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高気密高断熱住宅はエアコンつけっぱなしが電気代お得?その理由は?

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高気密高断熱
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「高気密高断熱住宅ってエアコンつけっぱなしOKって聞いたけど本当?」
「光熱費高くならない?」
「エアコン取り付け時に注意点とかある?」

これからマイホームを検討している人にとってはエアコンのこと色々気になりますよね。

高気密高断熱住宅がエアコンのつけっぱなしにしてもいいと言われている理由は、快適な温度で暮らせるだけでなく電気代節約にも効果的だからです。

しかし、エアコンの使い方次第で光熱費が変わってくるので注意が必要です。

当記事では高気密高断熱住宅でかかるエアコンの光熱費と効率的な使い方についてご紹介するので最後までぜひご覧ください

◆こんな方におすすめの記事
⇒高気密高断熱住宅の家を検討中
⇒入居後の電気代が気になる…

◆この記事を読むと分かること
⇒高気密高断熱住宅に住むメリット
⇒効率的にエアコンを使う方法

高気密高断熱とは

高気密高断熱の家は気密性の高い住宅です。家の気密性が高いとは、室内に屋外の空気が出入りする隙間が少ないことを意味します。

 

家自体の構造が魔法瓶のようになっているので、温度を一定に保ちやすいのが特徴的です。

 

部屋が一度適温になれば、その室温を維持しやすく「冬は暖かく夏は涼しく」と一年中快適な温度で過ごせるので冷暖房費の節約にも効果的です。

高気密高断熱住宅の光熱費平均を公開!

電源プラグ指している画像総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)」によると、水道光熱費の総世帯全国平均は1ヵ月当たり1万7,939円です。それぞれの光熱費の内訳は下記を目安にしてみてください。

・電気代は8,606円
・ガス代は4,066円
・灯油などそのほか光熱費は976円
・水道代は4,291円

引用:「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)」総務省統計局より

 

高気密高断熱住宅の「オール電化」と「ガス電気併用」での光熱費は、違いはあるのか下記で比較して見ました。

 

  • 電気とガスの併用している住宅の実例

大人2人、子ども1人家族、戸建て2階建て床面積50坪
毎月平均:12,215円
年間合計:146,587円
冷暖房:エアコン・全館間欠運転、パッシブ型生活(グリーンカーテン、真夏間通風、冬日射取得)

 

  • オール電化住宅の実例

子ども2人家族、戸建て2階建て床面積30坪
毎月平均:13,540円
年間合計:162,580円
冷暖房:エアコン・全館24時間連続運転

上記のように、月平均で1000円前後の違いが出てくるため年間で考えると10,000円〜20,000円ほど差が出てきます。

(※家族の人数やお住まいの地域、床面積によって電気代が変動するため、あくまでも参考程度にしてみてください)

高気密高断熱住宅でエアコンのつけっぱなしは電気代が安くなる?

家計簿をつける女性

高気密高断熱の家ではエアコンをつけっぱなしにした方が電気代の節約につながります。その背景として家自体が「気密性が高い」ことは冒頭でお伝えしましたが、あまりイメージが湧きにくいと思うので冷蔵庫を用いて解説していきます。

 

冷蔵庫は庫内を冷やすため一度多くの電力を使って冷やし、庫内が冷え切ったらほぼ電力を使わずに冷たさをキープする仕組みです。

 

しかし、ドアを開閉すると庫内の温度が少し上がるため、ドア開閉の度に電力を少し使って冷えた状態に戻すように働きます。この働きが高気密高断熱住宅の構造自体にも同様のことが言えます。

 

家の中を快適な温度にするまでエアコンは多くの電力を要しますが、一定温度になったらほぼ電力を使わずに温度をキープしやすいです。

 

玄関や窓の開閉で室温が変化したら、エアコンは少し電力を使って元の温度に戻し自動運転で動かし続けるため電気代も抑えられます。

高気密高断熱住宅でエアコンの電気代を節約するコツ4つ

電気代を節約しようと考えている人

高気密高断熱住宅は一般住宅よりも外気温の影響を受けにくいので、部屋の中をエアコンだけで快適な温度を保ちやすいですが、使い方によっては電気代が高くなってしまうケースもあるので注意が必要です。

下記では少しでも電気代を抑えるためのコツを4つ紹介しますので参考にしてみてください。

断熱性能が高い設備を設ける

エアコンで冷やした空気を逃がさないように部屋を断熱する工夫をしましょう。断熱カーテンを使用したり窓に断熱シートを貼ったりする方法なら誰でも簡単にできおすすめです。

 

