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床下エアコン 失敗?する前に。。。

床下エアコン設置を失敗!すると寒いだけでなく、色んなリスクに襲われます。

だから失敗しちゃダメです。そうなる前に読んでみて下さい。


床下エアコンが人気なのは本当?

床下エアコンの欠点(デメリット)も知っておこう!

 

今回は気合を入れて。。。

床下エアコンについて。

と言う事でまずは、床下エアコンの簡単な説明から。

 

通常の暖房より効率よく、しかも家全体を温められる床下エアコンという言葉を聞いたことがありますか? まだあまり知られていない床下エアコンについて、その仕組みや設置方法など、順を追って確認していきましょう。

 

床下エアコンって何だ?初めて聞いた!

 

 

 

 

 

 

床暖房なら聞いた事があるけれど、床下エアコンでどうやって暖房するの?」

「床下に設置するような特別なエアコンなの?」そう思う方も少なくないと思います。

床下エアコンは聞きなれない言葉なので、良くわからないと思いますが、実は床下エアコンの正体は、実は普通の家庭用エアコンのなのです。

家庭用の壁に設置するエアコンを床下(厳密には床から少し上に取付て、吹出し風をダイレクトに床下に送り込む)に設置して、暖房器具として使うというのが床下エアコンです。

 

床下エアコンの暖房効率が良くなる原理は、暖かい空気の上に上がっていく性質によるものです。エアコンをつけても顔ばかり熱くなって、足元が冷えるという経験をされた方は多いと思います。その理由は、エアコンから出る暖かい空気が下に降りてこないからです。

 

こんな感じ↓

上の方が温度が高く

 

下の方が温度が低い

 

 

 

では、通常の使用方法で、エアコンから暖かい空気が出る仕組みを確認しておきましょう。

 

通常の使い方をする壁掛けエアコンが冷房も暖房もできる理由

 

エアコンが空気を冷やしたり、温めたりできるのは、空気中や水の中にある熱をくみ上げて移動させるヒートポンプという技術によるものです。そしてエアコンでのヒートポンプの仕組みが、室内の温度を、【夏は涼しく冬は暖かく】しています。

 

その理由は熱が移動するからです。

 

熱の移動はエアコンの室外機から室内機の間を循環しているガスによって行われます。このガスはフロンという物質で、常温では気体ですが、圧力を受けると液体になり、圧力がなくなると気体に戻るという性質を持っています。そして液体から気体に変わる時に、周囲の熱を奪うという働きをし、気体から液体に変わるときには熱を発するという働きをします。さらに室内機と室外機に取り付けられている熱交換器という部品は、熱を温度の高い方から低い方へと移動させる働きをします。

 

夏は室内機に取り込まれた室内の暑い空気は、室内機に取り付けられている熱交換器を通り過ぎる時、冷媒に熱を吸収され、冷たくなります。その冷たくなった空気が室内に放出され、室内は涼しくなります。冷媒に取り込まれた空気中の熱は冷媒によって室外機に運ばれ、外気に放出されます。

 

冬は、冷たい空気がエアコンの室外機に取り付けられている熱交換器を通り過ぎる時、冷たい空気の中にある熱だけが冷媒によって室内機に運ばれます。運ばれてきた熱は室内機から室内に放出され、部屋が暖かくなります。この仕組みがエアコンの冷暖房の仕組みです。

 

つまり、通常の使い方であれば、暖房も冷房もできるのがエアコンです。しかし、床下エアコンは、冷房には使いません。普通の冷暖房ができるエアコンを暖房機器としてだけ使います。

 

なぜ夏場に床下エアコンを冷房用として使わないのか?それは。。。なんと結露の恐れがあるからです。。。特に新築後2年程度は基礎打設時の水分が蒸発する為特に注意が必要です!!

 

床下エアコンはどんなエアコンが良いの?

 

 

 

 

 

 

床下エアコンは、普通のエアコンを使います。その為、様々なメーカーから実にたくさんの機種が発売されています。その中で床下エアコンとして使いやすいエアコンは、誤作動の少ないエアコンです。

  • 誤作動の起こりにくいエアコンってナニ?どんなの?

