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補助金で窓断熱リフォームできる2023年がチャンス!

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先進的窓リノベ事業(経済産業省&環境省)活用で窓の断熱性能向上

窓の隙間風が冷たい…」

「リビングで暖房を付けてるのになんだか寒いと感じる」

「電気代も高くなったし断熱性能をアップさせたい!」

このようなお悩みがある方に是非知っていただきたいのが、「窓の断熱性能を向上させることで、より居室内が快適になる」ということ。

とはいえ、「リフォームとか言われてもお金もだいぶかかるでしょ?」という声も聞えてきそうで、高い費用を払ってまで断熱リフォームをする意味あるの?という疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。

そこでここでは

  1. 窓の断熱性能を上げる意味と効果について
  2. 暖かく感じる居室にするためにできる工夫
  3. 窓のリフォームをおすすめする理由
  4. 窓の断熱リフォームをお得にできる国の制度のご紹介

について解説させていただきます。

特に気になるのは④ではないでしょうか・・?この国の制度というのは2023年に限定されたものなので、是非ここでのような制度か知っていただいて、皆さんがお得に快適に暮らすためのリフォームをしていただければ幸いです。

またリフォームだけでなく、建築に関わる身としては「多くの方に自宅をもっと好きになってほしい!」という思いもありまして、より快適に暮らしていただくためのポイントについてもお伝えしていこうと思いますので、是非お目通しください。

窓の断熱性能を上げる意味と効果

ご存知でしょうか。家の中の熱が外に逃げる、実に約60%は窓からなのだということを。

「リビングでくつろぐために暖房をつけているのに、思うように暖まらない…」これは、家の中の熱が外に向かって逃げていくために起こる現象です。

(料理をしてて換気扇を回している、エアコンが古いなどで足元が寒いというのは別にしてくださいね)

熱はどこから逃げるかという問いに対して、多くの方にお答えいただけるのは『換気口・屋根・外壁・床』。ですがもう一つ忘れてはいけないのが「窓」なのです。

外壁・屋根・床には基本的に断熱材が入っていて、熱が外に逃げにくい構造です。

外に向かって逃げる熱の約60%は窓から|一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会調べということがわかっています。

ですから窓の断熱性能を高めることが重要で、しっかりと窓の断熱性能を高めることで、冬温かく、夏は涼しい家を実現できるのです。

窓の断熱性能を向上させるリフォーム工事とは

窓は外気に直接触れる部分であり、外壁や屋根と違い熱が逃げやすい部分でもあります。

「結局窓はガラスなんだし、断熱性能をあげるなんてできるのか?」という疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。

ということで窓の断熱性能をあげるために、どのようなリフォームができるのかざっくり解説させていただきます。

  1. 内窓を取り付ける
  2. ガラスをペアガラス(複層ガラス)に交換する
  3. 熱伝導率の低い樹脂サッシに変える

寒冷地などで取り入れられることの多い①内窓ですが、これは当然ながら断熱効果を高めてくれます。窓が2重になりますから当然の結果といえばそれまでですが、窓と窓の間に空気層ができることで断熱性能が高まるもの。

②のペアガラスは、①の内窓の設置と同じような効果を1枚(に見える)のガラスで行おうというもの。これはガラス自体の強度もあがりますから、断熱性能だけでなく防犯性能を高める効果も付随してきます。

③のサッシの交換がどれだけの効果があるのか、懐疑的になる方が多いでしょう。実はこれ想像以上に効果があります。アルミのサッシと比較して1/1000の熱伝導率なので、熱が伝わりにくくなるので結露も防ぎます。ただし強靭さはアルミに分配があるため、室内側は樹脂サッシ、室外側はアルミサッシと製造された複合サッシというものも。

内窓の設置はスペースや居室の印象にも大きく左右するため、難しい場合もあるかもしれませんが、②③に関しては特段イメージも変わらず断熱性能を高めてくれるのでおすすめです。

窓に市販の断熱グッズを用いた場合の効果について

断熱性能を簡単に向上させることができるアイテムで断熱フィルムというものがありますね。

断熱フィルムを窓に用いてどのくらい効果があったかを実証した会社のホームページを参考にすると、市販品でも2℃の差があったそうです。

参考:生活110番

ただし・・・近年の冬の寒さは年々厳しくなっているのでは?と体感されている方の声も良く耳に入ってきます。極端な気候になりつつある地球環境が気になる方も多くなっているのではないでしょうか。

