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風水の鬼門に気をつけないと起こる影響は?注意する方角と7つの対策【工務店が解説】

方位

「風水で鬼門ってよくないって聞いた」

「今度マイホームを考えているから家族の幸せのためにも鬼門に置いてはいけないものを知っておきたい」

 

マイホームを購入するときに考えるのが「家族が健康で快適・安心して暮らせる家にしたい!!」ですよね。

 

家を建てたいとご相談に来てくださるお客様も家族が住みやすいかどうかを重視されるかと思いますが、「風水では鬼門がよくないけど間取り的に仕方ないのかな」「何かできる対策ないかな」と気にされる方も多くいらっしゃいます。

 

今回は風水の鬼門が気になる方に安心して暮らしていただけるように、鬼門に置いてはいけないものから対策まで徹底解説しますので、最後まで読んで運気アップのお家づくりをしていきましょう。

※2026年8月に、「場所別の影響」「現代の家づくりでの考え方」「工務店が実践する間取りの折り合いのつけ方」「よくある質問」を加えて内容を更新しました。

◆今回はこんな方の為に書いています。
⇒注文住宅の際に風水・鬼門が気になる
⇒土地や間取り的に鬼門を考えるのが難しい

◆今回の記事を読むとこんな事がわかります。
⇒鬼門に置いてはいけないもの
⇒今すぐできる!鬼門対策
⇒工務店が実践している「鬼門と間取りの折り合いのつけ方」

風水の鬼門と裏鬼門について

方位 風水

鬼門とは(意味・由来)

鬼門というのは北東の方角で、中国古来の考え方に基づいて「鬼(邪気)の出入りする方角」といわれています。

 

もう少し詳しく言うと、方角を十二支で表したときの「丑(うし)」と「寅(とら)」の間、昔の言い方で「艮(うしとら)」と呼ばれる方角が鬼門です。古代中国の書物に「鬼が出入りする門」として登場し、陰陽道(おんみょうどう)の考え方とともに日本へ伝わったといわれています。

 

ちなみに、昔話に出てくる鬼が「ウシの角にトラ柄のパンツ」の姿で描かれるのは、この丑寅の方角に由来するという説もあるんですよ。

 

昔から日本でも都や幕府の鬼門にあたる方角には、鬼門除けとして大きなお寺を建てていたのも風水上の概念から建設されています。京都御所では、北東の角だけ塀をへこませて「角をなくす」という鬼門除けが今も残っており(猿ヶ辻)、それだけ昔の人が鬼門を重く見ていたことがうかがえます。

裏鬼門とは

一方、裏鬼門は南西の方角で、鬼門とちょうど反対側に位置します。十二支では「未(ひつじ)」と「申(さる)」の間にあたり、「坤(ひつじさる)」とも呼ばれます。鬼門と裏鬼門は陰陽のはざまになるため不吉だとされているんです。

 

鬼門ほど有名ではありませんが、家相(家の間取りの吉凶を判断する昔からの考え方)では裏鬼門も鬼門とセットで扱われることが多いため、間取りを考えるときは北東と南西の両方を確認しておくと安心です。

鬼門の方角の調べ方3つ

  • 家の間取り図で中心の場所を調べる
  • 中心に立って北東が鬼門、南西が裏鬼門に当たる
  • 方位磁石を使って調べる

まず間取り図に対角線をひき家の中心を決めます。もしも、家に欠け(外壁の一部がへこんだ部分)がある場合は、欠けた部分を補った形と考えて線をひいてください。

 

中心が把握できたら、実際にその中心から北東にあたる60度の方角が鬼門にあたり、南西にあたる60度の方角が裏鬼門になります。2階建て以上に分かれる場合は、それぞれの中心から測ってみてください。方位磁石を使用して方向性を出す方法もあり、最近ではスマホに標準で入っているコンパスアプリや、間取り図に方位を重ねて確認できる家相アプリなどでも簡単に方角を確認することができるので試してみてくださいね!