エアコンの誤作動とは、室内の温度を感知して、適温を維持する温度センサーが正しく働かず、室内を適温にできない問題です。通常通り壁掛け式として使用する場合は、どの機種を使っても誤作動はほとんど起こりません。

 

しかし、床下エアコンの場合、壁掛けと違って狭い空間に設置されている為、温められた空気が一か所にとどまってしまうことがあります。すると、床下全体が暖かくなっていないにもかかわらず、エアコンの周囲だけが暖まってしまい、温度センサーが勘違いして、運転を停止してしまう事があります。

 

その為、床下エアコンとして使用した場合、温度センサーの位置がの誤作動の発生を防ぐポイントとなります。温度センサーはエアコンによってついている位置が異なります。

  • エアコン本体についているタイプ 室内機でフィルターが周辺(吸込口付近)についているタイプ
  • リモコンについているタイプ 壁に設置されたリモコンの側面についているタイプ

床下エアコンとして使う場合には、温度センサーがリモコンについているタイプの方が誤作動を起こしません。なぜなら温度センサーの周りの空間が塞がれていない為、暖かい空気が温度センサーの周りにとどまってしまう現象が起きにくいからです。

  • 誤作動のおきにくい設置方法をするエアコンとは?

エアコンには壁掛け式の他に床置きエアコンというタイプがあります。床下エアコンとして使用する場合、床置きエアコンは温度センサーの誤作動が起きにくいタイプのエアコンです

もともと床置き型は、冬場に暖かい空気が上に逃げてしまうというエアコンの弱点を解決する為に開発されたエアコンで、足元を温める為、エアコンの下部からも温風が出る設計になっています。温度センサーは、上部についているので、塞がれて暖かい温度がセンサーの周囲にだけ集まってしまうことがなく、誤作動がおこりにくいのです。エアコンの上部を床の上に、下部を床下に設置し、周囲をガラリで囲みます。誤作動が起こりにくい、完全に床下に設置するより掃除がしやすいというと面があると同時に、壁掛け式に比べ扱っているメーカーや機種が少ない為、選択肢が限られる、価格が壁掛け式の倍であるなどの問題点もあります。

お勧めの機種選び

  • 壁掛け式エアコン

床下エアコンに向いているエアコンは、有線でエアコンと接続するワイヤードリモコン、床置き型のエアコンです。ワイヤードリモコンは業務用に多いタイプですが、一般家庭で使うエアコンの中にもいくつかあります。

 

【ワイヤードリモコンのついている壁掛け式エアコン】

 ●三菱 霧ヶ峰シリーズ

 

【別売りのワイヤードリモコンが購入できる壁掛け式エアコン】使ったことはありませんm(__)m

  • 日立 白くまくん AJシリーズ
  • 床置きエアコン

 

【床置き型のエアコン】こちらも使ったことはありませんm(__)m

  • ダイキン ハウジングエアコン(住宅設備用エアコン)VRシリーズ、Vシリーズ
  • パナソニック 住宅設備用エアコン床置き型CSシリーズ
  • 日立 住宅設備用エアコン 床置タイプFDシリーズ
  • 三菱 住宅設備用エアコン 床置き型Kシリーズ

 

【赤外線リモコンリピーターを使う】

リモコンの赤外線を中継する赤外線リモコンリピーターを利用すると、リモコンが操作できる範囲が拡がるので、リモコン受信部が床下にある床下エアコンも操作することができます。

 

【入手が簡単なものを使う】

床下エアコンが特別な機種であった場合、故障時にとても困ってしまいます。ですので、床下エアコンは特別な機種である必要はありません。いや、特別なものではダメなのです。なんだかんだ言っても機械です。どうしても機械自体の寿命があり、いつかは取替を余儀なくされます。そんな時、特別な海外のモノやある特定の業者さんしかできない工事では、困るのはお施主さんになってしまいます。

 

床下エアコンの暖かい空気はどこから出る?

