名古屋の工務店として注文住宅の相談は体感型モデルハウスがある丸協。名古屋のスノーピーク代理店として心地よさとスノーピークの遊び心を併せ持つ提案をしています。 

見学会を終えて・・・江南市高気密高断熱住宅

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先日、江南市に完成したお家で完成見学会が行われました。事前申し込みの予約制で、1家族様1時間でしたが、土日両日満員で多くのご来場のお客様にたくさん意見を頂きました。ありがとうございました。

 

駐車場の交通整備をしていると、お隣のお家の方がBBQを始められて、七輪で焼かれたトントロの香りに誘惑されっぱなしでした。(よだれ)

その考えが顔に出てしまっていたのか、お隣のお家の方が気さくに話して下さり、よくよく聞いていると私が入社する前にエンズホームでお家を建てられたOBさんでした。OBさんとあれだけ気さくに会話する先輩って建築以外でも信用を得ているのかな?とも感じ不思議な感じがしました。

縁の繋がりを感じながらもOBさん家族がお家を遊びつくして使われているように、完成したお家にも同じような将来が来たらいいなぁとしみじみと感じてしまいました。

 

さて、見学会が行われたお家について書いていこうと思います。

お住まいになられる家族は、夫婦+お子様1人の3人家族。

できたお家も大きな吹き抜けを持ったワンルームみたいな室内に仕上がっています。

 

今回の見学会では、この大きな吹き抜けと天井高さを低くするところは低くし、開放的にする場所は開放的にという空間認識の錯覚?を利用して広さを演出し体験して頂く事が大きな注目点でした。

吹き抜けを設ける大きな理由としては、デザインや計画学といった意匠的な考えから「1階と2階を分断したくない・・・」や「リビングは開放的なところがいい・・・」といったことが言えます。

 

ですが、吹き抜けを設けることで、温熱的な観点からも大きな変化が生まれています。

 

まず、メリットとして、お家全体に空気が循環しやすいことが言えます。理屈は単純で、1階と2階を分断する床面、または天井面が少ない程、空気の通り道が広くなるという考え方です。

次にデメリット(夏)として、熱気が2階へ集まってしまうことです。

写真(上)のように大きな開口から取り込む日射によって暖められた空気は上へ上へと昇っていきます。理屈は、空気の温度と重さ(密度)は比例していて、冷たくなるほど重たくなっていきます。

階段を上がる上昇運動に加えて2階に溜まったムッとした空気の体感はたまらなく不快な感覚です。

今回の見学会は、1階のエアコンを冷房26℃設定+サーキュレータ1台の運転で室内温度を調整しました。

サーキュレーターは首が横にも縦にも可動する事ができ、3D的な自動運転ができるものを使用しました。なぜ、使用するかというと、1階のエアコンから出る冷気を2階へ循環させるのが目的です。

 

温度測定の結果、1階26.4℃、2階27.0℃と約0.6℃の違いでした。体感としても階段を上がった後のムッとした感覚を感じることもなかったです。まだ深くは理解できてませんが先輩曰くHEAT20のG1レベルだそうです。

 

上下階にエアコン1台ずつ、各室エアコン完備とエアコンの台数を増やさずとも、エアコン1台+αで室内温度が調整できました。意外にもサーキュレーターの効果が絶大でした。

 

ご来場頂いた方々には、実際に目で見てもらい、体験してもらったうえでの率直な意見・質問・感想を多く頂きました。その1つ1つにわかりやすく丁寧に答える先輩の姿を見て、普段は冗談の多い先輩ですが、仕事になるとあれだけの知識量で理路整然と説明できる姿に、自分としてももっと知識を蓄え、それを設計に反映していきたいと思います!

 

大学院を含め6年の学生生活の中で勉強した建築とはまた違う分野の建築の世界がある事に、ワクワクしてきました!

 

 

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