ウォークインクローゼットは人目につかない空間だから、ちょっと派手な色や柄の壁紙で冒険したい!と思う方も多いですが、失敗した時のことを考えると勇気が出ないですよね。
ウォークインクローゼットの壁紙(クロス)を失敗しないためには、選ぶ時のポイントがいくつかあります。
今回は、数多くの家づくりを手掛けてきた住宅のプロが、施工事例の写真も交えながら失敗しない壁紙の選び方を紹介します。当記事を読むと、住まいづくりがさらに楽しくなりますよ!ぜひ最後までご覧ください。
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◆今回はこんな方の為に書いています。
⇒ウォークインクローゼットの壁紙・貼り分けを考えている方へ
⇒壁紙やアクセントクロスの失敗を避けたい方へ
◆今回の記事を読むとこんな事がわかります。
⇒失敗しない壁紙・アクセントクロスの選び方
⇒実例から学ぶ貼り分けのコツ
ウォークインクローゼットの壁紙でよくある4つの失敗

ウォークインクローゼットとは、人が中に入れる大きさのクローゼットのことです。衣類だけでなく帽子やバッグ、季節家電までまとめて収納できる便利な空間ですが、広さ・設置場所・照明・扉の有無など、壁紙以外にも決めることがたくさんあります。
種類ごとの特徴や必要な広さ、壁紙以外の失敗点と対策は、こちらの2記事で詳しく解説しています。
寝室とウォークインクローゼットの位置関係で悩んでいる方には、実際のご夫婦のアンケートをもとにした「夫婦別室は正解?!離婚率は?」の記事もあります。(あまり大きな声では言えませんが、、、笑)
さて、本題の壁紙です。リビングなどお客様が来るお部屋とは違い、ウォークインクローゼットは家族しか入る機会がありません。
そのため、他の部屋より色や柄を派手にしたものを選ぶと、次のような「失敗した!」という声をよく聞きます。
- ウォークインクローゼットだけ違う壁紙にしたら統一感が無い!
- 雰囲気が子供っぽくて失敗したかも
- 重厚感がテーマなのにチープな印象になって後悔
- 鏡にアクセントクロスが映って気になる
レンガや石といったフェイク柄の壁紙は人気ですが、チープな印象になりがちです。小さなお子様がいらっしゃる場合は可愛い柄を選ぶ方が多いですが、10年後・20年後を考えると飽きてしまうケースもあります。
意外と見落としがちなのが、鏡への映り込みです。ウォークインクローゼットに全身鏡を置くと、アクセントクロスが鏡に映り込んで、服の色やコーディネートが分かりづらくなると感じる方も多いです。
ウォークインクローゼットの壁紙選びを失敗しないポイント