 

 

 

 

 

 

床下エアコンの暖かい空気は、床下エアコン設置時に作られたガラリから室内に流れ出てきます。ガラリとは通風と換気をする為のルーバー状や格子状の通気口です。

 

右下の部分にご注目ください

 

 

 

 

 

拡大

 

 

 

 

 

中にエアコンが入ってます

 

 

 

 

 

ガードを外すとこんな感じ

 

 

 

 

 

フィルター掃除は壁掛けと同じ要領

 

 

 

 

 

床下エアコンの為のガラリは床につける場合もありますが、小上がりやスキップフロアのような段差を作って、その下部に設置する方法もあります。

 

床ガラリ写真はこちら↓

 

こんな感じ

 

 

 

 

風もしっかり出ています

 

 

 

しっかりとガラリからの送風ができているのか確認してくださいね。手をかざすだけでもわかりますので。

 

床下エアコンが思うほど効かない時は?

 

 

 

 

 

 

床下エアコンをつけているのに、部屋が暖かくならない原因は主に2つ考えられます。

気密性能が悪い(床下エアコンの効果を上げる為に必要な性能を満たしていない)

床下エアコンが効率よく家の中を温める為には、住居の断熱性と気密性の高さが必要です。

 

断熱性について

断熱性とは、熱の出入りの割合のことで、熱の出入りの少ない家ほど断熱性が高く、多い家ほど断熱性の低い家ということになります。

 

断熱性を数値で表す場合、屋根や壁、床、窓など建物の外側にある部分から、熱が失われてしまう熱量を表す外皮平均熱貫流率(UA値)と、換気や隙間風によって失われる熱も含めて、家全体から流出していく熱量を表すQ値(熱損失係数)が用いられます。

 

UA値とQ値が低くなるに従って、断熱性は高くなり、冬暖かく夏涼しいという快適な家の中の環境が生まれます。

さらに断熱性能は、地域の気候に合わせて必要とされる高さが異なり、寒い地域ほど高い断熱性が求められます。

ご参考までに。

 

 

 

 

気密性とは住宅の隙間の量を相当隙間面積(C値)という数値で表したものです。隙間には、窓ガラスのサッシや換気扇、ドアのカギ穴などを総合した面積なので、数値が低い家ほど気密性が高い家です。気密性について

床下エアコンを効率よく使う為には、UA値は0.5以下、C値は1.0以下の性能を備えた家であることが条件の一つなのかなと。。。HEAT20のG1程度は最低限担保して、更にその上のG2を目指すと尚良いです。

 

  • 空気の循環を妨げない設計の家になっていないか?

床下エアコンで家全体を温める為には、縦に繋がっている設計の家である方が有利だと思います。なぜなら、1階と2階、2階と3階がそれぞれ天井で区切られていると、暖かい空気が家全体に行きづらいからです。その為、吹き抜け、スケルトンタイプのリビング階段、スキップフロアなど、家の中が縦に繋がった空間になっていることが大切です。

  • 温風の循環が滞るような位置に設置されていないか?

暖かい空気が温度センサーの周囲だけにとどまってしまうような位置にエアコンが設置されていると、温度センサーの誤作動でエアコンの運転が止まってしまうことがあります。そのような状態を防ぐ為には、正しい位置に設置することに加え、エアコンで温められた空気が床下全体に循環するようにする必要があります。暖められた空気が床下を循環すれば、温度センサーの周りにとどまることを防げます。床下の空気を家全体に循環させる為に、三菱のアローファンを設置するのも効果的ですし、温度センサーのそばにサーキュレーターを設置するなどしても良いかもしれません。

 

床下エアコンつけっぱなしで電気代いくら?

 

 

 

 

 

 

地域の気候や、家の広さ、使う機種、室内の設定温度によって変わってくるので一概には言えませんが、実際に床下エアコンを設置したお宅の実測を見ると、12月4,500円/1月7,000円/2月11,000円/3月9,800円となってます。

 

床下エアコンのメリット

 

 

 

 

 

 

床下エアコンには、家の中の温度環境と、利便性、経済性に関するメリットがあります。

  • 暖かさ 通常の使い方をすると、温風が顔にあたる、足元が冷える、エアコン1台では家中に暖かさが行き渡らないという状態になってしまいます。床下エアコンの場合、足元からポカポカするので、体感温度が上がり、より温かく感じる、温風が顔にあたる不快感がない、1台で脱衣室、トイレなども含めてすべて家の中が暖かくなるという心地よさがあります。また、部屋間の温度差も少なくて済みます。

 

