家を建てるというのは本当に大きな決断です。昔から夢だった、、、と語るお客様もいます。だから絶対失敗しないように人生のすべてを賭けて全力で臨みます!
この考え方、実はかなり危ないです。。。
なぜ危ないか?
自分の家だから理想を追い求め、色んな情報を色々な情報ソースから集められるだけ集めますよね?その集めた情報を相手にわかってもらおう(わからそう)と思い伝えます。相手に伝える事自体は全然悪くない(もしくは必要な事)ですが、問題はその情報の集め方です。
過去にこんな例がありました。。。
こんな家にしたいんです~と持ってこられた色々な写真は。。。どれもこれも鉄骨や鉄筋コンクリート造のかなりスパンの飛んだ(柱と柱の間隔が広い)写真。簡単に説明するとホテルのロビーの様な。。。木造には不可能と言っても良い感じのものでした。
また材料や建材などネットの情報は 点 についての説明を誇大にしていたりして、 線や面 での説明がないのが殆どです。
そして最近、この「点」の情報だけで決めてしまって後悔しやすいのが、LDKを一体にしたり、リビング階段や吹き抜けで空間をつなげたりする「仕切りのない家」です。写真映えする開放的な間取りですが、寒さ・音・におい・収納など、住んでみて初めて気づく後悔も多い間取りでもあります。
情熱が燃え上がってから、他人に消されるのは面白くないと思いますので、まずは間取りの基本?失敗した例?を参考に、人のふり見て我がふり直すみたいな感じで。。。この記事では、仕切りのない家でよくある後悔と対策、そしてリビング・玄関・キッチンなど場所別の失敗談と間取りのアイディアをまとめました。ぜひ最後までご覧ください。
※この記事は2026年9月に内容を加筆・更新しました。
新築したのに間取りで後悔する人は残念ながら、、、多いです

「夢だった新築注文住宅が完成!やっと引越して新生活を始めたぞー!」という状況から一転、「こんなはずじゃなかった」と嘆きの声をあげる方もいるようです。。。これ本当に残念な話です。。。
構造的な事や温熱的な事に加えデザイン性の事等、色んな面で後悔の無いようにしたいです。
良い家を作りたい!その一心でプランニングから注文住宅を作る立場としては「大満足!」「これが欲しかったんだよ~」「家にいる事が一番好きな時間になりそう!」って言って欲しいんですよ(笑)
どうして失敗しちゃうのかな?と考えた時、「新築一戸建てで失敗しないポイント」があるなと思ったんです。
というわけで、まずは検索でもご相談でも特に多い「仕切りのない家」の後悔から見ていき、その後に場所別の後悔しないためのアイディアをまとめてみます。
仕切りのない家(オープンな間取り)は後悔する?よくある後悔と対策
「仕切りのない家」と聞いて、どんな間取りをイメージされるでしょうか。
代表的なのは、リビング・ダイニング・キッチンを壁で区切らず一つの大空間にしたLDK、階段をリビングの中に置くリビング階段、1階と2階を縦につなげる吹き抜け、廊下やドアを減らして部屋同士を直接つなげる間取り、リビング続きの和室などです。最近の注文住宅では、この「仕切りのない家」がすっかり主流になった感があります。
メリットははっきりしています。実際の面積以上に広く感じる開放感、家のどこにいても家族の気配が伝わる安心感、窓からの光や風が家全体に届く明るさ。廊下が減る分、同じ延床面積でも部屋を広く取れるという面積効率の良さもあります。
ただし、仕切りがないということは、良いものも悪いものも家中に広がりやすいということでもあります。暖かさも寒さも、明るさも、音もにおいも、来客の視線も、です。ここでは、仕切りのない家で実際に多い後悔を5つに分けて、対策と一緒にお伝えします。
後悔①:冷暖房が効きにくい・冬は寒くて夏は暑い
仕切りのない家の後悔で、まず一番多いのが温度の話です。
