも変わっています。現在の価格は仕様・寸法・取付条件で大きく変わるため、必ず販売店に確認してください。電動か手動か、窓の大きさ、台数によって総額はまったく違ってきます。

 

台風・強風時は注意が必要

 

これは実体験からのアドバイスです。

 

ヴァレーマのスラットの端っこの部分には、レールで支えるタイプ(レールガイド)とワイヤーで支えるタイプ(ケーブルガイド)がありまして、私共の事務所はケーブルガイド。簡単に言うと、スラットの端っこにワイヤーが通っているタイプです。

 

2019年の台風のとき、そのワイヤーが切れてしまいました。原因はヴァレーマ本体ではなく、強風で暴れた植栽の枝がワイヤーに当たったこと。つまり、うちの環境(窓の近くの庭木)が原因でした。

 

この経験から言えることは2つあります。まず、台風など強風が予想されるときは、スラットを上げて収納しておくこと。そしてケーブルガイドタイプを選ぶ場合は、ワイヤーの近くに庭木の枝が伸びてこないよう手入れしておくことです。外に付けるものである以上、風との付き合い方はあらかじめ知っておくと安心です。

 

台風で壊れたヴァレーマを直してみた【実録修理レポ】

 

ここからは、2019年の台風でワイヤーが切れたヴァレーマを、実際に自分で直したときの記録です。

 

高価なヴァレーマが。。。ちぎれた!壊れた!と言うと大げさですが、切れたのはスラット端部のワイヤー1本。それでも、かなりショックでした。

 

メーカーから部品だけ入手できた

 

早速メーカー担当者さんに電話して、部品だけ取れないかと聞いてみて、部品を入手成功!

 

ヴァレーマは、メーカーに相談したら修理用の部品だけでも対応してもらえた(2019年当時の私共のケースです)というのは、長く使う上での安心材料だと感じました。修理対応の詳細は時期や症状によって変わると思いますので、困ったときはまず販売店・メーカーに相談してみてください。

 

修理の手順と作動確認

 

部品が手に入ったら直すしかないと、直してみました!

 

直したい箇所はブラインド(写真奥側のワイヤーの切れです)

 

ヴァレーマ 外付けブラインド 台風でワイヤーが切れた箇所の確認

 

(奥にいる猿のようなのがワタクシ オガタです)

 

スラットを上げてブラインドを固定しているピン?を3か所外し、その後ブラインドをいったん降ろす。降ろしたブラインド本体にワイヤーを新しいものと交換。あとは元に戻すだけ。

 

ヴァレーマ 外付けブラインド ワイヤー交換の修理作業中

 

(建物2階部分なので本当はこんな直し方しちゃダメです!)

 

※高所での作業は本当に危険です。ご自宅のヴァレーマが壊れたときは、真似をせず必ず販売店や専門の業者さんに依頼してください。

 

その後、作動確認。

 

ヴァレーマ 外付けブラインド 修理後の作動確認

 

ばっちりです!

 

中から見るとこんな感じ(全閉)

 

ヴァレーマ 外付けブラインド 室内から見た全閉の状態

 

全開?(光や風を取り込みたい時)

 

ヴァレーマ 外付けブラインド 室内から見た全開の状態

 

という事で、壊れても部品が入手できて元どおりに直せた、ヴァレーマも直せるスキルが付いたというオガタの話でした。

 

ヴァレーマの評判は?10年以上使った実感

 

評判はなんでもそうですが、良くも悪くも言われるのが世の常です。

 

太陽光を遮る最安値のモノと言えば、≪すだれ≫や≪よしず≫があります。同じ「外で日差しを遮る」仲間ですから、そこだけ比べればヴァレーマは高価に見えるでしょう。価格に関する厳しめの評判は、正直もっともだと思います。

 

一方で、角度調整や通風風量調整ができる、リモコンで操作できるといった使い勝手は、ヴァレーマだからこそではないかと思います。すだれには真似できない芸当です。

 

10年以上使った私の実感としては、夏の日射コントロールという本来の仕事ぶりに不満はありません。評判は人それぞれですが、大切なのは「自分の家の窓・環境・予算に合っているか」で判断することではないでしょうか。

 

カタログはこちら↓(私共が保管している2015年版のPDFです。内容が古くなっている部分がありますので、最新の製品情報は公式サイトでご確認ください)

 

ヴァレーマカタログ(2015年版・PDF)

 

最新情報はオスモ&エーデル社公式サイトへ

 

ヴァレーマに関するよくある質問

 

最後に、ヴァレーマについてよくいただく質問にお答えします。

 

Q.ヴァレーマとは何ですか?

A.太陽の光をコントロールする、ドイツ生まれの外付けブラインドです。日本ではオスモ&エーデル社が販売しています。窓の外側で太陽の熱を遮るため、室内側のカーテンやブラインドよりも部屋の温度上昇を抑えやすいのが特徴です。

 

Q.ヴァレーマの価格はどのくらいですか?

A.仕様・寸法・取付条件によって大きく変わるため、販売店への確認をおすすめします。参考までに、私共が2013年頃に採用したときの実感は本文に書いたとおりです。電動か手動か、窓の大きさや台数で総額はまったく変わりますので、見積もりを取って比較するのが確実です。

 

Q.台風のときは大丈夫ですか?

A.強風が予想されるときは、スラットを上げて収納しておくのが基本です。私共はケーブルガイドタイプのワイヤーが植栽の枝で切れた経験があります(原因は製品ではなく、うちの庭木でした)。窓の近くに庭木がある場合は、枝がワイヤーに届かないよう手入れしておくと安心です。

 

Q.外付けブラインドは日本の家にも必要ですか?

A.夏の日射遮蔽(日差しを遮ること)には、とても有効な選択肢のひとつです。日本でも昔からすだれやよしずで「外で日差しを遮る」工夫をしてきました。ただし万人共通の正解はありません。Low-Eガラス(特殊な金属膜で熱の出入りを抑えるガラス)や庇との組み合わせ、窓の向きや周辺環境も含めて検討することが大切です。

 

まとめ:ヴァレーマは「日差しを外で遮る」実力派の外付けブラインド

 

ヴァレーマを事務所で10年以上使ってきた本音をまとめます。

 

まず、夏の日射コントロールの実力は本物です。窓の外で太陽の熱を遮るという外付けブラインドの考え方は理にかなっていて、角度調整・通風調整・リモコン操作という使い勝手はすだれやよしずにはない魅力です。

 

一方で、価格は決して安くありません。また、外に付けるものなので、台風のときはスラットを上げて収納する、ケーブルガイドタイプなら周囲の庭木に気を付けるといった、風との付き合い方も知っておく必要があります。それでも、価格と台風への備えを理解した上で選べば、夏の暮らしの頼もしい相棒になってくれると、10年以上使った実感としてお伝えできます。

 

そして、夏の暑さ対策はヴァレーマのような外付けブラインドだけで完結するものではありません。窓ガラス自体の性能や、家全体の断熱との組み合わせで考えると、より効果的です。日射遮蔽つながりで、こちらの記事も参考にしてください。

 

 

 

ヴァレーマの実物は、愛知県小牧市の私共の事務所とモデルハウス周辺でご覧いただけます。日差しを外で遮る心地よさは、実際に体感してみるのが一番分かりやすいと思います。

 

 

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