  • 経済的 普通のエアコンを使うので、床暖房に比べて機器そのものだけではなく、工事費も抑えられます。また、電気料金や灯油代などの燃料費も床暖房に比べると低料金で済みます。長く住むには有難いです。

 

  • 修理しやすい 普通のエアコンなので、故障した時や、買い替えたい時に、電気屋さんに頼めば簡単に修理、買い替えができます。また、普通のエアコンなので実に多くの製品が販売されている為、選択肢が豊富です。

 

床下エアコンのデメリット

 

 

 

 

 

 

床下エアコンは住宅の性能など条件が整っていれば、低コストで家中を暖かくできるのでとても良い暖房方法です。しかし、床下エアコンが効率よく暖房機としての機能を発揮する為には様々な条件があり、その条件を満たさなくては機能しないことが致命的なデメリットです。

 

  • 基礎断熱がしてある家でなくてはならない

基礎断熱とは、基礎の部分の立上り(と、基礎平面)に断熱材を入れて断熱する施工方法です。さらに断熱性能が上がる施工方法としては、スカート断熱と呼ばれる家の外側にも断熱施工をする方法もあります。

 

  • 新築時にしか設置できない・リフォームの場合は設置する(出来る)会社選びが難しい

床下エアコンに対応できる基礎断熱が施されている家であれば、リフォームで床下エアコンを設置することもできるかもしれません。しかし、その場合には、もともともの家を建てた建築会社、又は、床下エアコンに関して十分な知識と技術のある会社でなければ、良い結果は得られません。

 

  • カビが発生する恐れがある

 

床下エアコンだけではありませんが、基礎断熱そのものにもカビ発生のリスクがあります。土間コンクリートから大量に発生する水蒸気によって床下が高温多湿の状態になってしまうことが原因です。特に新築後~2年の間は、コンクリートが完璧に乾燥していない為、カビ発生のリスクが高い期間ですので要注意です。

 

 

  • シロアリ被害が発生する恐れがある?

 

新築後~2年の間に床下エアコンを長期間切ったりして、床下の空気が動かないと高温多湿な状態になるとシロアリ被害が発生しやすくなります。また、発泡系断熱材はシロアリの好物?と言われる事もあります。

 

 

 

  • 空気が循環する家の設計でなくては効率良く家中が暖まらない

仕切りの多い家では、1台の床下エアコンで家中に暖かい空気を循環させられません。その為、吹き抜けやスキップフロアなど、間仕切り壁が少なく、縦に繋がりある空間ができるような設計の家だとより望ましいと言えます。

 

  • 冷房には使えない

冷たい空気は下に降りていく(溜まる)性質があるので、基礎内部(床下)に停滞してしまいますので、床下エアコンは冷房用としての機能は果たせません。また地域柄、条件が揃うと基礎の内部で結露する恐れもあります。

 

  • 掃除がしにくい

壁掛けエアコンの場合は、こまめに掃除ができますが、床下エアコンの場合、ガラリを取り外して清掃しなくてはならないので、壁掛けエアコンよりガラリを外すヒト手間かかります。また、基礎の内部も時々掃除する必要があります。床下に潜っていく場合、スケートボードを使うのも良いですが、ルンバを投入すると楽です。

 

  • メーカー保証の対象にならない

壁掛けエアコンは、壁にかけて使用した際には、故障に対するメーカー保証がありますが、床下エアコンとして使用した場合、故障してもメーカーは保証をしてくれません。

 

床下エアコンで注意するべき事

 

 

 

 

 

 

床下エアコンが効率よく機能を発揮する為には、必要な条件を満たしている家であることが必要です。その為には、床下エアコンの知識と経験が豊富で、断熱性、気密性の高い住宅を建てられる建築会社を選ぶことが大切です。しっかりとした知識と経験がある工務店が高気密高断熱な家を建てることができれば床下エアコンは目的ではなく暖かく住む為の手段の一つ】としてとても有効です。

 

他の暖房との違い

 

床下エアコンは、快適さ、経済性において、他の暖房とどのように違うのか確認しておきましょう。

  • 床暖房との違い

【快適さ】

床暖房には温水式と電気式があります。温水式は灯油やガス、電気で作った温水を床下に流して暖房する方法、電気式は電気で床下のヒーターを温めて暖房する方法です。どちらも、床から伝わってくる暖かさと部屋全体に広がる輻射熱のやわらかな暖かさが特徴です。床下エアコンには足裏に感じる暖かさはありませんが、床暖房は冬も裸足で過ごせる床の暖かさがあります。また、水蒸気を発生させないので、結露の心配がありません。

