
注文住宅を建てよう!と家族会議で決まり、住宅展示場に行ってはみたものの。。。
住宅展示場に行ってハウスメーカーさんと話をしたけど、それぞれのメーカーさんの間取りって、、、ん~、、、決まったものから変えられない、変更できたとしても多額の費用の話など、、、ん?って感じでウンザリした経験のある方は意外と多いものです。
私たちのところにご来場いただく方の3分の2のお客様が、そんなことを口にする印象があります。そのまま何か引っかかりながら新築するのも有りなのかもしれませんが、一生に一回の大きなお金が動くお買い物です。自分の気に入った間取りでないのに数千万を支払う。。。なんかすっきりしませんよね?
そこで「注文住宅の間取りを自分で書いてみたい」と考えて検索された方も多いのではないでしょうか。実は、間取りを自分で書いてみることは、家づくりの要望を整理するうえでとても良い方法です。ただし、自分で書いた図面をそのまま建ててもらう、という話ではありません。そこには工務店として、正直にお伝えしておきたい注意点もあります。
今回は、すっきりとした気持ちで注文住宅を建てたい方へ、間取りを自分で書く方法(方眼紙の書き方・間取りアプリの使い方)と、工務店の目線で見た注意点、そして5つのコツをまとめてみましたので、お時間がありましたらご覧ください。
※この記事は2026年9月に内容を加筆・更新しました。

間取りって そもそも何?
そもそも「間取りって何?」というところから少し話を。間取りというのは、住宅内部の部屋の配置やそれぞれの部屋の大きさを割り振ったことかな?昔遊んだ陣地とりみたいな感じと思っていただくとわかりやすいかも。ここがリビングで、ここが寝室で、みたいな感じですかね。
例えばワンルームであれば1R。リビング1つにドアで仕切られた部屋が2つあれば2L、のようにアルファベット+数字で表記されることがほとんどです。
数字は部屋数、Lはリビング、Dはダイニング、Kはキッチン、LDKはリビングダイニングキッチンです。ちょっとした豆知識としては、リビングとダイニングの線引きは?というと明確な決まりはありません。ただ、便宜上の目安としては8畳以上がダイニング、10畳以上はリビングとして記載されることが多いです。
この「どこに何の部屋を、どのくらいの大きさで置くか」を自分で考えてみるのが、今回のテーマである「注文住宅の間取りを自分で書く」ということになります。
注文住宅の間取りを自分で書くメリットと注意点【工務店の本音】
「素人が間取りを自分で書いても意味あるの?」と思う方もいるかもしれません。工務店の立場から本音を言うと、意味は大いにあります。ただし、自分で書くことに向いていることと、向いていないことがはっきり分かれる、というのが正直なところです。
自分で書くメリット:要望が整理され、家族の会話が増える
一番のメリットは、自分で間取りを書いてみると、家族の要望が目に見える形で整理されることです。
「リビングは広く」「収納はたっぷり」と口で言うのは簡単ですが、実際に方眼紙に書いてみると「広いリビングと大きな収納を両方入れたら、寝室が入らない、、、」といった優先順位の問題がすぐに見えてきます。この「入らない」を自分で体験しておくことが、後で設計士さんと話すときに大きく効いてきます。
もう一つのメリットは、家族の会話が増えることです。ご主人が書いた間取りを奥さまが見て「キッチンから洗面所が遠い」と言い、お子さまが「自分の部屋はここがいい」と言う。この会話そのものが、注文住宅の間取りづくりで一番大切な材料になります。
設計士さんに「なんとなく良い感じで」と丸投げするよりも、自分で書いた図面が1枚あるだけで、打ち合わせの中身がまったく変わってくると感じています。
注意点:構造・法規・敷地の読み取りはプロの領分
一方で、自分で書いた間取りには限界もあります。工務店の本音として、特に次の3つはプロの領分だと思っておいてください。
1つ目は構造です。木造住宅では、1階と2階の壁や柱の位置がそろっているかどうかで、建物の強さも工事のしやすさも大きく変わります。自分で間取りを書くと、どうしても1階は1階、2階は2階と別々に考えてしまいがちで、上下階の壁がそろっていない間取りは、自分で書いた間取りでとても多い失敗の一つと言えるでしょう。
2つ目は法規です。建ぺい率(敷地に対して建物を建てられる面積の割合)・容積率(敷地に対する延べ床面積の割合)・斜線制限(隣地や道路への日当たりを守るための高さの制限)など、土地ごとに建てられる大きさや高さが決まっています。これは間取りの前提条件なので、知らずに書くと「その大きさは建ちません」となってしまいます。
3つ目は敷地の読み取りです。日当たり・隣の家の窓の位置・道路からの視線・風の通り道・高低差など、間取りって本来は、その土地の特徴を設計者が読み取り、良さを引き出し弱点を補うものだと思うのです。これは図面の上だけではわからず、実際に敷地に足を運ぶ必要があります。
だからこそ、自分で書いた間取りは「絶対にこの通り建つ」と思わないこと。「こんなの建ったらいいな~」くらいの気持ちで、要望の整理として楽しんで書くのが正解だと思います。
持ち込み図面をそのまま建てる会社より「整理してくれる設計士」を
ここで少し注意してほしいことがあります。自分で書いた間取りを持ち込んだとき、「はい、この通りに建てられますよ」とすぐに返してくる会社さんは、実は要注意かもしれません。
希望の間取りを伝えたらその通りの設計をしてくれた!というのも、失敗につながってしまうことがあるんです。プロだからこその視点でアドバイスができるかどうか、希望を最大限叶えつつ、優良な家を建てるサポートをしてくれる技量と良心のある設計士が設計に携われるかどうかが重要なんです。
いきなりプラン作成に入る方はプロと呼ぶにはちょっと。。。違う気がします。では、プロとは?こんなことをしてくれる人ではないでしょうか?
- 建築主のニーズを整理してくれる
- 建築主の現在の住まいに対する悩みを整理してくれる
- 敷地に足を運び、敷地の特性を整理してくれる(日射状況・隣地状況・高低差・風・匂い・音・目線・眺望・生活環境等)
- 法的な制限を整理してくれる
自分で書いた間取りは、この「整理」をしてもらうための材料だと考えると、持ち込んだ図面をそのまま採用されなくても落ち込む必要はありません。むしろ、なぜそのままでは難しいのかをきちんと説明してくれる会社さんの方が、信頼できるのではないでしょうか。
ちなみに、最近はSNSで間取りを添削してもらえる場もありますが、図面だけを見て良し悪しを判断することの問題点については、こちらの記事で詳しく書いています。
まずは、間取り図を自分で書いてみよう!