部屋を壁とドアで区切った家なら「今使っている部屋だけ」を暖めたり冷やしたりできますが、仕切りのない家は暖める・冷やす空気の量がそのまま大きくなります。空間が大きいほど、断熱・気密の性能差が「寒い・暑い」の体感にそのまま出てしまうのです。
性能が十分でない家で仕切りだけをなくしてしまうと、暖房をつけているのに足元が冷える、2階の冷たい空気が階段を伝って下りてくる、暖かい空気は吹き抜けの上へ逃げて1階が寒い、夏は2階に熱気がこもる、といった後悔につながりやすくなります。
対策は、間取りよりも先に家そのものの断熱(壁・床・屋根・窓から熱が逃げるのを抑える性能)と気密(家のすき間を減らして空気の出入りを抑える性能)を優先すること。仕切りのない家にするなら、断熱・気密の性能は「あれば良い」ではなく「大前提」です。性能が十分に確保できていれば、大空間でもエアコン1台で家全体の温度を保てるケースもあります。
プランの段階で温熱シミュレーション(間取りと性能から、部屋ごとの温度や冷暖房費を予測する計算)をして、「この間取りでこの性能なら冬にどのくらいの室温になるのか」を確かめておくと安心です。そもそもなぜ高気密な家にするのか、その理由はこちらの記事にまとめています。
後悔②:テレビの音・料理のにおいが家中に広がる
仕切りのない家では、音とにおいも仕切られません。
リビングのテレビの音、キッチンの調理音や食洗機の音、来客の話し声、お子さまの遊ぶ声が、リビング階段や吹き抜けを通ってそのまま2階の個室まで届きます。夜勤明けで日中に眠りたい方、受験勉強中のお子さま、在宅勤務でオンライン会議をする方がいるご家庭では、この「音が逃げない」ことが後悔の種になりがちです。
においも同じです。焼き魚や焼肉のにおいが2階の寝室やクローゼットの衣類まで上がっていく、というのは仕切りのない家でよく聞く話です。
対策としては、「静かに過ごしたい部屋」を階段ホールや吹き抜けから離して配置し、その部屋にはきちんとドアを付けること。全部を開け放つのではなく、寝室や書斎など静かさが必要な場所だけはしっかり仕切る、というメリハリが大切です。
キッチンについては、レンジフード(換気扇)の能力と位置を確認する、キッチンを吹き抜けの真下に置かない、必要なら引き戸1枚で区切れるようにしておく、といった計画で、においの広がりはかなり抑えられます。
後悔③:来客時に生活感を隠せない・視線が抜けすぎる
玄関ドアを開けた瞬間にLDKが丸見え。これも仕切りのない家でよくある後悔です。
家族だけなら開放的で気持ち良いのですが、宅配便の受け取りや町内会の集金など、ちょっとした来客のたびに散らかったリビングやキッチンが見えてしまいます。部屋を仕切っていれば「ドアを閉めれば済む」ことが、仕切りのない家では隠す場所そのものがありません。
窓を大きく取った開放的なリビングだと、今度は外からの視線が気になって、結局一日中カーテンを閉めている、、、という本末転倒なケースもあります。
対策は、玄関からリビングへの視線を一度どこかで切ること。壁を1枚立てるだけでなく、格子や背の低い間仕切り、収納を兼ねた壁など、開放感を残しつつ視線だけを止める方法はいくつもあります。
また「見せる場所」と「隠す場所」を最初から分けておき、散らかりやすいものはパントリーや家事室など、来客の目に入らない場所にしまえるようにしておくと、生活感の後悔はぐっと減ります。玄関については、この後の章でも詳しく触れます。
後悔④:壁が少なくて収納と家具の置き場に困る
意外と見落とされがちなのが、「壁がない」=「収納・家具・テレビ・コンセントの居場所がない」ということです。
仕切りをなくすと、その分だけ壁面が減ります。壁面は、テレビを置く場所、ソファの背を当てる場所、本棚や収納家具を置く場所、そしてコンセントやスイッチ、エアコンを取り付ける場所です。図面上では広々として見えても、いざ家具を置こうとすると「ソファをどこに向けるの?」「テレビの壁がない」「コンセントが遠い」となってしまうことがあります。