 

ひとつ補足すると、地図上の北(真北)と方位磁石が指す北(磁北)は数度ずれています。「鬼門の範囲にギリギリ入るかどうか」を厳密に知りたい場合は、方位が記載された設計図をもとに住宅会社の担当者に確認するのが確実です。

風水で鬼門に置いてはいけない3つの設備

キッチン

「鬼門や裏鬼門の方角に三備を設けず」と言われていますが、おもに下記3つの設備があげられます。

  • 門・玄関
  • キッチン
  • トイレやお風呂など水回りの設備

鬼門に置いてはいけないといわれる玄関はもちろん、水回りの設備や火を使うという意味でキッチンも避けたほうがいいと言われており、家や間取りの形状で生じる欠けや張りなどの凹凸があるのも該当します。かつて風水上では、これらの設備を鬼門の方角に置くと家相的な影響があるとされていました。

  • 家相的な鬼門の影響

・不動産・財産に関する問題が発生しやすい
・親族間の人間関係に問題が生じやすい
・幼児の病気・子宝に恵まれにくくなる

  • 家相的な裏鬼門の影響

・努力しても報われない
・多忙になり疲れやすくなる
・夫婦間のトラブルや妻に受難しやすくなる

 

ここからは、特にご相談の多い「玄関」「キッチン」「トイレ・お風呂」の3か所について、鬼門にある場合どんな影響があるといわれているのかを、もう少し詳しく見ていきましょう。

玄関が鬼門にある場合の影響

風水や家相で、玄関は「良い気も悪い気も入ってくる家の入り口」とされる、特に重要な場所です。

 

そのため鬼門(北東)や裏鬼門(南西)に玄関があると、邪気が入りやすく家全体の運気に影響するといわれてきました。三備の中でも、玄関の位置を一番気にされる方が多い印象です。実用面から見ても、北東の玄関は日当たりの面で不利になりやすく、冬は玄関まわりが冷えやすい・暗い印象になりやすいという傾向はあります。昔の人が北東の玄関を避けたのは、こうした暮らしの実感からくる知恵でもあったのかもしれません。

 

とはいえ、道路がどの方角に接しているかによっては、北東に玄関を取るのが一番合理的なケースも少なくありません。玄関が鬼門にかかってしまう場合の対策は、このあとの「対策7つ」で詳しく紹介しますね。

キッチンが鬼門にある場合の影響

キッチンは火と水の両方を使う場所で、家相では「火気」を扱う設備として鬼門を避けるべきといわれてきました。鬼門・裏鬼門のキッチンは、健康運や金運に関わるといわれることが多いようです。

 

背景には、昔の台所事情があると考えられます。冷蔵庫のない時代、南西(裏鬼門)の台所は強い西日で食べ物が傷みやすく、北東の台所は冬の寒さで水仕事がつらい場所でした。方角そのものの吉凶というより、食べ物の傷みや家事の負担といった現実的な問題を避けるための知恵だったという説明がよくされています。

 

現代のキッチンには冷蔵庫も換気設備もあるため、こうした実害の多くは解消されています。それでも気になる方は、コンロやシンクの位置だけを鬼門の中心ラインから外すという工夫もできます(詳しくは後半で紹介します)。

トイレ・お風呂が鬼門にある場合の影響

トイレやお風呂などの水回りは、家相で「不浄」とされてきた場所です。鬼門・裏鬼門の水回りは健康面に影響が出やすいといわれ、特に「鬼門のトイレ」は家相の本でもよく取り上げられます。

 

こちらも背景を考えると、汲み取り式トイレの時代には、臭いや害虫など衛生面の問題が現実にありました。日当たりの悪い北東の水回りは冬の寒さが体にこたえ、湿気でカビも生えやすかったはずです。つまり、実害があった時代の名残という見方ができます。

 

水洗トイレと24時間換気が当たり前になった現代の住まいでは、鬼門のトイレ=不衛生ということはありません。ただ、「水回りを清潔に保つ」という家相の教え自体は、今でもそのまま役立つ考え方といえるでしょう。

 

このように風水上の観点からすると、やっぱり鬼門に置いてはいけないものを考えて家づくりしなくては!と感じてしまう方も多いと思いますが、立地や間取り的にどうしても避けられない場合もあります。

 

もちろん風水の鬼門対策としてご自宅でできる対策はありますが、大事なことは「家族が住みやすい家にすること」です。風水を気にしすぎてしまうと、生活動線がスムーズでなく使いにくく感じてしまうこともあるでしょう。そのため、適度に鬼門も意識しながら家族が住みやすいお家作りを意識してみてくださいね。

鬼門は本当に気にしないとダメ?現代の家づくりでの考え方

ここまで読んで、「そもそも鬼門って、本当に気にしないとダメなの?」と疑問に思った方もいるのではないでしょうか。

 

結論からお伝えすると、鬼門を気にするかどうかに正解・不正解はありません。どちらを選んでも大丈夫です。

 