いきなり間取り図?と思ってしまったかもしれませんが、そう構えずに。あくまでここでおすすめする「間取り図を書く」というのは「そのまま建築してもらうため」ではありません。
家族の希望を聞き、案として目に見える形で残すために間取り図を書いてみる、ということです。かっこよく言うとゾーニング(どこに何の部屋を置くかの大まかな区分け)と言いますが、これが一番大切だったりします。
注文住宅の間取りを自分で書くのに、まず準備するのはこんなアイテムです。
- (建築用)方眼紙
- 三角スケール ※あると便利
- 鉛筆・消しゴム

日本の多くの木造住宅は、910mm×910mmの升目が基準で設計されていることがほとんどですので、方眼紙の小さいマス目1つを455mmと見立てます。910mm×910mmのサイズは方眼紙2マス×2マスです。
尺モジュールと言ったりするらしいぞ~。
仙人
例えば1坪サイズ(戸建ての一般的なサイズ)のお風呂なら4マス×4マス、トイレや押し入れの一般的なサイズ(1畳分)は2マス×4マスで表現します。
あると便利、と書いた三角スケールがあると何が便利かというと、1/100や1/150の寸法が測りやすくなるんです。
「ここに今あるソファーを置いたらどうなるんだ、、、?」なんていうときも便利なアイテムです。
三角スケールは、もちろんなくても大丈夫。
仙人
書く順番としては、まず敷地の形と道路の位置を書き、次に「ここがリビング」「ここが水回り」と大まかな陣地とりをしてから、最後に部屋の大きさを整える、という流れがおすすめです。細かい寸法は後回しで大丈夫。自分で書く段階では、きれいさよりも「家族の希望が入っているか」の方がずっと大切です。
910mmのマス目が基準で1畳が、、、とかなんとか、考えてたら面倒くさい、、、と思ってしまう方もいるのでは?
そんな方には!
間取りアプリを使う手も