【経済性】

床暖房は、初期費用、電気やガス、灯油などの燃料費、故障した時の修理費、メンテナンスの費用など全てが、他の暖房に比べて割高です。特に全館床暖房にした場合には、月々数万円の燃焼費がかかってしまいます。

 

  • ストーブとの違い

ストーブには石油ストーブとガスファンヒーター、電気ストーブがあり、それぞれ使い勝手が異なります。

  • 石油ストーブ 広い部屋でも十分に暖まるが、灯油を入れる煩雑さがある、燃焼する時に水蒸気を発生するので、室内が乾燥しないが、結露が発生しやすい、石油のにおいがする、火事や火傷のリスクがある、どこにでも移動できる良さはある。
  • ガスファンヒーター すぐに暖かくなる、燃焼する時に水蒸気を発生するので、室内が乾燥しないが、結露が発生しやすい、ガスの配管に合わせなくてはならないので設置場所が限られる
  • 電気ストーブ 室内全体の温度はそれほど上がらない、空気が汚れない、コンセントがあれば、どこにでも移動できるが使用した際の電気代が。。。

【快適さ】

床下エアコンとの違いは、ストーブが一部屋しか暖められないことに対して、床下エアコンは家の中を全て暖められます。ガスや石油のニオイも気になりません。

【経済性】

初期費用はストーブの機種によって異なりますが、ストーブの場合設置にかかる費用がないので、ストーブを購入する費用だけですみます。

 

  • 壁掛けエアコンとの違い

【快適さ】

壁掛けエアコンは1台で一部屋しか暖められませんが、床下エアコンの場合、家の中を全て暖かくできます。壁掛けエアコンの場合、顔は温風が吹きかかって暑く、足元は寒いという状態になりますが、床下エアコンでは直接温風が吹きかかることはなく、足元も冷えません。

【経済性】

壁掛エアコンの場合、電気工事だけで設置できますが、床下エアコンの場合、床の工事も必要です。また、壁掛けエアコンは冷房、暖房と両方に使えますが、床下エアコンの場合、冷房用に壁掛けエアコンが別に必要です。

 

床下エアコンにする為に何が変わる?

 

基礎工事?

床下エアコンを設置する為には、新築時に断熱性と気密性を高める為の工事が必要です。その為、日本の住宅で古くから採用されてきた方法であり、現在でもほとんどの住宅行われている床下断熱の家には床下エアコンが設置できません。

床下エアコンを設置する予定であれば、新築時に基礎断熱工事をする必要があります

では基礎工事の違いをサラッと。

  • 基礎断熱工事とは 家の基礎のコンクリート部分を断熱する為の工事です。断熱材を基礎の外側にする基礎外断熱と基礎の内側に断熱する基礎内断熱があります。どちらも断熱性、気密性が向上します。

 

  • 床下断熱工事とは 家の床下に断熱材を施工します。しっかりと気流止めをしないと、気密性が低下します。

 

  • 白蟻のリスク 基礎断熱工事をした場合、発泡プラスチック系の断熱材を使うと、シロアリが繁殖する恐れがあります。しかし、シロアリを防止する為の対策ができる施工業者であれば、問題なく白蟻の発生を防げます。

 

  • 床下の空気環境 基礎断熱は、気密性が確保できる分、床下断熱のような隙間からの自然な換気がありません。その為、カビが発生する恐れがあるので、空気環境を良好に維持する必要があります。

 

  • ちょっと待って!床下の掃除は? 建築施工時の注意点は? 床下の掃除をする場合の事を考え、床のガラリから落ちたごみや床下のほこりをきれいにする為、設計時に床下全体に入れるようにしておく必要があります。日常気になるようでしたら、床ガラリを外して掃除機の細い口で吸ってあげても良いと思います。もしどうしてもの場合は、最終兵器のルンバもありかも。

 

床下エアコンは新築時の特権なのか?