写真は、ハンガーパイプと可動棚を設けた収納内部の施工事例です。白いクロスは服の色が見分けやすく、空間全体が明るく見えます。
以下では、ウォークインクローゼットの空間を生かすためにも、壁紙選びのポイントを紹介します。
ウォークインクローゼットの壁紙の色を失敗しないコツ
色のイメージと、どのような雰囲気の空間にしたいかを決めてから選びましょう。ウォークインクローゼットの壁紙の色は、雰囲気を他の部屋に合わせると統一感があります。
何色にするか迷ったときは、次のような色別の特徴が目安になります。
- 白・アイボリー系:定番。服の色が見分けやすく、空間が明るく広く見える
- グレージュ・ベージュ系:汚れが目立ちにくく、落ち着いた雰囲気になる
- 紺・グレー系:ホテルライクな高級感。狭い空間だと暗く感じることも
もしも、他の部屋より明るめや濃いめの色を取り入れたい場合は、壁の一面だけに取り入れてアクセントクロスとして活用する方法もあるので参考にしてみてください。
壁紙の色を決めるときに方角や風水が気になる方は、こちらの記事も参考になります。
大きめの壁紙のサンプルを取り寄せ失敗を防ぐ
サンプルで見る壁紙は小さいサイズのため、「これがいいな」と思い選んでみても、実際の壁をみると思っていたのと違う、、、と感じることがあります。
色だけでなく質感や光沢感といったことを確認するためにも、気になる壁紙があったら大きめの壁紙を取り寄せてみることをおすすめします。
壁紙は光があたりすぎると失敗に感じることも
光が当たりすぎる位置だと、日光で壁紙が色褪せることが考えられます。お気に入りの壁紙にする位置は、太陽が当たらないかどうかを事前に確認しておきましょう。
また、同じ壁紙でも照明の色によって見え方が変わります。オレンジがかった電球色では暖かみのある色に、白っぽい昼白色ではサンプルに近い色に見えやすいです。ウォークインクローゼットに付ける照明の色と合わせて確認しておくと安心です。
壁紙以外で冒険する方法もある!
壁紙だと費用がかかるうえに、張り替えを依頼しなければいけないので手間がかかります。気軽に冒険できないですよね。ですが、壁紙で冒険する方法以外にも、ビビットな色のカーテンやおしゃれな照明で冒険する方法もあります。
壁紙と違い、いつでも取り替えやすいので模様替えが好きな方におすすめです。
最近では、貼ってはがせるタイプの壁紙シール(シート状の粘着壁紙)をDIYで貼る方法もあります。仕上がりや耐久性は職人さんが施工するクロスに及ばない場合もありますが、人目につきにくいウォークインクローゼットなら試しやすい場所と言えるでしょう。
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ウォークインクローゼットのアクセントクロス・壁紙の実例を紹介!
ここからは、施工事例の写真やイメージ写真を交えながら、おしゃれな壁紙・アクセントクロスの実例を紹介します。壁紙選びの参考にしてみてください。
アクセントとなる壁紙を1面だけにすると失敗しにくい

写真はパントリー(キッチン横の食品収納)の施工事例ですが、濃紺の花柄クロスを正面の1面だけに使い、木の可動棚と組み合わせています。ウォークインクローゼットのアクセントクロスにも、そのまま応用できる考え方です。
アクセントクロスを全面にするのは勇気がいりますよね。そんな時は、壁の一面だけにしてみてはどうでしょうか?圧迫感を少なくできるうえに、ワンランクアップした雰囲気になります。
柄物の壁紙は収納の内側なら冒険しやすい

同じパントリーをキッチン側から見た写真です。収納の内側に貼った柄物クロスは、普段は部屋の印象を邪魔せず、扉や壁の向こうにチラッと見えるのが魅力です。
一方で、開けたままにすることが多い収納では、部屋側からどう見えるかもセットで考えると失敗しにくくなります。リビングから見える位置なら、お部屋のインテリアと色味を合わせておくと統一感が保てます。
「部屋はシンプルに、収納の中だけ大胆に」という貼り分けは、クローゼットの中の壁紙で個性を楽しみたい方にぴったりの方法と言えるでしょう。
壁だけでなく床や天井も統一する方法もおすすめ

濃い色で落ち着いた雰囲気が出るダークカラーの壁紙は、床や天井も同じものを使用すると重厚感のある部屋になり、一気におしゃれな空間になります。
ダークカラーの壁紙を部屋全面にする場合は、コンセントのプレート(カバー)も落ち着いた色にすると統一感が出ます。
フェイク柄の壁紙は範囲と色味を上手に選ぶと失敗しにくい

レンガやコンクリートといったフェイク柄の壁紙はお洒落ですが、材質によってはチープな印象に感じる場合もあります。
フェイク柄を選ぶ際は、狭い範囲に使うことと色味を落ち着いたものにするといいでしょう。
意外と失敗しやすい?柄や色味が控えめな壁紙選びのポイント

白背景に薄い色でデザインされた柄は、アクセントにならなくて失敗したと感じる方もいます。色味や柄は、太陽の当たり方によっては見え方が違うので気をつける必要があります。
サンプルを見て迷った際は、大きめサイズで事前に確認しておきましょう。同系色の「濃いめ系」と「淡い系」の色を取り寄せて、実際に壁に貼ってみて遠目で確認することをおすすめします。
ウォークインクローゼットの湿気・カビ対策と機能性壁紙

