名古屋の工務店として注文住宅の相談は体感型モデルハウスがある丸協。名古屋のスノーピーク代理店として心地よさとスノーピークの遊び心を併せ持つ提案をしています。 

【家づくり】建築模型はどうやって見るの?後悔しないための活用方法

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自己紹介

 

初めまして!今年からエンズホームで働いている学生アルバイトスタッフです!

学生なので建築を学び始めてまだ4年目、それっぽい単語を覚えたただの建築士の卵です。

「建築士の卵」と聞くとなんだか聞こえが良いですが、、(笑)

最近は家づくりに熱心な方も多く、SNSで「家づくりのコツ!」や「家づくり失敗談」などというコンテンツもよく見られます。

私が書くブログでは、建築を学び始めて4年目の現役建築学生という立場で、これから家を建てようと考えているみなさんと比較的近い目線で「家づくり」について考えていこうと思います!

 

今回は打ち合わせの際に登場する「建築模型」についてお話ししていきます。

文字がたくさん書かれた図面よりも直感的にわかりやすい「建築模型」。

物理的に立ち上がったモノを見て、わくわく感が増すと思います。

そんな建築模型をより有効に活用してもらうために、私なりに考えたのでご参考程度に、、!

 

 

建築模型とは

 

建築模型とは基本的に建物の図面に基づいて作られる模型のことです。

家づくりにおいては設計者との打ち合わせで登場することが多いのではないでしょうか。

そこでは設計者側とお施主さん側で空間認識の相違が無いか確認するために用いられています。

ですが、建築模型はこのように説明するためだけのモノではないんです!

 

 

スタディ模型って?その使われ方について

 

ここで建築学生としての話をひとつ。

これまで住宅だけでなく、美術館や小学校、シェアハウスなどの設計課題を進めていくとき、先生に必ず言われてきたことがあります。

それは「スタディ模型を作りなさい」でした。

ん?スタディ模型?

スタディ模型という言葉を調べてみると、設計内容を確認するための模型などと出てきますが、設計課題でのスタディ模型の認識とは少し異なりました。

 

2年生の頃、「模型がないとエスキスしません!」と言われた私は渋々作った模型を先生に持っていきました。すると出てくる出てくるアドバイス、、!

(建築学生界隈では、設計案を練ることをエスキスと呼びます!)

スケッチだけではアイデアは伝わりにくいため、自分の考えを説明するためのツールとして模型は有効です。しかし、それだけではなく、アドバイスする先生側も実際に指を差して指摘ができるため、お互いに伝わらなくてもどかしい!なんてことも減ってきます。

同じアイデアでも模型があるとないとで貰えるアドバイスが変わってくるので、スタディ模型の大切は身に染みて学びました。

 

さらに、設計課題に取り組むと、どうしてもアイデアが出てこなかったり、設計に迷ったり、あ〜なんでもいいから手を動かさないと!と焦ったり、という場面に多く出くわします。

そんなときには図面無しに自分の感性を頼りにスタディ模型を作ったりします。

そこで新たな発見や問題点を見つけることもできます。そして、模型をどんどん作り直していくことで設計が進んでいくこともあります。

 

いや建築学生のあるあるを語られても…(・・;)と、純粋に家づくりのための情報収集を行なっている方は思うかも知れません。

しかし、このような建築模型の使われ方は実際の住宅設計に活かされるべきであると思っています。

 

 

家づくりにおける建築模型の使い方

 

まず建築模型は人の目線に合わせて見てください。これを「アイレベルで見る」と言いますが、こうすることで実際の雰囲気や空間構成が掴みやすくなります。そうすると、図面では分からなかったことも見えてきます。

(例えば、ちょっと窓が大きいなぁとか、この部分使いづらそうだなぁとか、、)

そこでお施主さんは良かったところ、悪かったところ、思っていたのと違うところなど模型を指差しながら話していってください。

そうしたら設計者は指摘された点について説明・修正をし、また模型を作りお施主さんと話し合う。一つの建築模型にどんどん手が加えられていく。

その積み重ねで設計は進められていくべきだと思います。

(実際は時間や予算の関係で難しい部分もあるとは思いますが、これは卵の純粋な思いです、、ボソッ)

 

 

建築模型と3Dの違い

 

これまでの内容を踏まえると、建築模型は3Dで賄えるのでは?と考える方もいらっしゃるかもしれません。ぶっちゃけ、いけないことはないと思います。

しかし3Dだと、お施主さん自身で視点を変えることが難しかったり、質感の影響で雰囲気が異なることがあります。

とはいえ3Dソフトにも簡単に建ち上げられるものや、視点の移動が容易なものがあるため、便利で使っているのは事実です。

それでも、設計を進めていく上ではお施主さんが直感的に空間を見て取れる建築模型が必要不可欠であると考えています。

 

 

より良い家づくりに向けて

 

私はまだ実施設計いわゆる本当に建つ建物の設計をしたことがありません。それゆえ、今からお話しする内容なあくまで私の考え、意見です!

 

まず私は建築模型を介して設計者とお施主さんが会話できることが理想だと考えています。

建築模型は現段階の設計案をお施主さんに確認するためのものではなく、お施主さんと作り上げていくものだと思っています。

打ち合わせをしながら設計は進めるものなんだから、施主を作り上げていくのは当たり前じゃないか!と思うかも知れません。

それもそうなんですが、設計者とお施主さんがいかに信頼関係を構築していけるかこそが家づくりでは重要なのではないでしょうか。

作り手・住まい手などと言いますが、お施主さんはどちらにも当てはまると思っています。

 

これから住宅設計の道に進む身として、お客さまとの会話や、一つ一つの小さな判断まで気を配っていきたいと思います!

そんなこんなで初めての拙いスタッフブログでしたが、読んでいただきありがとうございました。今後も見守っていただけたら幸いです!

 

 

 

 

 

 

 

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