ドアや窓の隙間を埋める方法も断熱性能アップに効果的です。テープやストッパー、パネルなどで隙間を埋めると暖房効果アップにもつながるので、ぜひ検討してみてください。

部屋の大きさに合わせたエアコンのサイズ選ぶ

高気密高断熱の家のエアコンはふつうよりも「小さい能力」を選択しましょう。

 

エアコンを買うときは畳数(〇畳用)を見て買いますが、部屋の広さ通りのものを購入してしまうと能力が大きいためエアコンは冷えすぎてしまいますし、反対に性能が小さいエアコンは涼しくなりにくいです。

 

無駄に電気代がかかり過ぎてしまうので、高気密高断熱住宅では畳数よりも小さい性能のエアコンを選ぶようにしましょう。

エアコンを自動運転にする

高気密高断熱住宅ではエアコンを自動運転にしましょう。自動運転に設定すると室温や屋外の温度に応じて冷房・暖房・除湿などのモードを切り替えたり、風量を調整したりしてくれたり便利な機能です。

 

自動運転は消費電力を押さえられるので電気代節約にもつながります。弱運転でエアコンを稼働したほうが部屋も冷えすぎないので健康面にもおすすめです。

定期的にフィルターを掃除する

エアコンのフィルターを掃除しないまま稼働し続けると汚れが溜まります。汚れが溜まると冷暖房の効きが悪く無駄に稼働してしまい電気代が高くなりやすいです。

 

さらに、エアコン内に汚れがあるとカビの繁殖が進みやすく、アレルギーやハウスシック症候群の元であるカビの胞子が室内の空気中に放出されてしまいます。

 

カビの胞子が含まれた空気を人が吸い込むことで、喘息や鼻炎といったアレルギー症状が生じてしまい健康に悪影響を及ぼしてしまうのです。

 

ニオイや健康被害を防ぐためにもエアコンのフィルターを定期的に掃除をしましょう。

エアコンのつけっぱなしでよくある疑問

エアコンとソファの画像

これから家を建てる方であれば新居にはエアコンの設置を検討している方も多いでしょう。今まで住んできたアパートやマンションでエアコンがついていない方は、エアコンについてわからないことが多いですよね。

以下では高気密高断熱住宅でのエアコンの設置でよくある質問をまとめたので参考にしてみてください。

高気密高断熱住宅はエアコン1台あれば足りる?

2階建ての高気密高断熱住宅の場合、エアコン1台で冷暖房をまかなうのは難しいです。

 

空気の特性上、冷たい空気は下に移動しやすく温かい空気は上に上がりやすいので、1階・2階どちらかにエアコンを設置した場合には下記のような状態になってしまいます。

 

●1階だけエアコンを設置
⇒冷たい空気が2階に上がることは不可能なので、夏は2階が冷やせない。

 

●2階だけエアコンを設置
⇒温かい空気が1階に降りることは不可能なので、冬は1階が暖められない。

 

上記のような観点から考えると1階と2階それぞれに1台ずつエアコンを設置するのがおすすめです。

エアコンのつけっぱなしは故障しない?

エアコンを「1日24時間運転」にする負担が大きそうですが、つけっぱなしがダイレクトに故障につながる傾向は多くありません。

 

エアコンの故障の原因の多くは「ほこり」です。

 

ほこりがあるとエアコンが無理に稼働しようとするので、余計な負荷がかかり故障してしまいます。

 

夏や冬の終わりごろにはエアコンの掃除をして、故障の原因である「ほこり」を取り除いてエアコンの寿命を延ばしていきましょう。

エアコンのつけっぱなしで火事になることはない?

エアコンのつけっぱなしによって火事になる可能性は高くありません。

 

エアコンの室内機と室外機ともにセンサーが付いており、異常や不具合を感知すると運転を停止するように設計されているので異常を感知したら運転が自動で停止します。

 

火事の恐れよりも生じる可能性が高いのが「ほこり」による故障です。

 

稼働時間が長くなるほどエアコン本体に汚れやほこりがたまりやすく、その状態で使用を続けていると負荷がかかり正常に動作できなくなるうえ寿命が縮まってしまいます。

 

エアコンは家の中でも重要な設備であり、コストもそれなりにかかります。長年使い続けていくためにも定期的な掃除やメンテナンスは欠かさず行いましょう。

エアコンを効率よく使ってコスパよく暮らそう!

高気密高断熱住宅

高気密高断熱住宅は気密性が高い構造であることから外気温の影響を受けにくく、エアコンを稼働することで室内の温度を快適に保ちやすいですが、家の構造やエアコンの効率的な使い方を知っておくことが大切です。

 

効率よく部屋を過ごしやすい温度にできると電気代が抑えられますし、体の健康面でもいい影響をもたらしてくれるのです。今回ご紹介した高気密高断熱住宅のエアコンの使い方を参考にして、省エネ生活を送りましょう!

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