いちいち大きさを考えながら書くのって結構面倒だな。。。と思った方へ良い知らせがあります!
ほとんど皆そう思うでしょ!僕面倒なの嫌いなんで。。
小悪魔
間取りアプリには大きく分けて2つのパターンが存在していて、、、
- 既にある部屋の中のインテリアの配置を決めるもの
- まだない部屋の間取り図を作成するためのもの
今回必要なのはもちろん後者。
設計ができて引越しした後に使えるのが前者のアプリです。基本的に間取りアプリは無料で提供されているものが多く、ダウンロードさえすれば簡単に使えるものが多いです。
無料の間取りアプリにも、いくつかのタイプがあって。。。
- スマホで手軽に間取りを作れるもの
- 作った間取りを3Dで歩き回って確認できるもの
- 家具メーカーが提供していて、その会社の家具を配置できるもの
スマホで手軽に作れるタイプは、部屋の大きさを数字で入れれば自動でサイズを合わせてくれるので、方眼紙のマス目を数えるのが苦手な方にはこちらの方が向いているかもしれません。
3Dで歩き回れるタイプは、間取りを作った後で部屋のイメージをウォークスルー(実際に中を歩くように)確認できるのが特徴です。内装やインテリアの配置も含めてしっかり見ることができるので、図を見るだけではイメージが付きにくい人でも、立体的な画像として確認することができます。アプリによっては、有名なインテリアブランドの家具を選んで配置できるものもあり、配置したい家具に合わせて間取りを考えたい!という方にはうれしい機能ですね。
家具メーカーが提供しているタイプは、間取り+その会社の家具を配置したイメージが簡単につかめるというもの。別のアプリも合わせて入れる必要があるものもあり、少し面倒かもしれませんが、その会社の家具で統一する!という方には、画面を見せてお店でお買い物がスムーズにできる、というのも利点です。
家具の持ち込みOKの会社さんじゃないと意味無いけどね!
小悪魔
方眼紙でもアプリでも、目的は「家族の要望を目に見える形にする」ことです。使いやすい方を選んでいただければ大丈夫です。
間取り図の「S」って何の記号?

L(リビング)・DK(ダイニングキッチン)・WIC(ウォークインクロゼット)・CL(クローゼット)等、間取りには記号で示されている場合が多々あります。そんなにカッコつけずにカタカナで書けばいいじゃん?って思う方もいるかと思いますが、図面上には色々な情報が載っています。寸法線やら家具の線やら特記事項など。必要最低限の情報で、なるべく図面を見やすくする意味もあり、少ない文字で何を示すのかがわかると見やすい図面になります。その符号の中で「S」って何?小さいの?みたいな(笑)
Sってサイズじゃなくて【サービスルーム】なんです。サービスルームって何かと言うと、「居室とは認められない納戸や大型収納・家事スペースとして活用できる空間」のこと。建築基準法では、居室として認めるための規定があって、簡単に言ってしまうと「あまり採光できない、天井高や床の高さが居室には不足」となれば居室とは認められないのです。他にも換気のための開口部の基準などもあったり、色々な基準をクリアしない場合には部屋ではなくサービスルームとして記載することができる、ということです。
部屋数としては同じ2LDK+Sと3LDK。何が違うかというと部屋の用途。(居室としては使わないS)
サービスルームとして建築確認申請を通した後、実際には寝室としてつかう・書斎に利用するなどの使い方をされている方も多いので、有効活用しましょう。※居室の基準の運用は自治体や時期によって異なる場合があるので、詳しくは設計士さんに確認してください。
豆知識(実態は変わらんが、売却や賃貸する時、不動産屋の物件案内の記載が変わるぞ~)
仙人
間取り図の「PS」も大切
PSとはパイプスペースのことをいい、上下水の配管などを通すためのスペースのことです。
自分で間取りを書く場合は、このPSを忘れると後々あ~配管がリビングの真ん中を通らざるを得ない。。。なんてことになり兼ねないので、PSって大切なんです。そう考えるとお風呂やトイレや洗面などは家の外周に面していることが多いのも納得できます。
特に2階にトイレや洗面を置く場合は、その配管を1階に下ろすためのスペースが必要になります。自分で間取りを書くときは、2階の水回りの真下に何があるかを一度確認してみてください。1階のリビングのど真ん中に2階のトイレが乗っている、、、というのは、自分で書いた間取りで意外とよく見かけます。
間取りを失敗した!でも大丈夫!