 

残念ながら、現状では新築時に設置することが最も安全で効率よく床下エアコンを設置する方法です。加えて、床下エアコンの知識と経験が豊富で、しっかりとした技術を持った会社に依頼することが大切です。見よう見まねの施工や実績のない会社さんは少し注意が必要かもしれません。リフォームでも出来なくはないが、結構大掛かりになりますのでやっぱり新築時がおススメです。

 

床下エアコンで2階まで暖かくできる?

 

家の設計や間取りによって、変わってきます。吹き抜けやリビングのスケルトン階段、スキップフロアなど縦の空間が繋がっていて、間仕切壁の少ない間取りであれば、2階、3階まで暖かい空気を循環させることができます。そうでない場合、強制的に風を循環させるアローファンで遠くまで暖かい空気をとどけたり、シーリングファンで室内の空気をかき混ぜたりする工夫も必要です。

 

床下エアコンは新住協から?

 

新住協は、高断熱を基本性能とした住宅技術を研究開発している民間の技術開発団体です。その研究開発の中で生まれた基礎断熱を利用した床下放熱式暖房は、床下放熱式温水暖房という方式の暖房です。

床下放熱式温水暖房とは、基礎断熱工法に加えて、床下に温水パネル設置し、温水の熱で床下から家全体を暖めるという暖房方式です。

床下放熱式温水暖房には緩やかで大きな対流で家全体が温められる、床全体が適温になる、暖房機を室内に置く必要がないので部屋を広く使える、窓からの冷気流を抑えられるなどのメリットがあります。しかし、導入する際には費用が嵩むことや、故障した時に簡単に修理できないリスクがあるなどの問題点もあります。

新住協は高気密高断熱住宅の技術だけではなく暖房に関わる開発も進めているので、今後は床下放熱式温水暖房特有の問題点がなく、床下放熱式温水暖房と同じような快適な暖かさが実現する床下エアコンに関する開発も進められ一つの答えが見えてきています。この次は夏をいかに快適に過ごすか?に照準を当てています。

夏もエアコン一台で快適に過ごすもあと少しのところまで来ています。

 

床下エアコン気になる導入費用は?

 

 

 

 

 

 

床下エアコンを設置する為の費用はエアコン本体の価格と取り付け工事、床のガラリだけです。

 

ただし、普通の新築の家(Q値2.7、C値無視の住宅は問題外)を床下エアコンが設置できる性能を備えた家(Q値1.5程度C値1.0程度)にする為には、標準的な?普通の新築の家を建てるより建築費が嵩みます。高気密高断熱の住宅は建築費が嵩むケースが多いです。その上乗せされる分が床下エアコンの導入費用と考えたとしても、普通の住宅(Q値2.7程度)で暖房機の導入費用や、使い始めてからのランニングコストを考えると、床下エアコンの方が確実に生涯暖房コストは抑えられます。

 

まとめ

 

 

 

 

 

 

・床下エアコンは、家の中全体を暖められ部屋間の温度差も少なく抑えられるので、ヒートショックが起こるリスクも抑えられ、冬を快適に過ごすことができます。月々の燃料費のコストも抑えられます。その点を考えると、非常に魅力的な暖房の方法といえます。

 

・満足のいく効果を得るためには、高い断熱性と気密性を備えた家である必要があります。基礎断熱がされていない家では、基本的に床下エアコンは使えません。したがって、基礎断熱の家をこれから新築する場合以外は、床下エアコンを設置することはほぼ不可能です。

 

・安易に床に穴をあけてエアコンを設置すればよいと考えてリフォームをしたりすると、家の劣化を招く恐れがあります。さらに、新築の場合も、建築を依頼する会社が床下エアコンについての知識と経験、技術を持った会社でなければ、シロアリやカビなどの問題がおこるリスクもあります。

 

・床下エアコンは、メーカーが推奨する使い方ではない使い方をすることと、最近増えてきたとはいえ、何十年も使用した住宅がまだない為、十分な検証がされていない部分もあることを考えると、導入は慎重にする必要があります。

 

・エアコンの為、空気が乾燥しがちなので安い温湿度計を置いてチェックする。

 

・これから新築を検討中で床下エアコンの導入をお考えであれば、しっかり情報収集し、信頼できる建築会社に相談されることをおすすめします。

 

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