対策は、図面の段階で、今持っている家具と買う予定の家具のサイズを実際に描き込んでみること。テレビの位置、ソファの位置、ダイニングテーブルの大きさを入れた上で、コンセント・スイッチ・エアコンの位置まで決めていくと、住んでから「壁がない」と気づく後悔を防げます。
収納については、壁面収納に頼れない分、パントリー・ウォークインクローゼット・小屋裏収納など「部屋としての収納」でまとめて確保する考え方が、仕切りのない家には向いています。
後悔⑤:将来「仕切りたくなった」ときに困る
今は家族みんなで一つの空間にいるのが心地良くても、暮らしは変わっていきます。
お子さまが成長して自分の部屋を欲しがる、在宅勤務が増えて仕事用の個室が要る、親御さんとの同居や介護で1階に寝室が必要になる。10年後・20年後には「あの時仕切っておけば」という後悔が出てくる可能性は、どのご家庭にもあります。
後から壁を立てること自体は可能です。ただ、何も想定していない大空間に後から壁を作ると、照明やコンセント、エアコンが片側に寄ってしまったり、窓の位置が中途半端になったり、床や壁紙の補修範囲が広がったりして、費用も見た目も不利になりがちです。
だからこそ最初の設計で、将来仕切る可能性のある場所には、引き戸や可動間仕切り(後から動かせる仕切り壁や建具)を入れられる下地と、照明・コンセント・エアコン用の配線をあらかじめ仕込んでおくことをおすすめします。窓とドアの位置も「仕切った後の2部屋」でそれぞれ成立するように考えておけば、将来の個室化がずっと楽になります。
仕切りのない家で後悔しないコツを一言で言うなら、「仕切らない」のではなく「仕切れる余地を残す」。今の開放感と、将来の変化への備えを両立させる考え方です。
ここからは、リビング・玄関・パントリー・キッチン・ランドリールーム・トイレ・吹き抜け・2階と、場所別に多い後悔と間取りのアイディアを見ていきます。仕切りのない家の話と重なる部分も多いので、あわせてチェックしてみてください。
リビングの間取りは広い方がいい?

まず、プランニングに入る時出てくるワードは【リビング】。リビングは○○畳で~♬って感じで。
確かにリビングは家族団らんの場所。最近は家族との時間を大切に考えて、、、ということでリビングに特に注力してプランを練る方も多くなっています。
手書きで設計プランを作ったとき、土地の広さに対しても、かなり広々したリビングを要望されるケースも。
最近は家族が帰宅した時に、絶対に通る場所をリビングにしたいということで「リビング階段」を希望する方も多いのですが、実はこれがのちに『失敗した、、、』と後悔につながることも多いのです。
リビング階段にするとリビングには吹き抜けができて開放感もありますが、その分冷暖房効率が悪くなるというデメリットがあります。先ほどの「仕切りのない家」の後悔①そのものですね。
他にもリビング階段になっていることで、静かに過ごしたくて2階に作った個室まで1階の音が聞こえてしまうという嘆きも、、、。リビング階段の後悔と対策については、こちらの記事で詳しくまとめています。
間取りのアイディアと考え方ポイント
豪邸のような広々としたリビングには憧れてしまいますよね、、、
失敗談から学ぶとすれば、リビング階段を希望する場合、それでも快適な環境をキープするために断熱・気密性能の高い家にするのがおすすめ。
ポイント
リビングに階段や吹抜けがある場合は、気密断熱性能を考えて(しっかり温熱シミュレーションをして)、2階の部屋の使用用途によって吹抜けやリビング階段の位置と2階の部屋配置を考える
玄関の間取りで気を付ける事
次に玄関。
玄関は出かけるときに靴を履いて出るだけ、なんて思っていませんか?
え?そうじゃないの?