前の章でも触れたとおり、鬼門が嫌われてきた背景には、昔の住まいならではの合理的な理由があったという説があります。

  • 北東は冬の冷たい風が吹き込み日当たりも悪いため、寒さや湿気の問題が起きやすかった
  • 南西は強い西日が差し込み、冷蔵庫のない時代は食べ物が傷みやすかった
  • 汲み取り式トイレの時代は、衛生面の問題が現実にあった

つまり鬼門の教えには、「昔の家の弱点がある方角を避けるための、生活の知恵」という側面があったわけです。

 

一方、現代の住宅は断熱・気密性能が大きく向上し、24時間換気や水洗トイレ、冷蔵庫が当たり前になりました。昔の弱点の多くは住宅の性能や設備で解消されているため、鬼門を理由に、住みにくい間取りを我慢する必要はないといえます。

 

ただし、だからといって「鬼門なんて気にしなくていい」と切り捨てるつもりはありません。

 

家は理屈だけで住む場所ではなく、毎日を気持ちよく暮らすための場所です。「なんとなく気になる」という気持ちを抱えたまま何十年も暮らすのは、それだけでストレスになってしまいます。ご本人は気にしていなくても、ご家族やご両親が気にされるケースも少なくありません。

気になるなら無理に無視せず、間取りの工夫や対策で「気にならない状態」にしてから建てる。これが、後悔しない家づくりにつながる現実的な考え方ではないでしょうか。

どうしても鬼門を避けられない時の対策7つ

対策ポイント

せっかく新築に住むなら運気アップにつながるお家にしたい方も多いと思います。以下では、簡単にできる風水の鬼門対策を7つご紹介しますので参考にしてみてください!

鬼門対策①: 清潔に保つ

鬼門・裏鬼門に限らずではありますが清潔を保つというのはここでも大切なようです。

鬼門、裏鬼門は縁起が悪いという印象があるかと思いますが、神様が通る道だから神聖な場所という言い伝えも。

なので清潔に保つということが大切なんだそうですよ。

ゴミ箱を置く場合には鬼門・裏鬼門に置かないようにすることも忘れずに!

鬼門対策②: 窓やドアを開けたら閉める

鬼門・裏鬼門は壁があるのが本来ベストなんだとか。

なので窓やドアを開け放しておく、というのは避けたほうが良いそうです。

鬼門対策③: 盛り塩を置いて清める

日本らしい対策ですが塩でお清めする、ということで盛り塩を置くのも一手。

鬼門対策④: 神社のお札(護符)お守りを飾る

映画「陰陽師」などでも見ると思いますが、神社やお寺で鬼門除けのお札をいただいて置く方法も。

置く場合には目線より高い位置に鬼門・裏鬼門の方向にそれぞれ1つずつ置くと良いそうです。

鬼門対策⑤: 厄除け・厄払いのお祓いをしてもらう

神社やお寺に家相の鑑定や相談、お祓いをしてもらうこともできますよ。

鬼門対策⑥:トゲ(ヒイラギ)のある植物を置く

魔除けになる、縁起が良いということでこんな植栽が鬼門除けに人気です。鬼門や裏鬼門にどうしても玄関がきてしまう時に簡単にできる対策ですね♪

柊(ヒイラギ)
葉のトゲが魔除になるといわれています。

南天
赤い実がつきかわいらしい見た目も人気ですが、「難を転じる」というポジティブな意味合いからもおススメの植栽です。

万年青(オモト)
一年中青々とした葉をつけている縁起物と考えられています。

鬼門対策⑦: 猿の置物や水晶を置く

鬼門の反対にある裏鬼門が未申(ひつじさる)であることから、猿の置物が推奨されています。

京都御所の鬼門には木彫りの猿(猿ヶ辻)が置かれているのもこの概念から採用されているのです。

工務店が実践する「鬼門と間取りの折り合いのつけ方」

ここからは、実際の家づくりの現場で、鬼門を気にされるお客様とどのように間取りを作っているのかをご紹介します。

 

家づくりのご相談では、「自分たちはあまり気にしていなかったけれど、親に『鬼門は大丈夫なの?』と言われて急に不安になった」というお話をよく伺います。(ご両親の一言がきっかけ、というケースが本当に多いんです)そんなとき、実務では次のような順番で整理していきます。

手順1: 「どこまで気にするか」を最初に家族で決める

玄関・キッチン・トイレ・お風呂をすべて鬼門と裏鬼門の両方から外そうとすると、間取りの自由度はかなり狭くなります。土地の形や道路の方角によっては、日当たりや生活動線を犠牲にしないと成立しないことも。