初めての注文住宅の間取り作成で、いきなり100点の間取りは、ほぼ書けないかもしれません。
書けたらプロいらんやろ!
小悪魔
その通りです。なぜ書けないか?
意外と多いのが、一階と二階の壁が上下揃っていない場合や、自分が欲しい部屋をとにかく大きく書いてしまう場合、間取りが決まってから誰かに間取りを見てもらう場合など。やっぱり建築に携わる設計士・工務店やハウスメーカーの設計の方に、最低限の構造のアドバイスをもらわないと難しいと思います。他には間取り失敗の例としては、風水師さんに診てもらう方など。。。
中には、「風水師に見てもらったらこうしなさいって言われて、、、」と実際に建ててみたところ、非常に住みづらい家になってしまった、というケースも耳にします。それで家族から不平不満がでてしまうようでは本末転倒というもの。。。
でも大丈夫。自分で書いた間取りが失敗していても、それは「建つ前」の話です。失敗した図面こそ、設計士さんに見てもらうための最高の材料になります。「ここはこうしたかったんだけど、うまくいかなかった」と伝えられれば、プロはその意図をくみ取って、別の形で叶えてくれるはずです。
間取りに風水はどこまで影響するのか?
例えばのお話『鬼門を避けて家を建てよう』というのは、風水に特に詳しい方でなくても知っていることが多いですが、現実問題として限られた土地では、鬼門を気にしすぎると家が建たないケースも多いです。
*特に都心部の狭小地*
上の失敗に関してのお話でも軽く触れていますが、風水にこだわりすぎては「住みやすい家」を建てるのが難しい時代。家はあくまでもストレスがなく「住まう家族が快適に暮らすためのもの」というのが大前提です。
そこで風水も気になる方におすすめなのが『黄金比』を取り入れた家を建てるというもの。黄金比とは何かというと、縦と横が『1 : 1.618』の比率で間取りを考えていくという方法で、風水上でも「住居として最もエネルギーが安定した建物になる」とされているんです。
これは日本に伝わっている「家相学」にも通じる考え方とされていて、日本の気候や風土にあった「日照・風の流れ」が良く住みやすい家にすることを目的としたものなので、自然と余計なストレスが家族にかからない家になる、と言われています。
例えば家そのものの外周、家族で過ごすリビング、家族のための寝室などでも取り入れやすいのでおすすめです。鬼門の考え方や、間取りでできる具体的な対策については、こちらの記事にまとめています。
間取り図をもう一度作成してみる

*意外に思うかもしれませんが、今は間取りの作成をネットで依頼ができてしまう。。。変な時代です。一見便利なようにも見えますが、先ほども書いたように、間取りって本来はその土地の特徴を設計者が読み取り、良さを引き出し弱点を補うものだと思うのです。
なので皆さんにおすすめしたいのは、『希望を聞きながら、その土地にあった最高の家を建てるために整理してくれる設計士』に設計を依頼すること。
簡単なようで難しいのですが、チェックすべきポイントはここです。
『これまでの施工事例をチェックして、どういう意図でこういう設計の家を建てたのか、特に力を入れたのはどういう点なのか』を直接聞いて確認してみてください。
その答えを聞いて、“この人なら!”と思えた設計士がいたら前向きに依頼を検討すると良いでしょう。
一緒に間取り図を見ながら、『この土地・この家族にあった家にするには、、、』とプロならではの目線で設計してくれるはずです。
そして、設計士さんの考え方を知ったうえで、もう一度自分で間取りを書いてみてください。1回目とは違う視点が入りますので、自分で書いた2枚目の間取りは、1枚目よりも「建つ間取り」にぐっと近づいているはずです。
どんな方をパートナーに選んだら良いのか、参考記事はこちら
そっくりな新築が並ぶ?(番外編)

そっくりな新築が並ぶ住宅街、、、ある意味“新築そっくり”?
少し前に、既存の住宅を新築当時の様に綺麗にしますよ~、というリフォームの宣伝文句が流行りました。自分で間取りを書く場合、固定概念にとらわれすぎると、あれ?違った意味で“新築そっくり”になっちゃいますので、最終的にはプロにみてもらうので思い切って書いてみると良いと思います。ご自身が書かれた図面をみて、アドバイスをもらいながら、出来ることと出来ないことをしっかりと説明を受けながら進めていけば良いと思います。
新築ブログも勉強になるので覗いてみる