パパ
町内会の会費とか集金に来た時、みられる場所よ?玄関で印象がガラッと変わるのよ~
ママ
来客時に散らかった玄関は恥ずかしいモノです。≪あそこの家は外観は立派でおしゃれだけど、玄関が凄く散らかっててね~≫とか言われたら嫌ですよね?(笑)
そうなんです、玄関は意外と散らかりやすい場所です。傘や子供の小物やベビーカーなど。考えだしたらキリがありません。また収納したいものが多い上にかさばるモノとか結構多いんですよね。。。
また「タイルの色を白くしたら汚れが目立って嫌だ、、、」という声も。
これに関しては黒いタイルでも同じです。目立つ色が変わるだけで。。。車のボディーカラーと同じです。
逆にベビーカーやお子さんの自転車等も置けるように玄関を大きくして正解、というケースもあるので参考にしてみましょう。
間取りのアイディアと考え方ポイント
玄関には靴、傘の他レインコートやベビーカー、ご家庭によってはコートやお子さまの外遊び道具をしまっておけるように収納を大きく取ったほうが便利という場合もあります。
まずはご家族のライフスタイルを思い浮かべて、玄関に物があふれて使いにくい、ということが無いように想定してみましょう。
靴もお子様が大きくなれば大人と同じサイズ感で収納することになりますから、余裕をもって設計したほうが良いかどうか検討が必要です。
玄関は家の顔となる場所です。スッキリきれいにしておきたい、という希望があって、収納も必要であればシューズクロークを設計するほうが良い場合もあります。仕切りのない家で「玄関からリビングが丸見え」を防ぐ意味でも、シューズクロークや玄関収納の壁は視線を切る役目を兼ねてくれます。
ポイント
シューズクロークは出来れば作る。2WAYで出入りが出来ると尚良い。但し仕切り過ぎて小さな個室にならないように考える。壁などで仕切るのではなく柱や目隠し措置や壁の上部を少し開けるなど。
玄関収納の具体的なアイディアは、こちらの記事も参考にしてみてください。
パントリーをわざわざ間取りで考える
パントリーはあれば便利かもしれないけど、、、リビングが広い方が良い、と思って省いてしまうケースも多い気がします。
住み始めて調理器具が増えたり、買い置きをしまう場所がなく、キッチンに物があふれてしまって『パントリーを作っておけばよかった、、、』と後悔するパターンも。。。仕切りのない家でLDKが見渡せる間取りだと、このあふれた物がそのまま来客の目に入ってしまうので、なおさらです。
間取りのアイディアと考え方ポイント
パントリーは絶対に必要、というわけではありません。
物が少ない、基本的には調理器具も必要最低限。買い置きなどもそれほどしないのにパントリーを準備してしまうと今度は逆の失敗談に。
ライフスタイルをしっかり考えて、必要かどうか、必要な場合どのくらいのスペースが必要なのかを考えると失敗しません。
ポイント
今お住まいのキッチン廻り(足元や収納棚の上等)にモノがあふれている方はパントリーがあったほうが良いと思います。キッチンは食事を作りますので、荷物があるとホコリのたまり場になってしまっては不衛生です。個人的にはパントリーと洗面が繋がっているのが便利で好きです。
キッチンの間取り失敗例

キッチンについてプランをたてるとき、「作業しやすいように広いキッチンが欲しい」ということは多くのお客様が希望されます。
実際に生活を始めてみて「失敗だった、、、」と感じる方が多いキッチンの特徴は「広すぎる・(夏場)調理中暑すぎる・通路が狭すぎた・ごみ箱や収納スペースが不足」などです。
これを踏まえてどんな風に間取りを考えるか見てみましょう。
間取りのアイディアと考え方ポイント
キッチンで最もおすすめする優先ポイントはズバリ、、、「使う人にあった動線」です。
広すぎて無駄な動きが多かったり、逆に動きにくく感じるほど通路が狭いと、毎日1日に数回立つ場所なのでストレスも大きいです。
また作業がしやすいように、どこに何を置きたいか、どのくらい収納しておきたいものがあるのか、実際に動くときを想定しながらプランをたてると失敗しないです。個人的には右利きの方はコンロの右側にシンクがあったほうが調理しやすいと思います。