 

そのため、まずは「できるだけ全部避ける」「玄関だけは外す」「対策をすれば良しとする」のどのレベルで考えるかを、設計の最初に家族で決めておくことをおすすめします。ここが決まっていると、その後の間取りの打ち合わせがぐっとスムーズになります。

手順2: 優先順位は「毎日の暮らしやすさ」を上に置く

家相と生活動線が真っ向からぶつかったときは、基本的には毎日の暮らしやすさを優先することをおすすめしています。運気は対策で補うことができても、使いにくい動線は10年後も20年後も毎日ストレスになるからです。

 

そのうえで、「三備の中では玄関だけは鬼門から外す」という落としどころを選ばれる方が多い印象です。玄関は家の顔であり、家相でも特に重視される場所なので、ここだけ押さえておくと気持ちの面でも納得感が得られやすいようです。

手順3: 設計の工夫で「鬼門ライン」から外す

実は、間取りを大きく変えなくても、設計の工夫で鬼門への引っ掛かりを減らせる場合があります。

 

  • 部屋ごと動かすのではなく、コンロ・シンク・便器などの設備の位置だけを鬼門の範囲(またはその中心線)からずらす
  • 玄関が北東側でも、ドアの位置や向きを調整して鬼門の中心を外す
  • 建物の北東角に欠けを作らない、シンプルな形状にする
  • どうしても外せない場合は、北東に植栽スペースを設けて南天やヒイラギを植えられるよう、外構(庭まわり)の計画に組み込んでおく

家相は流派によって考え方が異なるため一概には言えませんが、「方角の範囲のどこに何を置くか」まで踏み込んで検討すると、住みやすさと家相はかなりの部分で両立できます

間取りづくり全体の工夫については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

関連記事はこちら

 

 

よくある質問

Q1. 鬼門を完全に避けないと家は建てられませんか?

そんなことはありません。玄関・キッチン・水回りのすべてを北東と南西から外すのは、土地の条件によってはかなり難しく、無理に避けようとすると住みにくい間取りになってしまう可能性があります。「玄関だけは外す」「対策で補う」など、ご家族で優先順位を決めてから間取りづくりに臨むのがおすすめです。

Q2. 鬼門にトイレがあると本当に悪いことが起こりますか?

科学的な根拠が確認されているわけではありません。昔の汲み取り式トイレの衛生問題に由来する教えという見方が一般的で、水洗トイレと換気設備が整った現代の住まいであれば、実害はないといえるでしょう。気になる場合は、こまめな掃除と換気に加えて、盛り塩などの対策で十分と考えられます。

Q3. マンションや建売住宅でも鬼門は気にするべきですか?

間取りを変えられない住まいの場合は、「対策」を中心に考えましょう。清潔に保つ・盛り塩・観葉植物・猿の置物など、この記事で紹介した7つの対策は入居後でもすぐに実践できます。変えられないものを悩み続けるより、できる対策をして気持ちよく暮らすほうが前向きではないでしょうか。

Q4. 鬼門が避けられない土地は買わないほうがいいですか?

鬼門は「家の中心から見た方角」なので、土地そのものに鬼門があるわけではありません。建物の配置や間取りの工夫で調整できる余地は十分あります。日当たり・利便性・地盤・価格といった土地選びの基本条件を優先しつつ、間取りの段階で鬼門に配慮するのが現実的です。

風水の鬼門を適度に取り入れて住みやすい家づくりをしよう

家づくり

「注文住宅だからこそ施主さんとしてはさまざまな希望を叶えたい」その想いはとてもわかります!

 

これから長く家族の時間、思い出を育んでいく場所だからこそこだわりたいですよね。そこで縁起の良い家にしたいと風水を取り入れていくお気持ちもわかります。しかし、一番大切なことは「お家で暮らす人が自分らしく幸せでいられること」ではないでしょうか。

 

鬼門や風水を気にするあまり動きにくい、使いにくい家になってしまってストレスを抱えてしまうのは建築業界に身をおくオガタとしても避けたいんです!

「大切な人と暮らすために快適な家にする」想いを活かして、風水の鬼門などを柔軟に取り入れて考えてみてくださいね。

間取りや動線の話は、図面だけで考えるよりも実際の建物の中を歩いてみるとイメージがつかみやすくなります。モデルハウスの見学情報もあわせて参考にしてみてください。

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