『2℃上げた位ではまだまだ寒い…』と感じる方も多いでしょう。そこでお伝えしたいのが、ここでお伝えする窓断熱リフォームと、快適に暮らしていただくためのポイントなのです。

エアコン設定温度を1℃変えれば節電効果は10%

エアコン節電情報|DAIKINによれば、冬場エアコンの設定温度を1℃あげるだけで節電効果は10%も得られるのだとか。

一般家庭でも電気代が2倍ほどに跳ね上がってしまった、という悲痛な声が聞える2023年だからこそ、窓の断熱性能を高めて部屋を温め、エアコンを使いすぎない生活ができる家にすることで快適かつお得な生活が実現できるということです。

窓断熱リフォームでエアコンの設定温度を1℃と言わず、3℃4℃と上げても大丈夫な家にすることで、節電効果は30~40%まで出せるということになりますね。

補助金でお得に窓断熱リフォームするなら2023年がチャンス|先進的窓リノベ事業(経済産業省・環境省)

先にもちらっと触れましたが、私たちの生活を大きく変えなければ、この気候変動はより加速してしまう、ということでSDGsが大きく取り沙汰されてもいるわけです。

脱炭素、二酸化炭素排出量0を目指して様々な分野で改革が行われていますよね。

これは公共の場に限らず、私たち一家庭でも様々な工夫や改革を行うことでも力添えできる問題です。

そのために家電を買い替えた方もいらっしゃるでしょう。ゴミも見直し無駄なゴミを減らりリサイクルに出すことを頑張っている方も多いですよね。

それと合わせて、各家庭から出る二酸化炭素排出量を減らすために、『住居の断熱性能を向上させよう』ということの一環として始まったのが「先進的窓リノべ事業|経済産業省・環境省」です。

正式名は「住宅の断熱性能向上のための先進的設備導入促進事業等|経済産業省」、「断熱窓への改修促進等による家庭部門の省エネ・省CO2加速化支援事業|環境省」です。

この事業は2023年12月31日までに契約された窓断熱リフォームが対象で、期間内に予算1000億円を達成してしまうと補助金は受け取れなくなるので、早めの申し込みが鍵となっています。

補助金は工事費用に充当もしくは現金で施工業者から受け取る

先進的窓リノベ事業の補助金は、リフォーム工事発注者に直接支払われるものではありません。

またどの工務店・リフォーム業者でも申請できるものではなく、登録事業者として申請した事業者に限られています。

登録事業者として認められた工務店・リフォーム業者が交付申請の手続きを行い、受け取った補助金を工事発注者が支払うべきリフォーム代金に充当する、もしくは現金で支払うもの。

先進的窓リノベ事業の補助金交付対象の条件

先進的窓リノベ事業で補助金を受けてリフォームをするためには、以下の2つの条件をクリアすることが必要です。

  • 先進的窓リノベ事業者(登録事業者)と契約締結し窓断熱リフォームを行うこと
  • 窓の工事を行う住居の所有者であること

窓の工事を行う住居の所有者、というところに関しては、所有者の許可があれば賃借人でも問題ありません。

また賃貸物件の場合、その所有者もしくは管理組合が補助金を受け取ることもできます。

また工事を行う物件が住居であることがポイントなので、店舗などにはこの事業による補助金は交付されません。

先進的窓リノベ事業で補助金が受け取れるリフォーム工事の条件

窓を交換するから、窓みたいなものだしドアを交換して補助金を受けてしまおう、と何でもかんでも補助金が交付されるわけではありません。

交付には以下の条件をクリアすることも求められます。

  • メーカーが登録申請し事務局が認めた一定の性能を満たす製品を用いたリフォームであること
  • 補助金交付対象となる工事内容であること
  • 補助金額が5万円以上となるリフォームであること
  • 工事請負期間が2022年11月8日から2023年12月31日までのリフォームであること
  • 中古品を使わずに行うリフォームであること
  • 施主が購入した設備の設置工事ではないこと
  • リース設備の設置工事ではないこと
  • 店舗併用物件については店舗部分の工事でないこと