これと合わせて、コンセントの数もしっかり確認するのも重要です。キッチンは家電も多く、常につないでおく器具のほかにも臨時で使いたい時もあります。仕切りのない家では壁面が少ない分、コンセントの位置はなおさら計画的に決めておきたいところです。
キッチンのコンセントの数と位置については、こちらの記事で詳しく書いています↓
ランドリールームの間取り

ランドリールームはファミリースペース、、、と考えてしまうと、来客時に「入ってほしくないー」なんていう気持ちになってしまうかも。。。
失敗談として多いのが「収納スペースが足りない、収納を設置するだけのスペースもない」というのが多いようです。
バスタオルやフェイスタオルを置いたり、中には下着もここでまとめて収納する方もいます。ライフスタイルに合わせた設計が大切です。言い方は乱暴ですが、奥行き50センチの棚板を2段作っておけば何とかなります(笑)
へ~2段あればなんとかなるんだ~。
パパ
確かにそうかも、フェイスタオルや下着で1段、バスタオルでもう一段、一番下のスペースは掃除機やコロコロとか置けるし!。
ママ
間取りのアイディアと考え方ポイント
ランドリールームはあまり広くとる必要はないかも、、、と考えがちですが、実際には入浴時に脱衣して、お風呂から出たら着替え、スキンケア、出勤やお出かけ時の準備をする場所にもなります。
どのくらい置くものがあるか、もしくは新築を機会にどんな風にランドリールームを使えば便利・快適になるか考えてみましょう。
それが出来たら苦労せんよ。。。
パパ
棚があればなんとかなるかも。
ママ
収納に関しては作り付けだけでなく、DIYでぴったりのものを作って設置するということもできますね。
一番人が集まりやすい朝や入浴時のことを想定してプランニングするのがおすすめです。
ポイント
・ランドリールームはプライベートな空間と意識し、来客時に入られないように手洗い器はトイレ付近、もしくはトイレ内に手洗い器を付ける。
・ドライヤー等を引っ掛けるフックはDIYで作ってみる。
トイレの間取りで気を付ける事

トイレは家族が毎日、来客時にも使われる場所。一番使用頻度が多いと言っても過言ではありません。
よく問題になるのが「トイレのある場所」です。。。例えば「リビングに近すぎて用を足す音が聞こえてしまう」とか、「玄関から見える位置で来客があると恥ずかしい」「寝室の隣に作ったら水を流す音で起きてしまう」などです。仕切りのない家は音が広がりやすい分、トイレの位置はより慎重に考えたいところです。
トイレ設置場所以外での成功例は、「収納をしっかり作っておいたから、トイレで使うものがストレスなく収納できてよかった」というもので、小さくても良いので収納を考えておきたい場所です。
間取りのアイディアと考え方ポイント
ストックしておきたいものの収納スペースはどうするか?も考えつつ、トイレの設置場所を検討しましょう。
2階建てなら1階と2階に一つずつトイレを、と勧められますが、トイレ掃除のこともあるので必ずしも必要ではないということも含めて検討するのがおすすめ。子供さんが6歳未満ならワンフロアに1つトイレがあると夜便利かもしれません。
音が漏れるかも?ということも踏まえて、設置場所を検討してみましょう。
失敗談でも多いのが設置場所です。リビング・玄関・寝室の近くにトイレを置く場合は、内壁でも断熱材を入れるとか、ちょっと工夫が必要かもしれません。。。
吹き抜けで後悔した間取りの共通点
吹き抜けは開放感もあり、空間の広がりも感じられて実際より広く感じられる、というメリットがあります。仕切りのない家の代表格と言ってもいいでしょう。
ただ、特に冬場の失敗談も多い場所で「リビングに吹き抜けを作ったら暖房効率が悪いし、冬場が寒い」という方が多いのが現実。。。
打開策となるアイディアや考え方もあるのでチェックしてみてください。
間取りのアイディアと考え方ポイント
リビングが寒いのは辛い。。。ですよね?
でもリビングに吹き抜けが欲しい。そんな時には断熱・気密性の高い住宅にする事が大前提!
そのためのコストは多少かかりますが、気密性・断熱性能(窓を含め)を高めると、無駄にエアコンなど使う必要性もなくなりますし、コールドドラフトと言って(冷え切った窓ガラスからの冷気の降下現象)も抑えられます。
やみくもに、憧れだけで吹抜けを作るのは 要注意です!