意外と勉強になるのが新築ブログ。
その新築ブログを鵜呑みにするのは危険ですが(その方々の価値観が入っていて、すべての方に共通するとは限らないので)、○○をして後悔した、○○にして良かった等、住宅営業マンが言うことと違うことを書いている場合が多いので、一度覗いてみると参考になると思います。
特に参考になるのは「実際に住み始めて“こうしておけば良かった”と感じている部分」の話題です。
例えばですが、“理想の間取り・内装の家ができた!と思ったのに、住み始めたら「コンセントの位置が悪かった、、、」”ということは意外と多いです。
特に多いのがキッチンや掃除機に関係するところ。家電が増えたり、ハンドミキサーを使いたいときにコンセントが近くにないのは不便ですよね。。。自分で間取りを書く段階では、コンセントまで気が回らないのが普通ですので、こうした失敗談を先に知っておくと役に立ちます。
参考記事はこちら↓
他には『洗濯機置き場、洗濯ものを乾かす場所はあるのに、濡れた洗濯物を物干しにかける場所に困っている』というケースが。。。といったように、注文住宅ならではの自由度が逆に失敗の基になる場合もあります。「自分たちのライフスタイルと理想がかみ合っていなかったケース」が起こりうるので、新築ブログは要チェックです。
間取りの「場所別」の失敗談は、こちらの記事にもまとめています。仕切りのない開放的な間取りを自分で書いてみようと考えている方は、合わせてご覧ください。
注文住宅の間取りを自分で書く5つのコツ まとめ
間取り図を自分で書くときのコツを、5つにまとめておきます。
①「自分で思い切ったゾーニングをしてみる」難しいと思ったら間取りアプリを使うこともできる。
②間取りを書くのは、ご家族の希望を取り入れつつ住みやすい家にするため。希望をまとめるのが目的ということは忘れずに。。。*自分が書いた図面が絶対に建つと思ってはいけません。こんなの建ったらいいな~くらいの気持ちで要望の整理と思ってください。
③風水などに過度に偏りすぎないこと。
④新築経験者のブログの失敗談も参考にすること。
⑤設計士さんと話す場合は「過去の施工例の意識した部分と力をいれた点」を直接聞くこと。
注文住宅の間取りを自分で書くときのよくある質問
最後に、間取りを自分で書くときによくいただく質問にお答えします。
Q.自分で書いた間取りを、そのまま建ててもらえますか?
A.そのまま建つことはほとんどなく、構造・法規・敷地の条件に合わせて設計士が調整するのが普通です。1階と2階の壁の位置、建ぺい率や高さの制限、日当たりや隣家との関係など、図面の上だけではわからない条件があるためです。「そのまま建てられますよ」とすぐ返してくる会社より、なぜ調整が必要かを説明して整理してくれる設計士さんを選ぶことをおすすめします。
Q.方眼紙と間取りアプリ、どちらで書くのがいいですか?
A.どちらでも構いません。目的は「家族の要望を目に見える形に整理すること」なので、続けやすい方を選んでください。方眼紙は注文住宅の基準になる910mmのマス目の感覚が身につきやすく、アプリはサイズを自動で合わせてくれて3Dで確認できるものもあります。両方使ってみて、しっくりくる方で進めるのも一つの方法です。
Q.1階と2階の間取りは、どうやって合わせればいいですか?
A.壁と柱の位置を上下でそろえる意識を持つことが基本です。1階のリビングの上に2階の壁がまったく乗っていない、といった間取りは、構造的に無理が出やすくなります。自分で書くときは、1階の図面の上に2階の図面を重ねて、壁の線が重なる部分が多いかどうかを見てみてください。最終的な確認は設計士さんの仕事なので、完璧を目指す必要はありません。
Q.風水は気にした方がいいですか?
A.気にすること自体は悪くありませんが、過度に偏らないことが大切です。鬼門を避けることばかり優先すると、限られた敷地では住みづらい家になってしまうケースもあります。「住まう家族が快適に暮らすためのもの」という大前提を忘れずに、気になる方は本文で紹介した鬼門の記事も参考にしてみてください。
まとめ
注文住宅の間取りを自分で書くことは、「そのまま建ててもらうため」ではなく、「家族の要望を整理するため」の作業です。流れとしてはこんな感じです。
まずは部屋や家族とのつながりをイメージしラフスケッチ→こんなの建ったらいいな?という図面を自分で書いてみる→風水などは過度に偏りすぎず→経験者談を参考にして→設計士さんの考え方を知る→もう一度図面を書いてみる。
1回間取り図を書いただけで完璧を目指すのが難しいのが、注文住宅の建築プランです。しっかり悩んで、希望のかなった最高の一軒を是非建てましょう!
番外編:サクッと間取りを手に入れたい方はこちらへ
その日に(ひょっとしたらその場で)間取りが手にはいります。良い悪いは別にして。。。
自分で書いた間取りを持って、実際の建物を見ながら「ここはこうしたい」と話してみると、図面の上ではわからなかったことがたくさん見えてきます。愛知県小牧市のモデルハウスで、ぜひ間取りの実物を体感してみてください。
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当記事で紹介したポイントを参考にして、後悔しない間取りづくりに役立ててみてください。


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