多くの洋服やアイテムを収納するウォークインクローゼットには、次のようなデメリットもあります。色や柄選びに目がいきがちですが、住みやすい家づくりには大切なポイントなのでチェックしておきましょう。
- 湿気が溜まりやすい
- 独特なにおいがする
衣類や布団は1度使うと、洗濯しても汗などの水分を含んでいるため、ウォークインクローゼット内に湿気がたまりやすくなります。
さらに、洋服や物を詰め込みすぎることも風通しが悪くなることから湿気がたまる原因です。湿気を放置しているとカビが発生する可能性があります。せっかく建てた家にカビが発生してしまうと、独特なにおいがする他に、アレルギーやシックハウス症候群といった身体にも影響を及ぼします。
なお、2003年以降に建てられた新築住宅には、シックハウス対策として24時間換気システム(家中の空気を機械で少しずつ入れ替え続ける設備)が建築基準法で義務付けられています。ただ、収納の扉を閉め切ったままモノを詰め込むと、空気の通り道がふさがれて、換気が収納の中まで届きにくくなります。
※換気設備に関する記載は2026年8月時点の制度情報です。
隙間の少ない高気密の家は空気の流れを計画しやすく、収納の中の湿気やにおいもこもりにくくできます。壁紙選びと合わせて、家全体の気密・換気計画にも目を向けてみてください。
カビやにおいを防ぐためにも、洋服はよく乾かす・収納しすぎない・定期的に換気をすることが大切です。家を建てる際に、湿度を調整してくれる吸放湿の機能や防カビタイプの壁紙を選んで対策する方法もあります。ぜひ、吸放湿や防カビ、消臭、抗菌機能を持つ壁紙をサンプルで探してみてくださいね!
ウォークインクローゼットのカビの原因と湿気対策は、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
ウォークインクローゼットの壁紙のよくある質問
最後に、ウォークインクローゼットの壁紙選びでよくいただく質問をまとめました。
Q1.ウォークインクローゼットの壁紙は何色がおすすめですか?
迷ったら、白やアイボリーなどの明るい色がおすすめです。服の色が見分けやすく、空間も明るく見えます。
個性を出したい場合は、壁の1面だけ好きな色のアクセントクロスにすると失敗しにくいです。
Q2.アクセントクロスはどの面に貼るのがいいですか?
入口から見て正面にあたる壁が定番です。扉を開けた時に一番目に入るため、少ない面積でも効果的です。
鏡に映り込む面や、ハンガーに掛けた洋服でほとんど隠れてしまう面は避けると、費用が無駄になりません。
Q3.量産品クロスと1000番クロスの違いは何ですか?
量産品クロス(スタンダードクロス)は、色柄の種類を絞ることで価格を抑えた普及グレードの壁紙です。1000番クロス(1000番台クロス)は、デザインや消臭・吸放湿といった機能のバリエーションが豊富なグレードで、そのぶん割高になりやすいです。
人目につきにくいウォークインクローゼットは量産品でコストを抑えて、アクセントの1面だけ1000番台にするなど、メリハリをつける方法もおすすめです。
Q4.壁紙はあとから貼り替えできますか?
できます。壁紙の貼り替えはリフォームの中でも一般的な工事です。ただし、棚やハンガーパイプを外す手間がかかる場合があります。
新築時は飽きのこない色で仕上げておき、気分を変えたくなったら貼り替えや壁紙シールで冒険する、という考え方も1つの方法です。
まとめ

ウォークインクローゼットの壁紙選びは冒険しやすいですが、実際に住んでみることを考えると悩んでしまいますよね。
色味や柄に目がいきがちですが、ウォークインクローゼットのデメリットを把握しておくことで、吸放湿や防カビ、消臭、抗菌機能といった壁紙を選ぶ選択肢も広がります。
アクセントクロスで冒険したい場合も、1面だけに使う・収納の内側で楽しむ・大きめのサンプルで確認する、といったポイントを押さえておけば失敗しにくくなります。10年後・20年後も「この壁紙にしてよかった」と思える、後悔しない壁紙選びをしていきましょう。
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住宅づくりはワクワクする気持ちもある一方で、大きな買い物なので後悔したくないですよね。何から手をつけたらいいか分からない方も多いです。
ウォークインクローゼットの壁紙のような細かい部分も、ご要望や生活スタイルに合わせて1つずつ検討していくと、ご家族全員が納得できるお家に近づきます。
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