もっと言うと、高断熱高気密住宅でなければ吹抜けは作らない方が良いです。
2階の間取りは慎重に

「2階からの方が景色が良い、、、1階にリビングを作ったけど反対にするんだった、、、」という例もあります。
これ本当にもったいないですよね、、、。他には子供部屋を2階に作ったら帰宅してそのまま上がってしまうので、気が付いたら居た、なんていう寂しいこともあるようなので1階・2階の間取り分けは要検討課題といえそうです。。。
間取りのアイディアと考え方ポイント
まずは家の周辺の立地、環境を見てみましょう。
見晴らしがよいのはどこか、リビングでどんな景色を眺めたいのか、など重要なポイントです。
1階からは景色はのぞめないけど2階は最高、なんていう場合にはリビングを2階にした方が快適な場合もありますが、ただそれだけで2階にリビングを持ってくると、歳をとってからもずっと2階に上がらなければならないので、階段の幅を広めに、一段の高さを低めにする、勾配を緩やかにする等、対策をしておいた方が良いです。
仕切りのない家・間取りの後悔に関するよくある質問
最後に、仕切りのない家や間取りの後悔について、よくいただく質問にお答えします。
Q.仕切りのない家は寒いですか?
A.家そのものの断熱・気密の性能次第です。性能が十分でない家で仕切りをなくすと、暖める空気の量が増える分だけ寒さを感じやすくなります。逆に性能がしっかりしていれば、大空間でもエアコン1台で家全体の温度を保てるケースもあります。詳しくは本文の「後悔①」をご覧ください。
Q.仕切りのない家の音やにおいは、どう対策すればいいですか?
A.「静かに過ごしたい部屋」を階段ホールや吹き抜けから離し、その部屋にはドアを付けることが基本です。においはレンジフードの能力と位置、キッチンを吹き抜けの真下に置かない計画、必要なら引き戸1枚で区切れるようにしておくことで広がりを抑えられます。全部を開け放つのではなく、仕切る場所と仕切らない場所のメリハリが大切です。
Q.後から間仕切りを付けることはできますか?
A.可能ですが、最初から想定しておいた方が費用も見た目も有利です。何も想定していない大空間に後から壁を立てると、照明・コンセント・エアコンの位置や窓の位置が中途半端になり、補修の範囲も広がりがちです。将来仕切る可能性のある場所には、引き戸や可動間仕切り用の下地と配線を先に仕込んでおくことをおすすめします。
Q.リビング階段と吹き抜けは、両方やめた方がいいですか?
A.一概にやめた方がいいとは言えません。家の性能と使い方次第です。高断熱高気密の家であれば、リビング階段や吹き抜けの開放感を楽しみながら冬も暖かく過ごすことは十分可能です。ただし性能が伴わないのに憧れだけで作るのは要注意で、その場合は吹き抜けは作らない方が良い、というのが実務者としての正直なところです。
まとめ:間取りで失敗しないために「人のふり見て我がふりなおせ」

間取りは本当に悩ましいポイントが多くて、実際に家を建てよう、と打合せさせて頂いているお客様も1度や2度の打ち合わせで決まることはありません。
特に仕切りのない家は、写真では一番魅力的に見えて、住んでからの後悔も出やすい間取りです。断熱・気密の性能を大前提にして、音・におい・視線・収納を先回りして考え、将来仕切れる余地を残しておく。仕切りのない家で後悔しないためにお伝えしたかったのは、この一点に尽きます。
考えをまとめる為におすすめなのは、家の間取りを手書きでよいので設計してみる事。
その為のコツはこちらのブログ↓
ご家族の希望を聞き出し、また毎日の生活も思い起こしながら、無駄なストレスになってしまうようなことが無いように要望を書き出すことから始めてみましょう。
要望が書き出せたら、今度はここで紹介してきたような先輩方の失敗談・成功談もチェックしながら検討してみる。
そうすることでより快適な家づくりに一歩前進。近づきます。
仕切りのない家の開放感と冬の暖かさが本当に両立するのかは、図面よりも実際の建物で体感するのが一番です。愛知県小牧市のモデルハウスで、高気密高断熱の家の空気感をぜひ確かめてみてください。
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ある程度自分の要望が見えてきたところで、今度は設計士にご相談を♪プロの目線でより良い家づくりの為のアドバイスが貰えるはずです。


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