上記の条件と合わせて、補助金交付対象となる工事内容についても見ておきましょう。

  • 既存サッシを用いてガラス交換をするもの
  • 既存窓の内側に窓を設置・交換するもの
  • 既存窓の窓枠を更にかぶせ複層ガラス等を設置するもの
  • 既存窓の窓枠・ガラスを交換するもの

ただし上記の工事内容においては「外気に触れる住宅の開口部」に限定されているため、居室内の装飾窓などには適用されません。

窓断熱リフォーム費用感について

どのような工事をするかでリフォーム費用には大きく差がでますが、上記対象工事となる複層ガラスに交換する場合のリフォーム費用でどのくらいかかるか見てみましょう。

ちなみにですが、複層ガラスとペアガラス、実はこれ呼び方が違うだけで同じものです。

2枚以上のガラスを合わせて1枚のガラスとしたもので、断熱性能を上げるだけでなく、その副産物として知られる結露を防ぐ効果もある複層ガラス。

結露してしまうとカビが発生してしまい、健康被害もでてしまうので、断熱リフォームでガラス交換で済ませたい場合にはオススメです。

複層ガラスの価格は、以下を目安にしてください。

  • 90×90サイズ約20,000~33,000円
  • 120×90サイズ約28,000~50,000円
  • 180×90サイズ約50,000~80,000円

大きな掃き出し窓だと工賃を含めれば5万円を超えてくることがほとんどですから、先進的窓リノベ事業を活用することでかなりお得になることがお分かりいただけるでしょう。

暖かく感じる居室にするためにできる工夫

窓断熱リフォームと合わせて知っていただきたい、冬の居室を快適にするコツについてもお伝えしてみます。

  • 背中・足元を温めるウォームビズを取り入れる
  • 体を温める食事をとる
  • 日中の太陽光を居室に取り込む
  • 日が落ちたらカーテンを閉め熱を逃さない
  • 床にカーペット・ラグなどを敷く
  • 居室内の湿度を60%程度に上げる(上げすぎはカビ発生するので注意)
  • カーテンを断熱効果のある厚みのあるものにする
  • エアコンの清掃で効率的に稼働させる

できることからやってみる、ということも大切です。

また築年数が長い住居では家そのものの断熱性能が劣るケースも多くあります。

ここでお伝えした先進的窓リノベ事業と別に、2023年には他の補助金制度を活用して断熱リフォームをすることも可能になっています!

経済産業省・国土交通省・環境省の3つの省庁が連携している住宅省エネ2023キャンペーンというもので、2023年3月下旬に補助金申請がスタートする新事業もあります。

これについては別記事で詳しく取り上げていますので、そちらをご参照ください!

まとめ:窓の断熱リフォームをおすすめする理由

窓は家の中の暖かい空気、涼しい空気を逃しやすい部分です。

「もっと冬に暖かい家にしたい」「夏に涼しい家にしたい」と考えるのであれば、窓の断熱性能を高めることは必須ということがお分かりいただけたでしょうか。

また断熱は快適に住まえる家にするだけでなく、健康的に住まえる家にするためにも大切なもの。

  • 結露によるカビの発生を防ぐ
  • エアコンによる空気の乾燥を抑える
  • 居室内の乾燥を軽減し粘膜を守る
  • 電気使用量を抑える
  • 断熱性能の良いガラスは防音・防犯性能も高まるので安心

ざっと上げてもこれだけのメリットがあるのが、窓断熱リフォームなのです。

エアコンをつけていると「目が乾く、喉が乾燥する」という方も多いでしょう。喉が乾燥する=粘膜がやられている、ということですから当然免疫力も低下してしまうことになります。

また断熱が不十分では結露によるカビのリスクも格段にアップしてしまいますから、健康に被害がでてしまうということに!

快適に、健康に暮らせる家にするためにも窓断熱は重要なのです。

断熱性能を高めることで、居室内は快適に保たれやすく地球環境にも優しい家になります!これが窓の断熱リフォームをおすすめする理由。

また上でお伝えしたように、窓断熱リフォームをするなら、補助金が交付される2023年がチャンス!ということで是非見逃さずに検討していただければ幸いです。

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